やあ、いちもくだよ。
我が家には小5と小3の娘がいるんだけど、2人共休日は友達と遊びに出かけることが増えてきたんだ。
友達と遊びに行くと、一緒におやつを買ったり、ゲームをすることもあるみたいなんだよね。
そんなときは全て、お小遣いの範囲内で買うようにしてもらっているよ。
我が家では、子どもの金銭感覚を養うために、娘が幼い頃から続けてきたことがいくつかあるんだ。
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お金に対する考え方

金銭感覚は、誰かが教えたり、自分で経験しないと身につかないと僕は思っているよ。
だから僕の娘には、お金には入口と出口があるということを、感覚的に理解してもらえる機会を意識的に設けてきたんだ。
お小遣いを渡し始めたタイミング

娘2人にお小遣いを渡し始めたのは、長女が小学2年生、次女が小学1年生になったタイミングから。
娘が小学生になったから、お小遣いを渡し始めたわけではないんだよね。
「そろそろお小遣いを渡し始めてもいいのかな?」と思ったのは、娘が物を欲しがり始めたからなんだ。
たまたま娘は、小学2年生・1年生のタイミングで、いろんな物を欲しがり始めたんだよね。
子どもが「何か欲しい」と主張できるようになったタイミングに、お金の価値や意味を理解してもらおうと思ったから、お小遣いを渡すようにしてみたんだ。
お小遣いの金額

2人の娘には、年齢によってお小遣いの金額を変えることはしなかったんだ。
お小遣いの金額は、月によって違っているよ。
1000円近いお小遣いを渡す月もあれば、300円くらいになる月もあるんだ。
毎月定額のお小遣いを渡すというのは、サラリーマン的な金銭感覚を養うのには最適だと思うよ。
僕の場合は、「人を喜ばせた」「人に感謝された」という具体的な行動に対して、決まった金額のお小遣いを渡す事にしているんだ。
毎週末に家族で夕食を食べながら、今週は人に喜んでもらったり感謝されたことが、幾つあったかを聴くようにしているよ。
その時は、どんな方法で喜んでもらったかを必ず聴くようにしているんだ。
家族みんなが、「それは相手も凄く喜んでくれたんじゃないかな」と思えた行動1回につき、100円のお小遣いを渡すようにしてきたよ。
このやり方を数年続けてきたんだけど、凄く良かったと思ってるよ。
子どもは発想が柔軟だから、大人には思いもつかない喜ばせ方を次々と考えるんだよね。
今度、これまでに娘が実践してきた、人を喜ばせるアイデアについて、詳しく記事にしてみるね。
お小遣いを渡す意味

お小遣いの金額や、稼ぐ方法については、僕はあまり重視していないんだ。
お金をどう使ったかということを、大切にしているよ。
僕がお金の教育で大事にしているのは、稼いだり貯めたりする事ではなく、使い方なんだ。
「貯金がいくらになったよ!」
と子どもが言ってきても、ほとんど褒めることはしなかったんだ。
有意義な使い方をしたな、と感じた時に、「お金を上手に使えたね」と褒めるようにしてきたよ。
もしもお金の使い方を失敗したなと感じた時でも、できるだけ叱らないようにしているんだ。
そんな時は、他にどんなお金の使い方があったかを、一緒に考えるようにしているよ。
お小遣い制度を始めて変化したこと
与え過ぎないようになった

お小遣いを渡し始める前は、娘が欲しいというものは予算の範囲内で買い与えていたんだ。
お小遣いを渡し始めてからは、僕が買い与えることはほとんどなくなったよ。
まずはお小遣いで買えるかどうかを、考えさせるようになったんだ。
お小遣いだけで買えないものの場合は、それが本当に必要なものかどうか、いつまでに必要なのかといったことを一緒に考えるようになったよ。
貯金と援助

ゲームソフトのように高額な商品が欲しい場合は、数か月貯金させるようにしているんだ。
ある程度貯金額が貯まったら、残額を補助するようにしているよ。
高額な商品の場合、必要な金額を貯めるまで時間がかかるから、途中で挫折してしまう場合だってあると思うんだよね。
挫折してしまうと「お金を貯めても欲しいものは買えない、お金を貯めることは無駄だ」なんて考えるようになるかもしれないと思ったんだ。
貯金は何のためにするものかということを知ってもらうために、一定期間貯金させて、残りは援助するようにしているよ。
買いたいものについて考えさせるようになった

娘が何か買いたいものがあると言ったら、まず価格を調べるようにアドバイスしているよ。
例えばコーラを買う場合でも、スーパーとコンビニでは価格が違うからね。
それを理解させた上で、買いたい物を独りで買いに行かせるようにしているんだ。
最初はレジでもたついたり、お金が足りなくて泣き出したりしたこともあったけれど、今はそんなことが無くなったよ。
レジに並ぶ前に、合計金額を大まかに暗算して、レジで精算する前に必要な金額を準備するようになったみたいなんだ。
お小遣い帳をつける

娘には、お小遣い帳に金銭の出入りを記録させているんだ。
毎週一緒に内容をチェックしているんだけど、お小遣い帳の残高と、実際の現金残高が1円でも違ったら、その理由が説明できるまで質問し続けているよ。
お小遣い帳には、3つの項目に分けて、それぞれ違う色で記録してもらっているんだ。
自分への消費
お菓子やアーケードゲームなど、その時の欲望を満たすために使ったお金に関する項目
自分への投資
長く使えるおもちゃや文房具、本など、将来の自分に対して使ったお金に関する項目
他人への消費・投資
遊びに行く際、ジュースやお菓子をお土産に買っていく、誕生日プレゼントを買うなど、友達や家族が喜ぶ顔をイメージして使ったお金に関する項目
お金のタブーを経験させる

友達同士で、金銭の貸し借りをするのは良くないことだと言われているよね。
なぜ駄目なのか、子どもには理解できない気がするんだ。
だから僕は、「友達からお金を貸してと言われたら、300円までなら貸してみたらいいよ」と話をしたことがあったよ。
娘はすぐにそんな場面に遭遇したみたいで、友達に200円貸したと言っていたんだ。
友達からは「来月お小遣いを貰ったら返すね」と言われたらしいんだけど、返してもらうまで娘は気が気でならなかったみたいなんだよね。
「もしも返してもらえなかったらどうしよう」
「本当に返してもらえるのかな」
「私だけじゃなくて、他の友達にも同じこと言っているのを聞いたけれど、大丈夫かな」
といった、モヤモヤした気持ちが2週間くらい続いてたみたいなんだ。
結局、200円返してもらえたんだけど
「もう二度と友達にお金は貸さないし、誰からも借りたくない」
って言っていたよ。
こういうのは、実際に体験しないと分からない事だと思うよ。
お金に関する我が家のタブー

我が家では、「お金がない」という言葉を使わないように心がけているんだ。
この「お金がない」という言葉は、場合によっては子供の気持ちを萎縮させてしまう事がある気がするんだよね。
いつも「うちにはお金がないから」という言葉を使っていたら、子どもは本当に必要なものがあった場合でも、なかなか口にすることができない場合もあるかもしれないよね。
それに「お金がない」とか言いつつ、好きなものを好きなだけ買っている親の姿を見た日には、「大人は嘘つきだ」って思われしまうかもしれないしね。
祖父母の金銭感覚

僕と妻の実家の両親には、娘に金銭教育を行っていることを伝えているんだ。
祖父母からしてみたら、孫は可愛いからついお小遣いをあげたり、欲しがっているものを買ってあげたりしがちじゃないかな。
だから僕は、もしも何か買ってあげたいと思うのであれば、習い事の費用を負担してほしいと伝えているんだ。
2人の娘は、それぞれ好きな習い事を1つずつ続けているんだよね。
その費用を負担してもらう方が、僕にとっては助かるし、娘にとっても有意義なお金の使い方になると思うんだ。
まとめ
我が家では、お小遣いの基準を決めて、努力や成果に応じた金額を渡すようにしているよ。
そんなお小遣いの稼ぎ方も大切かもしれないけれど、僕はお小遣いの使い方を重視するようにしているんだ。
お金の入口である「稼ぎ方」も大切だけど、出口である「使い方」は、その人の品格が顕著に表れる気がするんだよね。
だから僕は、娘に渡しているお小遣いを通じて、「お金の使い方」や「お金の出入り」を体験させるようにしているよ。
僕自身、お金の稼ぎ方をテーマにしたブログや本を読むよりも、お金を有意義に使っている記事が書かれているブログや本が大好きなんだ。
特に、本田健さんの著書や
世界的ベストセラーのこの本は、お金の有意義な使い方とはどういう事なのか、考えさせられたんだ。
娘には将来、活きたお金の使い方ができる女性になって欲しいと思っているよ。
じゃ、またね。



