「いただきます」と「ごちそうさま」に込められた、3つの感謝の気持ち

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やあ、いちもくだよ。

僕は営業の仕事をしているんだけど、平日のランチはもっぱら外食なんだ。

今日は取引先の担当者と、喫茶店でランチを食べながら打ち合わせをしていたんだ。

僕たちがランチを食べ終わる頃になって、隣の席に若い女性と小さな女の子がやってきたんだよね。

女の子はパンケーキを注文して、運ばれて来た途端「わあ、すっごく美味しそう、いただきまーす」と嬉しそうに食べ始めたんだ。

とても嬉しそうに「いただきます」と言うのを隣で聞いて、思わずこっちも嬉しくなっちゃったんだ。

僕は料理をつくるのが大好きで、家族や友人に自宅で料理を振る舞うことが多いんだけど、喜んで食べてくれる姿って、見ているこっちも幸せになるんだよね。

大人になると、食事の際に「いただきます」「ごちそうさま」を言う機会が少なくなる気がするんだ。

特に、1人で外食する際なんかは、気恥ずかしくてなかなか言わない人も多いんじゃないかな。

普段気にすることが少ない、「いただきます」「ごちそうさま」という言葉。

僕は、この言葉の語源と意味が大好きなんだ。

 

「いただきます」の語源

「いただきます」の語源は、諸説あると言われているんだ。

一般的には、「いただく」という言葉が語源だと考えられているよ。

「いただく」は、神様にお供えしたものを食べる際や、身分の高い人から何かを受け取る際、一度頭の上(いただき)にかかげたことが由来となってできた言葉なんだ。

時代が経つにつれ「食べる」「もらう」という言葉の謙譲語として「いただく」が使われるようになるんだよね。

やがて食事の前に「いただきます」と言うようになり、食事前のあいさつとして定着したとされているんだ。

 

「いただきます」の意味

食材への感謝の気持ち

肉や魚だけでなく、野菜や果物にもがあるよね。

毎日の食事には、たくさんの生物の命が込められているってことになるんだ。

だから「いただきます」という言葉には「たくさんの食材から命をいただいて、私の命に代えさせていただきます」という意味があるんだ。

この、食材に対する感謝の気持ち、命に対する感謝の気持ちこそ、「いただきます」の言葉が持っている一番大事な意味だよ。

 

人への感謝の気持ち

食事が目の前に運ばれてくるまでに、たくさんの人が関わっているよね。

野菜をつくったり、動物や魚を飼育する人たち。

食材を加工し、流通させる人たち。

食材を調理し、配膳してくれる人たち。

そして、後片付けしてくれる人たち。

たとえば、ハンバーガー1個について考えても、それをつくるために何十人もの人が関わっていることになるよね。

食事に関わってくれた人たちに対する感謝の気持ちも「いただきます」には含まれているんだ。

食事に関わってくれた人たちの中には、それを仕事としている人も多いよね。

農家や漁師、仲卸、料理人なんて人たちは、仕事として関わってくれたわけだからね。

「仕事なんだから、別に感謝する必要がないんじゃないか」と考える人もいるかもしれないけれど、僕はそうは思わないんだ。

感謝に値するプロの技術や経験があるからこそ、見た目が綺麗で美味しい食事がつくられるわけだからね。

そして、その人たちの時間、言い換えれば「命の時間」を頂いたことにもなると思うんだ。

今は、昔ほど食べるものに困る時代ではなくなったから、「いただきますやごちそうさまを強制させないで!」なんて考え方をする人も出てくるんだと思うんだ。

でも、ほんの100年位前までは、食べるものがなくて苦労していた人たちも沢山いたんだよね。

だから、「いただきます」っていう言葉は、食材の「命」と、食事に関わる人たちの「命の時間」を頂いて、自分の「命」に代えさせて頂くという感謝の気持ちが込められた、とっても素敵な言葉なんだと思っているよ。

 

「ごちそうさま」の語源と意味

「ごちそうさま」は、漢字で書くと「御馳走様」

「馳走」は、走り回るという意味なんだ。

昔は、食材を揃えるだけでも大変な作業だったんだ。

ただ走り回るだけでなく、「馳」「走」という2つの文字を重ねて表現するくらいに、食材集めにたくさんの人たちが奔走する必要があったんだよね。

そんな苦労をして集めた食事のことは「馳走」の前に丁寧語の「御」をつけて「御馳走」と呼ばれるようになったとされているよ。

更に、食事を準備をしてくれた人への感謝と敬意を込める形で「様」がつき「御馳走様(ごちそうさま)」が生まれたと言われているんだ。

 

海外の「いただきます」と「ごちそうさま」

外国では、日本の「いただきます」「ごちそうさま」に相当する挨拶があるかどうか、調べてみたんだ。

神に感謝してから、食事をする国はたくさんあるみたいだね。

キリスト教圏の国では、食事前に「アーメン」と神に感謝してから食べ始めることが多いんだ。

イスラム教圏の国になると、神の御名の入った言葉を唱えてから食べ始める地域もあるみたいだよ。

こうしてみると、日本の「いただきます」と「ごちそうさま」は、神というよりも命に感謝する意味合いが強い言葉だと思うんだ。

 

僕が「いただきます」と「ごちそうさま」を大切にしたい理由

「いただきます」と「ごちそうさま」は、簡単に食べ物が手に入る現代は、ありがたみが薄れてきた言葉なのかもしれないね。

でも、僕はずっと大切にしたいと思っている言葉なんだ。

食事の時間は、一緒に過ごす人と楽しい時間を過ごせるよね。

単に空腹を満たすだけでなく、豊かな時を過ごせる食事の時間が、僕は大好きなんだ。

「食材」「人」「自分」それぞれの命に感謝を表す「いただきます」と「ごちそうさま」。

短いけれど、命への感謝が込められた、とっても素敵な言葉だと思うよ。

じゃ、またね。

 

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