こんにちは、いちもくです。
スマホやパソコンでWebサイトを閲覧するのに欠かせない「ブラウザ」。
毎日必ずと言っていいほど、ブラウザを起動しているという人がほとんどではないでしょうか?
でもブラウザの中には、安全性やセキュリティが万全とは言えないものが意外と多いんです。
使い勝手を重視するあまり、セキュリティやプライバシー保護を犠牲にしているブラウザもあるのが現状。
そこで活用したいのが、インターネットの脅威から身を守ることに特化ている安全性の高いブラウザ。
安全性の高いブラウザには、一般的なWebブラウザと同等の基本機能を持ちながら、不正アクセスや情報漏えいを防止するための機能が加えられています。
安全性の高いブラウザを使えば、Webの閲覧履歴などのデータが一時的にはPC・端末内に保存されますが、ブラウザを終了すると同時に、それらのデータが自動的に削除されます。
利用端末上に情報が残らないため、情報漏えいのリスクが低減するのが魅力。
今回は、そんな安全性の高いブラウザの特徴と、おすすめのブラウザを紹介します。
安全性の高いブラウザとは?

安全性の高いブラウザとは、数々のセキュリティ機能を備え、インターネットの脅威から身を守ることに特化したブラウザです。
一般的なWebブラウザと同等の基本機能を持ちながら、不正アクセスや情報漏えいを防止するための機能が加えられています。
一般的なブラウザは、ユーザーが訪れたサイトを記録し、クッキーを保存し、パスワードの保存を求めます。
また、サイトがユーザーの位置情報などの個人情報へアクセスしたり、ポップアップの表示やスクリプトの実行を許可する可能性もあります。
ブラウザのプライバシーやセキュリティをどのように設定するかは、ユーザー側の判断に委ねられているんです。
安全性に優れたブラウザであれば、情報を保護し、匿名性を確保するためのさまざまな機能が用意されています。
おすすめの安全性の高いブラウザ
Tor Browser

匿名性の高さに優れている「Tor Browser」。
サイトから自分の匿名性とプライバシーを守りつつ、悪意のあるトラッキングクッキーを避けるのに最適なブラウザです。
ユーザーのトラフィックは、ユーザーの身元とデバイスをできるだけ匿名の状態に保つように設計された「匿名化ネットワークTor」を経由してインターネットへアクセス。
ウェブサイトに通知されるのは、ユーザのIPアドレスではなくTorの出口サーバーのIPアドレスとなります。
このようにセキュリティレベルは高いのですが、検索速度などの快適性に難があるのが気になるところです。
Brave

Braveは、Windows、macOS、iOS、Androidで利用できるスタンドアローンブラウザ。
Chromiumをベースに構築されているので、Chrome派の人には非常に使いやすいでしょう。
そんなBraveのコンセプトは「プライバシーファースト」。
広告ブロック機能が標準装備されています。
Braveは広告をブロックすると、そこに別の広告を挿入し、挿入した広告からの収益をWebサイト・Brave・広告代理店・ユーザの4者に分配します。
また、広告をブロックすることで高速化を実現し、Chromeの3倍ブラウジングが速くなります。
Firefox Quantum

それなりに長くインターネットを利用している人であれば、Firefoxの名前を聞いたことはあるはず。
2010年には、Firefoxの世界的ブラウザ市場シェアは約31%でした。
しかし11年後の2021年には、11.4%にまで下がっています。
その理由は、スマホの普及でChromeやSafariが台頭してきたから。
とはいえ、現在もFirefoxは非常に安全なブラウザです。
Firefoxの最新版が「Firefox Quantum」。
プライバシー保護を重視したブラウザで、ユーザーのオンライン上での活動を監視することは一切ありません。
サードパーティトラッキングクッキーをブロッックし、ユーザー自身で管理できるようになっています。
Chrome

設定さえちゃんとしておけば、Chromeは非常に安全性の高いブラウザとなります。
- サイトによる追跡を拒否
- サイトに付与される権限を制御
- 特定のサイトをブロック
- ポップアップやスクリプトをブロック
- 部分的または全体的にクッキーをブロック
- 危険なサイトへのアクセス時や安全でないファイルのダウンロード時に警告を表示
- 保存しているパスワードが漏えいした時に通知を受信
といった機能を搭載しているので、安全性に関しては最高レベル。
シークレットモードを使用すれば、セッションごとに履歴やクッキーが保存されなくなります。
頻繁にブラウザの更新も行われており、セキュリティ上の問題が見つかっても短期間で最新バージョンにアップデートされています。
Safari

iPhoneやiPadを使っている人は、高い確率でSafariを使っているはず。
Appleはプライバシー保護に力を入れているので、Safariにはさまざまなデータ保護機能が備わっています。
たとえば
- 危険なサイトの読み込み防止
- インテリジェンスを駆使したトラッキング防止機能(ITP)
- すべてのCookieのブロック
- ウェブサイトによるブラウザキャッシュ利用のブロック
- デフォルトでポップアップをブロックする機能
など。
ただしSafariはChromeのようにオープンソースではないため、自分のデータに何が起こっているのか把握することは難しいでしょう。
Edge

Microsoft Edgeは、Internet Explorerの意思を受け継ぎつつ、更に進化したブラウザです。
- 複数階層でのトラッキング防止
- ブラウザのプライベートモードで使用するトラッキング防止機能のレベル設定
- 支払い方法を保存したかどうかに関する情報をサイトが確認することを阻止
- 悪質なサイトやファイルのダウンロードの自動回避
- Microsoftによるトラッキング回避オプション
など、さまざまなセキュリティ関連機能を搭載。
セキュリティアップデートも頻繁に実施されているため、安心して使い続けられます。
DuckDuckGo

スマホに特化したブラウザ「DuckDuckDo」。
iOSとAndroidで利用できます。
プライバシー保護機能が豊富に用意されており、広告をブロックする機能や、検索履歴を保存しないなどの機能が詰め込まれています。
素早く簡単に検索することだけを目的につくられたブラウザ。
今後シェアはどんどん拡大することが見込まれています。
さいごに
安全性という点を考慮すると、Torに勝るブラウザはありません。
でもTorは日常的に使うことを意識した設計ではないため、決して使いやすいと言えるブラウザではないんです。
セキュリティやプライバシーを重視するならばTor、Firefox、Braveを使うのがおすすめ。
使いやすさと安全性のバランスを考えて選ぶ必要があります。
それじゃ、またね。




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