こんにちは、いちもくです。
「言いたいことが伝わらない…」
「相手を自分の思い通りに動かしたい…」
仕事で成果を出すには、周りの人を巻き込みながら、自分の考えを理解し、行動してもらうことが重要です。
しかし、多くの人が「伝える力」に悩みを抱えています。
相手に響くように、自分の考えを伝えるには、どんなことを意識すれば良いのでしょうか?
この記事では、ビジネスシーンで役立つ「伝える力」を磨くための5つの方法をご紹介します。
この記事の要点
- “ゆっくり”と”簡潔”に話す
- 伝える順番に注意する
- 数字やストーリーで具体的に話す
- 意見ではなく「事実」を話す
- 「アサーティブ」に伝える
1. “ゆっくり”と“簡潔”に話す

「何を言っているのか、わからない…」
早口でまくしたてられてしまうと、相手は理解する前に、聞く気をなくしてしまいます。
人は誰でも、緊張すると早口になりがちです。
しかし、ビジネスシーンでは、早口は「準備不足」「自信がない」というネガティブな印象を与えかねません。
相手にしっかりと理解してもらい、信頼を得るためには、“ゆっくり”と“簡潔”に話すことが重要です。
具体的な方法
- 1秒間に6文字を目安に話す
- 「えーっと」「あのー」などの口癖を減らす
- 一息置くタイミングを意識する
- 話す前に、要点を3つにまとめる
早口の人は、自分が思っている以上に早く話しているものです。
まずは、録音や動画撮影をして、自分の話し方を客観的に確認してみましょう。
2. 伝える順番に注意する

「結局、何が言いたいの?」
ダラダラと話が長くなってしまい、相手に要点が伝わらない経験はありませんか?
相手に分かりやすく伝えるには、話す順番がとても大切です。
おすすめなのは、「PREP法」というフレームワークです。
PREP法とは?
- Point(結論): まず最初に、結論を簡潔に伝える
- Reason(理由): なぜそう言えるのか、理由や根拠を説明する
- Example(具体例): 具体的な事例やデータなどを用いて、より分かりやすく説明する
- Point(結論): 最後にもう一度、結論を繰り返して、印象づける
PREP法を活用することで、論理的な話し方ができるようになり、相手に「なるほど!」と納得してもらいやすくなります。
3. 数字やストーリーで具体的に話す

「なんだか、ぼんやりとしか覚えていない…」
抽象的な話だけでは、相手の記憶には残りません。
相手の心に響くように伝えるためには、「数字」と「ストーリー」を活用することが効果的です。
数字で伝えるメリット
- 客観的な根拠を示すことができる
- 信頼性や説得力を高めることができる
- 情報を簡潔に伝えることができる
ストーリーで伝えるメリット
- 抽象的な内容を分かりやすく伝えることができる
- 感情に訴えかけることができる
- 記憶に残りやすい
例えば、
「この商品は売上が好調です」
と伝えるよりも、
「この商品は、発売後3ヶ月で前年比150%の売上を達成しました。お客様からは、『使いやすくて、手放せない!』という喜びの声も多数寄せられています」
と伝えた方が、より具体的で説得力が増します。
4. 意見ではなく「事実」を話すように心がける

「また、自分の意見ばかり…」
意見ばかりを押し付けてしまうと、相手は反発を感じてしまいます。
意見を伝える際には、必ず「事実」に基づいて話すように心がけましょう。
事実を伝えるメリット
- 客観的な視点を取り入れることができる
- 議論が建設的になる
- 相手の理解と納得を得やすくなる
例えば、
「このデザインは良くないと思います」
と伝えるのではなく、
「このデザインだと、ターゲット層の年齢層に合致しない可能性があります。なぜなら、市場調査の結果、…」
と、事実を交えながら伝えるようにしましょう。
5. 「アサーティブ」に伝える

「言いたいことが言えなかった…」
相手に嫌われたくないと思うあまり、自分の意見を言えずにモヤモヤしてしまうことはありませんか?
相手に配慮しながらも、自分の意見や気持ちを伝えるためには、「アサーティブ」なコミュニケーションが重要です。
アサーティブなコミュニケーションとは?
- 自分の意見や気持ちを率直に伝える
- 相手の意見も尊重する
- 双方が納得できる解決策を見つける
アサーティブなコミュニケーションは、「自己主張」と「相手への配慮」のバランスを保つことが重要です。
アサーティブな表現方法
- 「私は~と思います」
- 「~について、どのようにお考えですか?」
- 「~の提案ですが、いかがでしょうか?」
相手に配慮しながらも、自分の意見を伝えるように心がけましょう。
さいごに
「伝える力」は一朝一夕で身につくものではありません。
しかし、今回紹介した5つのポイントを意識することで、相手に伝わる話し方を身につけることができます。
1. ゆっくり簡潔に話す
2. PREP法を活用して順序立てて伝える
3. 数字やストーリーを交える
4. 事実をもとに話す
5. アサーティブに伝える
これらを実践すれば、ビジネスの場での「伝える力」が大きく向上し、相手を動かすことができるようになること間違いありませんよ。
それじゃ、またね。




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