こんにちは、いちもくです。
東京と名古屋を結ぶ大動脈、東名高速道路と新東名高速道路。
どちらも重要な役割を担っていますが、それぞれの道路には特徴があり、ドライブの快適さに大きく影響します。
この記事では、東名と新東名の違いを徹底的に比較し、それぞれのメリット・デメリットを分かりやすく解説。
あなたの旅の目的にぴったりのルート選びをサポートします!
東名高速と新東名高速は何が違うの?

まず基本的な違いを整理しましょう。
東名高速道路は1969年に全線開通した、日本の高速道路の代表格です。
東京から小牧(愛知県)までの347kmを結び、多くの人にとって馴染み深い「定番ルート」と言えるでしょう。
一方、新東名高速道路は2012年から段階的に開通している「新しい東名」です。
現在は海老名南JCT(神奈川県)から豊田東JCT(愛知県)まで約254kmが開通しており、2024年度には全線開通予定です。
最大の違いは、新東名の方が距離が短く、設計速度も120km/h(一部区間)と高速走行に対応している点です。
また、建設時期が40年以上違うため、道路設計や周辺施設にも大きな差があります。
東名高速とは

1969年の開通以来、日本の大動脈として活躍してきた「東名高速道路」。
正式名称は「東京・名古屋高速道路」で、約346.8kmにも及ぶ長大な高速道路です。
東京都世田谷区の東京IC(用賀)から愛知県小牧市の小牧ICまで続き、新幹線や国道1号線と並ぶ、太平洋ベルト地帯の主要交通ルートです。
通過する県は、東京都・神奈川県・静岡県・愛知県の4都県。
都市圏を縫うように走っているため、主要な都市部ごとにICやSA(サービスエリア)、PA(パーキングエリア)が充実しています。
開通当時は「夢の超特急道路」と呼ばれ、高度経済成長を支える重要なインフラとして機能してきました。
現在でも1日あたり約10万台の車両が利用する日本有数の交通量を誇り、物流の大動脈としても欠かせない存在です。
富士山の絶景スポットや老舗のサービスエリアなど、ドライブの楽しみも豊富に揃っています。
東名高速の魅力と使用するメリット
都心・住宅地からのアクセスが抜群
東名高速の最大の特徴は、都心部からのアクセスの良さ。
東京IC(用賀)や横浜町田IC付近からすぐに高速に乗れるため、都内やその近郊に住んでいる人にはとても便利です。
歴史あるSA・PAが充実
足柄SA、海老名SA、浜名湖SAといった名物が多く、グルメやお土産、景色、入浴施設を楽しめる場所もたくさん。
長距離ドライブでもSA・PAが多いので、休憩もしやすく、家族連れやドライブ初心者にも安心です。
主要都市へのアクセス良好
厚木、静岡、浜松、名古屋など主要な都市の近くにICが多く点在し、ビジネスでも観光でも使い勝手が良いのもポイント。
早朝・深夜は比較的空いている
伝統的なルートのためか、早朝や深夜を選べば比較的混雑しにくく、まだまだ現役で利用価値があります。
豊富な周辺観光スポット
箱根、熱海、浜松など、東名高速沿いには魅力的な観光地が点在しています。
ドライブの途中で気軽に立ち寄れるのも大きなメリットです。
東名高速を使用するデメリット
渋滞ポイントが多い
特に都心部や御殿場付近、盆・年末年始・GWの大型連休には、激しい渋滞が発生しがちです。
時間帯や日程によっては数時間のロスになることも。
古い道路設計による走りにくさ
建設から50年以上が経過しているため、カーブが多く、勾配もきつい区間があります。
現代の車の性能を考えると、やや窮屈に感じる場面もあるでしょう。
車線数が少ない区間も
一部区間は車線数が少なく、トンネルや坂道、事故が重なるとすぐに詰まってしまうことも。
大型車が多い区間では追い越しもやや難しいことがあります。
新東名高速とは

「新東名高速道路」は、2012年に一部が開業した新しい高速道路です。
正式名称は「第二東名高速道路」。
東名高速の渋滞緩和と交通安全、スムーズな物流を目的に計画されました。
愛知県豊田市の豊田東JCTから神奈川県海老名市の海老名南JCTまで、全区間が順次開通しています。
まだ新しい道路なので、設計や舗装、休憩施設も現代的。
主に静岡県の山側を真っすぐ貫いているのが特徴です。
新東名高速の魅力と使用するメリット
高速&快適な直線道路
新東名高速の最大の特長は、高速で快適な直線道路。
カーブや急坂が少ないため、運転しやすく長距離でも疲れにくい設計です。
制限速度も一部区間で120km/hとなり、「速くて快適」と評判です。
最先端のSA・PAが充実
NEOPASA静岡や浜松、駿河湾沼津など新しいサービスエリア・パーキングエリアが次々誕生。
グルメ、土産、休憩、アクティビティなどエンタメ感覚満載で、休憩が「目的」になるほどのレベルです。
渋滞が発生しにくい
まだ交通量が東名に比べて少なめで、インターチェンジも工夫されているため、渋滞が非常に少なく、ストレスフリーなドライブが可能です。
記念日や大型連休でも、東名の裏ルートとして使う人も増えています。
幅広い車線設計と最新舗装
片側3車線で路肩幅も広く、道路舗装も最新。
追い越しや合流・分岐がスムーズで、初めてのドライブでも安心。
雨天・夜間の走行でも路面がよく滑らかです。
新東名高速を使用するデメリット
都心からのアクセスにやや難
東京や神奈川の中心部から新東名へ乗るには、第三京浜や圏央道、東名高速経由でアクセスする必要があります。
都内の利用者にはやや遠回り感があるかもしれません。
ICやJCTが比較的新しいため分かりにくい場合も
インターチェンジやジャンクションが新しく、ナビが古い場合は表示されないことも。
乗り降り場所を事前にしっかり確認しておく必要があります。
目的地によっては遠回りに
静岡県中部や一部沿岸部へ行く場合、新東名ルートは山あいを直進しているため、目的地によっては遠回りになる可能性もあります。
SA・PAの数の少なさ
東名と比べて休憩施設の数が少ないため、休憩計画を立てにくい場合があります。
強風時の影響
高架区間が多いため、強風時には速度規制や通行止めになる可能性が東名より高めです。
結局、東名高速と新東名高速はどちらがおすすめ?
渋滞を避けて快適なドライブを楽しみたい方や、最新のSA・PA体験をしたい方には「新東名高速」が断然おすすめ。
旅行やロングドライブ好きには、新東名特有の滑らかさや近代的サービスエリアにきっと大満足でしょう。
一方、都心・神奈川近郊からなら「東名高速」がスムーズ。
昔ながらのおなじみのサービスエリアを巡ったり、主要都市・観光地にすぐ立ち寄りたい場合には、東名高速が便利でしょう。
出発時間によっては渋滞にもそれほど巻き込まれず、ルートの選択肢も増えます。
また、「行きは東名、帰りは新東名」など、往復で使い分けてSA・PAの食べ比べや景色の違いを楽しむのもおすすめです!
さいごに
東名高速、新東名高速には、それぞれにしかない魅力とメリットがあります。
どちらを選んでも、事前のルート計画や渋滞予測、SA・PAの情報をチェックすれば、さらに快適なドライブが実現します。
「今日はどの高速道路で出かけよう?」そんな風に道路選びからワクワクできる旅――この記事が、その第一歩になれば嬉しいです。
さあ、次の週末は、あなたも“体験したくなる高速道路”を走ってみませんか?
それじゃ、またね。




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