こんにちは、いちもくです。
あなたは「意志が弱い」と思い悩んでいませんか?
ダイエットに失敗したり、ついついスマホを触りすぎてしまったり、後回しの癖が治らなかったり…。
「変わりたいのに変われない自分」に嫌気がさしているかもしれません。
でも、もう自分を責める必要はありません。
本書「やめたいのにやめられない悪い習慣をやめる技術」は、最新の脳科学に基づいた画期的な方法で、あなたを悪習慣の苦しみから解放してくれる一冊です。
本書の要点
1. 人間の脳には二つの中枢神経系がある
無意識的な「第一信号系」と意識的な「第二信号系」の存在。
習慣は主に「第一信号系」によって形成され、強固な固定化をもたらす。
2. 「条件反射制御法」の応用
強化された「第一信号系」を制御可能にするため、「条件反射制御法」と呼ばれる技法が用いられる。
その中核は、反射連鎖を断ち切る「くい打ち」と「空振り」。
3. 習慣修正のサイクル
「条件反射制御法」の反復によって、望まない習慣から脱するだけでなく、健康的でポジティブな行動を維持できる。
「やめたいのにやめられない悪い習慣をやめる技術」の必読ポイント
悪習慣は「意志の弱さ」ではなく、脳の条件反射によるもの

私たちは、意識的に行動していると思いがちですが、実は多くの行動は無意識のうちに決定されています。
本書では、人間の脳には「第一信号系」と「第二信号系」という2つの中枢神経系があると説明されています。
「第一信号系」は、食欲や性欲など本能的な欲求を司る無意識の領域で、条件反射によって行動を決定します。
一方、「第二信号系」は論理的な思考や計画を司る意識的な領域です。
例えば、甘いものが好きな人がケーキを見ると、美味しそうな見た目や香り(第一信号系への刺激)によって、無意識のうちに「食べたい!」という欲求が湧き上がり、手が伸びてしまいます。
これは、過去の経験から「ケーキ=美味しい」という条件反射が形成されているためです。
いくら「ダイエット中だから我慢しよう」と意識(第二信号系)で考えても、無意識の欲求には抗えず、結局食べてしまうのです。
つまり、悪習慣は「意志の弱さ」ではなく、条件反射という「第一信号系」の神経活動によって行動が固定的になった結果なのです。
「条件反射制御法」で、無意識の行動を意識的にコントロールできるようになる

では、どうすれば悪習慣を克服できるのでしょうか?
本書で紹介されている「条件反射制御法」は、まさにこの問題を解決するための画期的な方法です。
「条件反射制御法」とは、強すぎる「第一信号系」の活動を弱め、意識的な「第二信号系」でコントロールできるようにする訓練です。
具体的には、「くい打ち」と「空振り」という2つの方法を用います。
例えば、あなたがスマホ依存症で、ついついSNSをチェックしてしまうとします。
この場合、「くい打ち」は、スマホを手に取った瞬間に「今は必要ない」と自分に言い聞かせ、机に置くという行動です。
一方、「空振り」は、スマホを手に取ろうとする衝動に気づき、「今は何もしない」と決めて、あえて何もしないという行動です。
これらの動きを繰り返すことで、スマホを見たいという欲求(第一信号系)と、見ないという選択(第二信号系)の間に新しい神経回路が作られます。
つまり、無意識の行動を意識的にコントロールできるようになるのです。
さらに、これらの動きを継続することで、治った状態を維持することも可能です。
習慣の背景にある「感情」も見逃さない

本書が優れているのは、「感情の扱い方」にも踏み込んでいる点です。
たとえば、人間関係のトラブルや過去の苦い記憶が「条件反射」の引き金になっているケースがあります。
特定の人にだけイラっとしたり、理由もなく避けてしまうようなときは、それが無意識の防衛反応である可能性が高いのです。
著者は、そうした“感情のスイッチ”に気づくことも、条件反射制御法の第一歩だと説いています。
自分の心の動きを観察することが、行動のコントロールにつながるんです。
さいごに
「やめたいのにやめられない悪い習慣をやめる技術」は、単なる精神論ではなく、脳科学に基づいた具体的な方法を提示してくれる、まさに「使える」一冊です。
過食、タバコ、SNS、スマホ、先延ばし、あがり症など、あらゆる悪習慣に悩む人に効果があります。
本書を読めば、あなたはもう「意志が弱い」と自分を責める必要はありません。
悪習慣のメカニズムを理解し、「条件反射制御法」を実践することで、誰でも悪習慣から解放され、より良い人生を送ることができるのです。
今、この瞬間から変わりたいあなた、ぜひ本書を手に取ってみてください。
きっと、未来への希望に満ちた一歩を踏み出せるはずです。
「もう変わりたいのに変われない自分とはお別れしたい!」
「今度こそ悪習慣を克服して、理想の自分に近づきたい!」
「具体的な方法を知りたい!」
そんな風に思っているあなたには、本書は必ず役に立つはずですよ。
それじゃ、またね。




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