こんにちは、いちもくです。
長い間本棚にしまっていた本を手に取ったら、なんだかカビ臭いしホコリだらけになっていた、なんてことはありませんか?
紙は湿気や手垢などの汚れに弱いため、放っておくとカビが発生してしまうことがあります。
本にカビが生えてしまうと、徐々にページが痛んではずれ、バラバラになってしまうことも。
また、1冊の本にカビが生えたら最後、それを取り除かない限り、本棚に並んでいるほかの本にも広がってしまいます。
でも安心してください。
本に生えたカビは、自分で簡単に除去することができます。
今回は、本に生えたカビを拡散させずに除去する方法と、カビの予防法について詳しく解説していきます。
本にカビが生える原因は?
![本のカビ](https://ichimokusan.info/wp-content/uploads/2023/08/darshan-gavali-NYsxhg43RvE-unsplash.jpg)
本に限らず、
- 湿度が60%以上ある
- 気温が20度以上ある
- 手垢やほこりなど、カビのエサとなるものがある
といった条件がそろうと、カビが発生しやすくなります。
特に、梅雨時期や結露が発生する時期などは、カビが発生する確率がグンと高くなってしまうもの。
本にカビが発生すると、斑点のまだら模様や、白い粉の層のようなものが、本の表面に現れてきます。
本に生えたカビを見つけても、絶対にやってはいけないこと
【絶対ダメ】ウェットティッシュなどでふき取る
本にカビが生えているのを見つけたら、思わずふき取りたくなるという人は多いはず。
でも、慌ててふき取るのはかえって逆効果になる可能性があります。
カビの特性を知らずにふき取ってしまうと、かえってカビの範囲を広げてしまったり、本を傷つけてしまうことにもなりかねません。
特に、ウェットティッシュなどで水拭きしてしまうと、紙が痛むだけでなく、カビが繁殖する原因となる水分を与えることになってしまいます。
【絶対ダメ】市販のカビ取り剤をスプレーする
スーパーやホームセンターには、さまざまなカビ取り剤が並んでいます。
でもスプレー式のカビ取り剤を本に吹き付けてしまうと、紙を痛めるだけでなく、漂白作用で印字が消えてしまう恐れがあります。
本に生えたカビは、市販のカビ取り剤をスプレーしてもうまく除去できないんです。
本に生えたカビを取り除く方法
![カビ取り](https://ichimokusan.info/wp-content/uploads/2023/08/andrew-draper-ZjJd4jXN_G0-unsplash.jpg)
米図書館協会(ALA)によると、本にカビが生えたときは、
- ポリ袋に入れて冷凍する
- アルコールを使ってカビをこすり落とす
という順番でカビを取り除くのが良いとされています。
今回は、
- ポリ袋に入れて冷凍する
- エタノールを使ってカビをこすり落とす
- 天日干しする
- やすりがけする
という方法を紹介します。
ポリ袋に入れて冷凍する
![ポリ袋](https://ichimokusan.info/wp-content/uploads/2023/08/transparent-bag-6380452_640.jpg)
最初にやるべきことは、カビの生えた本を本棚から取り出して隔離すること。
カビの胞子が飛ばないように、ポリ袋に入れて移動させましょう。
可能であれば、カビが繁殖するのを防ぐために、冷凍庫で冷凍します。
エタノールを使ってカビをこすり落とす
- 消毒用エタノール
- 無水エタノール
- 脱脂綿や不要な布
を用意します。
まずは脱脂綿に消毒用エタノールを含ませて、本の表紙と天地を拭きましょう。
表紙がきれいになったら、新しい脱脂綿に無水エタノールを含ませて、中の紙に生えたカビを拭き取ります。
- 表紙や天地を拭く際は「消毒用エタノール」
- 本の中の紙を拭く際は「無水エタノール」
という選択を間違えないよう、注意します。
天日干しする
![天日干し](https://ichimokusan.info/wp-content/uploads/2023/08/open-163973_640.jpg)
カビをこすり落としたら、天日干しで湿気を完全に飛ばします。
直射日光の当たらない風通しの良い場所に、本を立てて軽く広げておきます。
天日干しする時間は、5~6時間程度が理想です。
やすりがけする
![本](https://ichimokusan.info/wp-content/uploads/2023/08/a-book-1281238_640.jpg)
本の天地や側面は、カビのえさとなる手垢や汚れが付きやすい場所。
カビの再発生を防ぐためにも、目の細かい紙やすりで丁寧にこすっておくのがおすすめです。
本にカビを再発させないための防止策
まずは本棚を掃除
![本棚](https://ichimokusan.info/wp-content/uploads/2023/08/bookshelf-413705_640.jpg)
本にカビが発生してしまった場合は、胞子が周辺に飛んでしまっている可能性があります。
そのため、まずは本棚を掃除しましょう。
消毒用エタノールを使って、本棚をきれいに拭き上げます。
カビのエサとなるほこりを除去できれば、カビは繁殖できなくなります。
風通しを良くする
![カーテン](https://ichimokusan.info/wp-content/uploads/2023/08/steinar-engeland-hmIFzdQ6U5k-unsplash.jpg)
本にカビが生えるということは、部屋の空気の流れが悪いのが原因かもしれません。
窓を開けてこまめに換気したり、扇風機を回して湿気を逃したりしましょう。
梅雨時期や結露が気になる時期は、除湿器を使うのもおすすめです。
本棚と壁の間にすき間を作る
![本棚](https://ichimokusan.info/wp-content/uploads/2023/08/lesly-juarez-EW2cPMEp0mI-unsplash.jpg)
本棚と壁の間が詰まっていると、湿気が逃げにくくなります。
ホコリも溜まりやすく、掃除がしにくいので、カビが発生しやすくなってしまいます。
そのため、本棚と壁の間は5センチから10センチほど開けておくのがおすすめ。
空気の循環がよくなり、カビが発生しにくくなります。
さいごに
長い間本棚にしまっていた本を手に取ったら、なんだかカビ臭いしホコリだらけになっていた、なんてことはありませんか?
紙は湿気や手垢などの汚れに弱いため、放っておくとカビが発生してしまうことがあります。
本にカビが生えてしまうと、徐々にページが痛んではずれ、バラバラになってしまうことも。
また、1冊の本にカビが生えたら最後、それを取り除かない限り、本棚に並んでいるほかの本にも広がってしまいます。
でも安心してください。
本に生えたカビは、自分で簡単に除去することができます。
本に生えたカビを除去して、カビの再発防止策に取り組んでおけば、大切な本をいつまでもきれいな状態で保管できておすすめですよ。
それじゃ、またね。
![パソコンにステッカー](https://ichimokusan.info/wp-content/uploads/2020/07/158c5ad3bc2cbeefcd71de3a9d39a24f-320x180.jpg)
![モノを捨てる判断基準](https://ichimokusan.info/wp-content/uploads/2022/01/85f39b032aff1d19eac9e4076422bc75-320x180.jpg)
![買わないものを決める](https://ichimokusan.info/wp-content/uploads/2022/12/42d74d41740a5b38b86d6768b4a997e1-320x180.jpg)
![メモの取り方](https://ichimokusan.info/wp-content/uploads/2022/12/05faaedd0de2aacebdee8c7f3287b9bf-320x180.jpg)
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