こんにちは、いちもくです。
PDCAサイクルと聞いて真っ先に思い浮かべるのは、計画を立て、それを実行し、結果を検証し、次の改善アクションを決める、という一連のプロセスでしょう。
しかし、そこで終わってしまっていませんか?
『鬼速PDCA』は、PDCAを単なるフレームワークから、目標達成を何倍にも近づける原動力へと進化させます。
著者が野村證券で最年少記録を更新し続け、独立後も圧倒的な成果を上げてきた経験をもとに、実践的なPDCAの回し方を解説しています。
「努力を100%結果に変える」ための方法を知りたい方は必読です。
本書の要点
1. 鬼速PDCAとは? 成長し続けるための最強フレームワーク
PDCAは完了という概念ではなく、常に前進を求めるための手法です。
2. 計画(PLAN)の成否を分ける「因数分解」
多くの人がつまずく計画ステージ。
このステージを正しくクリアするための鍵は因数分解能力の強化にあります。
3. 実行(DO)の成功を左右する「ルーチンチェックシート」
実行には完結型と継続型があり、継続的な成果を得るためには、ルーチンチェックシートを活用すると効果的です。
「鬼速PDCA」の必読ポイント
鬼速PDCAとは? 成長し続けるための最強フレームワーク
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PDCAサイクルは、仕事の効率を上げ、成果を最大化するためのフレームワークですが、多くの人はPDCAを単発のタスク管理ツールとしてしか活用できていません。
しかし、『鬼速PDCA』では、PDCAを「完了の概念を持たないもの」として捉え、常に成長し続けるための仕組みとして扱っています。
本書のアプローチは、目標達成のためにPDCAを何度も回し、改善を積み重ねることを強調しています。
そのため、3日ごとに振り返りを行い、短期間で効果を実感できる仕組みを構築することが推奨されています。
これにより、計画の修正や改善が迅速に行え、継続的な成長が可能になります。
計画(PLAN)の成否を分ける「因数分解」
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PDCAを実践する際、多くの人が最初の「計画(PLAN)」段階でつまずきます。
本書では、実に5割もの人が計画の立案に失敗していると指摘しています。
なぜなら、目標を具体的な行動レベルに落とし込む「因数分解」ができていないからです。
因数分解とは、大きな目標を達成可能な単位に細分化することです。
たとえば「営業成績を向上させる」という漠然とした目標ではなく、「毎日〇件の新規顧客にアプローチする」「週に〇回、商談の成功要因を分析する」といった具体的な行動に落とし込むことが重要です。
この因数分解を徹底することで、計画の精度が向上し、実行可能性が高まります。
本書では、「鬼速進捗管理シート」などのツールを活用することで、より効率的に目標を達成する方法が紹介されています。
実行(DO)の成功を左右する「ルーチンチェックシート」
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計画が完璧でも、実行が伴わなければ成果にはつながりません。
本書では、実行(DO)には「完結型」と「継続型」の2種類があると述べています。
- 完結型DO:単発で完了するタスク(例:資料作成,プレゼン準備など)
- 継続型DO:繰り返し行うことで効果が出るタスク(例:英語学習,営業活動,筋トレなど)
特に継続型の実行は習慣化が難しく、多くの人が途中で挫折しがちです。
そこで、本書では「ルーチンチェックシート」を活用することで、行動を可視化し、継続のモチベーションを保つことを推奨しています。
このシートを使えば、自分の進捗を客観的に把握でき、やるべきことを確実に遂行できるようになります。
さいごに
『鬼速PDCA』は、単なるPDCA理論の解説書ではなく、「結果を出すためにPDCAをどう実践すべきか」を具体的に示してくれる実用書です。
本書の魅力は、
- 実際に成果を上げた著者の経験をもとに構築された再現性の高いフレームワーク
- 因数分解,進捗管理シート,ルーチンチェックシートといった実践的ツールの提供
- 3日ごとの振り返りを推奨することで、確実に成長を実感できる仕組み
といった点にあります。
PDCAがうまく回せずに悩んでいる方、成果をもっと早く出したい方にとって、本書は間違いなく役立つ一冊となっていますよ。
それじゃ、またね。
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