こんにちは、いちもくです。
でも本書「世界一わかりやすいロジカルシンキングの授業」を読めば、その先入観は一気に覆ります。
難解なイメージのあるロジカルシンキングを、まるで目の前で講義を受けているかのように、スッと頭に入ってくる言葉で解説してくれる一冊。
本書を読めば、今までモヤモヤしていた思考がクリアになり、誰もが使いたくなるロジカルシンキングのエッセンスが学べます。
本書の要点
1. 論理思考は「能力」ではなく「意識」から始まる
論理的な思考を身につけるには,能力を磨くのではなく「論理的に考える意識」を持つことが重要であると説いています。
2. 直感やひらめきを否定しないロジカルシンキング
論理は直感と対立するものではなく,むしろ直感をサポートするものとして活用できることを強調しています。
3. 論理的思考には、「言葉」「引き出す」「広げる」の3つの要素が不可欠
一流企業での研修をベースにした対話形式の文章が,読者にとって実際の講義を受けているかのような臨場感を与え,スムーズに理解できる構成になっています。
『世界一わかりやすいロジカルシンキングの授業』の必読ポイント
論理思考は「能力」ではなく「意識」から始まる
多くの人は、ロジカルシンキングを生まれつきの才能や特別な能力だと考えがちです。
しかし、本書では、論理的思考力は誰でも身につけられるスキルであり、それは「意識」を変えることから始まると説いています。
著者は、ロジカルシンキングに対する従来のイメージや考え方を大きく転換させることで、読者の論理的思考への意識を向上させることを目指しています。
例えば、「論理的に考えることは難しい」という固定観念を捨て、「論理的に考えることは楽しい」という前向きな姿勢を持つことが重要だと強調しています。
また、本書では、ビジネスを「変える」ために論理思考力が必要であることを説明しています。
より良いアイデアを生み出し、新しい価値を創造するためには、論理的思考が不可欠です。
この点を理解することで、読者は自然とロジカルシンキングの重要性を認識し、積極的に取り組む姿勢を身につけることができるでしょう。
直感やひらめきを否定しないロジカルシンキング
多くのロジカルシンキングの本では、直感を否定し、完全に論理的に考えることを推奨しています。
しかし、本書では、直感とロジカルシンキングは対立するものではなく、むしろ相互に補完し合う関係にあると主張しています。
著者は、「論理は直感をサポートするもの」という立場で本書を執筆しています。
直感やひらめきは、論理的思考を行う上で重要な武器となります。
例えば、問題解決の過程で直感的に浮かんだアイデアを、論理的思考によって検証し、精緻化していくことで、より質の高い解決策を導き出すことができます。
本書では、直感と論理を適切に組み合わせることで、より創造的で効果的な問題解決が可能になることを、具体的な事例を交えて説明しています。
この考え方は、読者に柔軟な思考を促し、より実践的なロジカルシンキングのスキルを身につけることを可能にします。
論理的思考には、「言葉」「引き出す」「広げる」の3つの要素が不可欠
本書では、論理的思考を「言葉」「引き出す」「広げる」という3つの要素に分解して説明しています。
この3つの要素を理解し、実践することで、効果的なロジカルシンキングが可能になります。
まず、「言葉」の重要性について。
著者は、論理には「言葉」が欠かせないと主張しています。
言葉は思考の道具であり、適切な言葉を選ぶことで、より明確で論理的な思考が可能になります。
本書では、言葉を使って概念を定義し、境界線を引くことの重要性が強調されています。
次に、「引き出す」という要素。
ビジネスの現場では、新しいアイデアを生み出すことが求められます。
本書では、アイデアを引き出すための具体的な方法が紹介されています。
例えば、「しまった」と思わせるような質問をすることで、相手の潜在的なアイデアを引き出す技術などが説明されています。
最後に、「広げる」という要素。
著者は、ゼロベース思考の難しさを指摘しつつ、既存の考え方を広げていく重要性を説いています。
本書では、広く考えるための論理思考の方法が具体的に解説されており、読者は自身の思考の幅を広げるためのテクニックを学ぶことができます。
さらに、本書の特徴として、対話形式で書かれていることが挙げられます。
著者が一流企業で行っている研修をベースにしているため、まるで実際に講義を受けているような臨場感を味わいながら読み進めることができます。
この形式により、読者は理論だけでなく、実践的なスキルも効果的に学ぶことができるのです。
さいごに
『世界一わかりやすいロジカルシンキングの授業』は、論理的思考力を身につけたい全ての人にお勧めの一冊です。
本書の最大の魅力は、難解な理論や複雑なフレームワークに頼らず、誰にでも理解できる言葉で論理思考の本質を説明している点。
著者の豊富な経験に基づいた具体的な事例や、対話形式の分かりやすい解説により、読者は自然とロジカルシンキングの基本を身につけることができるでしょう。
また、直感の重要性を認めつつ論理的思考を学ぶという新しいアプローチは、多くの読者の共感を得ることができます。
ビジネスの現場で即座に活用できる実践的な方法論が詰まった本書は、論理的思考力を磨きたいビジネスパーソンはもちろん、学生や一般の方々にも大いに役立つはずです。
この一冊を読むことで、あなたのビジネスライフに「変化」をもたらす力を手に入れることができるでしょう。
論理的思考力を身につけ、新たな視点でビジネスに挑戦したい方は、ぜひ本書を手に取ってみてください。
きっと、あなたの思考の世界が大きく広がること間違いありませんよ。
それじゃ、またね。
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