こんにちは、いちもくです。
「仕事が速い人」と聞いて、あなたはどんな姿を想像するでしょうか?
パソコンを高速でタイピングする姿?
それとも、何件ものタスクを同時並行でこなす姿でしょうか?
もちろん、そういった一面も間違いではありません。
しかし、本書『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?』では、真に仕事が速い人は、むしろ「急いでいない」と解説されています。
本書では、20年以上、多くの企業の業務効率化を支援してきた著者が、「本当に仕事ができる人」だけが実践している、時間術の奥義を余すことなく公開しています。
読めばきっと、あなたの仕事に対する意識も劇的に変わるはずです。
本書の要点
- 仕事を速く終わらせるためには、確実性と期限を意識した仕事が大切
- 資料作成はまず手書きで行う
- チームのスピードは無駄を減らすことで加速する
『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?』の必読ポイント
仕事を速く終わらせるためには、確実性と期限を意識した仕事が大切
仕事を効率よく早く終わらせるためには、あらゆる作業の確実性を高めることが必要です。
しかし、すべてのタスクを完璧に終わらせることを目指すと、かえって遅れてしまう可能性があります。
特に、最初から完璧を目指さず、まずは期限内に終わらせることを優先し、必要なら修正を加えるというスタンスが肝心です。
これは「ひとまず終わらせる」ことで、プロジェクト全体の流れを止めないようにするための戦略です。
資料作成はまず手書きで行う
現代のビジネスにおいて、資料作成は欠かせない作業です。
しかし、効率的に資料を作るためのポイントとして著者が推奨しているのは、「いきなりパソコンに向かうのではなく、まずは紙とペンを使って頭の中を整理する」ことです。
このプロセスを経ることで、考えをスムーズにまとめることができ、パソコンに向かう際にはすでに方向性が定まっているため、無駄な手戻りを減らすことができます。
紙に書くことで、頭の中がクリアになり、次に進むべきステップが見えやすくなるのです。
さらに、手書きによる作業は、思考を整理しやすくするだけでなく、意外なアイデアが浮かびやすくなるという効果もあります。
この「紙を使った思考整理法」は、シンプルながらも非常に効果的な方法です。
チームのスピードは無駄を減らすことで加速する
チームで仕事をする際、個々の能力が高くても、チーム全体の連携がとれていなければ、真のスピードは生まれません。
本書では、チームで仕事をする上で重要なポイントとして、「待ち時間」の削減を挙げています。
例えば、上司への報告・連絡・相談がスムーズにいかなかったり、必要な情報が手に入らなかったりすることで、貴重な時間を無駄にしてしまうケースは少なくありません。
このような事態を防ぐためには、タスクの進捗状況やスケジュールを「見える化」し、チーム全体で情報を共有することが重要です。
また、「報連承」のルールを明確化したり、「5W1H」を意識して相手に分かりやすく情報を伝えたりするなど、コミュニケーションの質を高めることにも意識を向ける必要があります。
さいごに
『仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?』は、仕事の効率を上げたいと考えている全てのビジネスパーソンに役立つ一冊です。
本書では、見えない部分での努力や準備こそが、仕事のスピードと成果に大きな影響を与えることを強調しています。
完璧を追求しすぎず、期限を意識して仕事を進めることや、手書きでの作業を取り入れること、チームでの無駄を排除することなど、具体的な方法が数多く紹介されています。
「忙しい」を言い訳にせず、少しの工夫で仕事の効率を飛躍的に上げることができるヒントが詰まった一冊。
日々の業務に対する考え方やアプローチが変わり、より効率的に働けるようになること間違いありませんよ。
それじゃ、またね。
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