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【書評】サラリーマンを「副業」にしよう

サラリーマンを「副業」にしよう

こんにちは、いちもくです。

一昔前まで、副業というと

サラリーマンが仕事の合間にこっそり行っている小遣い稼ぎ

といった、どこか人目をはばかるようなイメージがありませんでしたか?

でも最近は、政府が「副業解禁」といったスローガンを掲げて後押しするくらい、世間の興味・関心が集まっています。

副業に興味はあるけれど、具体的にどうやって始めればいいのか分からないという人は多いはず。

そんな人におすすめの本が『サラリーマンを「副業」にしよう』です。

本書では、サラリーマンが会社を辞めることなく、個人事業主を立ち上げるための道筋がはっきりと示されています。

副業を始める前の準備から、いざ副業を始めた後の応用までを学べるおすすめの本。

今回は、そんな『サラリーマンを「副業」にしよう』の必読ポイントを詳しく解説していきます。

 

『サラリーマンを「副業」にしよう』の必読ポイント

現代のサラリーマンは八方塞がり

現代のサラリーマン

今では信じられないことかもしれませんが、かつてはサラリーマンをしていることが、間違いのない人生戦略だった時代がありました。

いわゆる「高度経済成長期」と呼ばれていた時期です。

当時、人々は

  • 名の通った大学に入って
  • 一流企業に入社する

ことに心血を注いでいました。

そうすることで、

  • 終身雇用
  • 数千万円の退職金

が手に入り、悠々自適の老後が約束されたも同然だと思われていたからです。

それが、昭和という時代でした。

しかし、令和となった今では、そんなものはすっかり過去の出来事。

リタイアまでに何度か転職することは珍しいことではなくなりました。

年金制度も、毎年のように改変されています。

働き方改革によって、残業もさせてもらえなくなりました。

そもそも働き方改革とは、日本経済の再生に向けてつくられた

労働生産性を改善するための最良の手段

という位置づけです。

働く人の視点に立った改革といいながら、実際は企業の生産性を高めるのが目的なんです。

昭和の老後は

現役40年、老後15年(60歳定年、平均寿命75歳)

という想定でした。

それが令和では

現役45年、老後20年(65歳定年、平均寿命85歳)

となり、ついには人生100年時代と言われるまでになっています。

つまり、

現役時代をどのように働くか

ということも大事ですが、

長くなった老後をどのように過ごすのか

というテーマも大事になってきているんです。

この

  • 長くなった人生をどう充実させるか
  • それだけの年月を支えられる老後資金を、どうやって確保するか

という人生の2大テーマを解決する有力な方法が、「副業」です。

 

巷にあふれる副業は問題だらけ

仕事

具体的に、何を副業にすればよいのでしょうか?

巷のビジネス書には

  • 自分の好きなことを仕事にすればいい
  • 好きこそものの上手なれ
  • 自分の得意なことで起業しよう

といった言葉が並んでいます。

でも実際は、多くの人は自分の好きなこと・得意なことが分かっていません。

結局、自分にもできそうなことを副業に選んでしまっているのが実情なんです。

「自分にもできそうなこと」とは、主に

  • アルバイト
  • ギグワーク
  • 情報商材を使った副業

の3つ。

これらは、うまくいっても短期間しか稼げません。

アルバイトの仕事は、誰でも出来るようにマニュアル化されています。

アルバイト

サラリーマンは通常、フルタイムの仕事を抱えているため、ただでさえ自分の自由時間が少ない状況。

その貴重な時間を、誰でもできるアルバイトの仕事に充ててしまうのはもったいないと考えるべきです。

ギグワークとは、インターネットを介して単発・短期の仕事を請け負う個人事業。

ギグワーク

フードデリバリーや個人宅配などが有名です。

このギグワークも、残念ながらアルバイト同様、習熟による差別化が難しい仕事です。

情報商材を使った副業は、詐欺が多発する要注意分野。

ネットビジネス
  • 家に居ながらにしてできる
  • 働かなくてもお金が増える
  • 簡単に小銭が稼げる

などの言葉を信じて取り組んでみても、稼げないどころかお金をだまし取られてしまう可能性のある危険な分野です。

いずれの副業を選ぶにせよ、

あなたという個性

を活かせない仕事では、あなたの貴重な時間と労力が、安く買いたたかれてしまうことが目に見えています。

 

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副業としてふさわしいのは「投資?」「労働?」

投資

副業を始める前に考えておきたいのは、

  • 投入時間
  • 時間単価

を重視しておかなければならないということ。

その理由を知るためには、キャッシュフロー・クワドラントの考え方を知る必要があります。

キャッシュフロー・クワドラントとは、「金持ち父さん貧乏父さん」でロバート・キヨサキ氏が提唱した概念です。

収入経路をたどると、世の中のすべての職業は4つに分けられる

というのが、キャッシュフロー・クワドラントの考え方。

キャッシュフロークワドラント引用:サラリーマンを「副業」にしよう

左側の2つは、自分の労働をお金に換える職業。

右側は、お金をビジネスや投資に注ぎ込むことで、お金を増やそうとする職業です。

左側の

  • E(サラリーマン)
  • S(個人事業主)

は、労働をお金に換える際に「自分の時間」を必ず消費します。

一方、右側の

  • B(ビジネスオーナー)
  • I(投資家)

は、お金が回っている限り、理論上稼げるお金に上限はありません。

ただし、お金を失ってしまうリスクを負うことになります。

本書で推奨されている副業スタイルは

E+S→I(+B)

の順番で取り組む方法。

E(サラリーマン)をそのまま続けながら、S(個人事業主)を追加することで、収入のアップを図ります。

それと並行して、I(投資家)の勉強を始めるのが理想的。

投資に関しての理論武装をしながら、まずはE+Sのハイブリッド・クワドラントで軍資金を増やすことから始めます。

 

副業のスタイルは「ジョブ・マトリクス」で考える

ジョブマトリクス引用:サラリーマンを「副業」にしよう

あなたが「どの副業をすべきか?」を考えるときに役立つのが、ジョブ・マトリクスです。

これは著者の俣野成敏氏が考案したマトリクス。

ビジネスに不可欠な職域を、4つに分類しています。

個人事業主としての副業におすすめなのは、

  • Supporter
  • Sales

の2つ。

Supporterとは、いわゆる裏方。

元々アウトソーシングが発達している分野です。

下請け的なイメージの強いSupporterですが、副業に向いている領域だと言えます。

また、Salesには

  • マーケター
  • セールスマン

という2つの意味が込められています。

セールスとは本来、顧客に「あなたから買いたい」と言ってもらう仕組みを作ること。

自分が本当に良いと思える商品と出会えれば、その商品の魅力について熱く語るだけで、自然と売れ始めるものです。

これが「売る」ではなくて「売れる」状態。

Salesを副業にできれば、先天的な才能を必要とせず、特別なコネや人脈がなくても、自分の腕一本で生きていけるようになります。

 

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セールスの売れる仕組みづくりに必要なもの

売れる仕組みづくり

仕組を作るために、まずは準備が必要です。

本書で推奨されている準備とは、

自分の欲と恐怖を書き出す

という方法。

「欲」と「恐怖」にむきあうべき理由が、3つ紹介されています。

 

動機づけは「欲」と「恐怖」以外にない

人が動く理由を集約すると、

  • 「欲」に近づくための行為
  • 「恐怖」から逃れるための行為

のどちらかになります。

どんな善人や聖人君子であれ、「欲」か「恐怖」のどちらかに突き動かされていると考えられます。

 

「欲と恐怖を知る」ことは「自分と向き合う」こと

欲と恐怖に向き合うと、自分の内面との対話が強制的に起こります。

本当に手にしたいこと・本当にやりたいこと

と、

どうでもいいこと

が少しずつ区別できるようになってきます。

 

顧客の立場で考えられるようになる

「顧客の側に立つ」というのは簡単ですが、実際に行うのは難しいもの。

でも「欲」と「恐怖」と向き合い続けることで、顧客の視点で考えることが自然にできるようになっていきます。

 

さいごに

本書には、今回紹介した内容以外にも、様々なワークが紹介されています。

  • 欲と恐怖を書き出すワーク
  • ペルソナ設定の方法
  • 売れる仕組みづくりの3つのステップ

など。

副業を始めるのに必要な知識は、すべて本書の中に詰め込まれています。

あとは、実践あるのみ。

世の中は、かつてのように大企業がマス・マーケティングを行い、大量生産・大量消費する時代ではなくなりました。

大企業に代わって、顧客の細かなニーズに応えらえるスモールビジネスこそ、これからの世の中に求められているものなんです。

本書を読めば、サラリーマンが会社を辞めることなく、個人事業主を立ち上げるための道筋をしっかり学べますよ。

それじゃ、またね。

 

 

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