こんにちは、いちもくです。
上司との1on1ミーティング、あなたは有意義に活用できていますか?
「上司が一方的に話してばかり」
「話したいことが話せない」
「否定的な意見ばかりでモチベーションが下がる」
そんな悩みを抱えている人は少なくありません。
しかし、1on1は本来、部下が抱える問題を解決し、成長を支援するための場です。
どうすれば、上司との1on1を有意義なものにできるのでしょうか?
この記事では、1on1が無意味になってしまう原因を分析し、効果的なミーティングにするための具体的な方法を紹介します。
期待と現実のギャップ: なぜ1on1はうまくいかない?

米国人材開発機構の調査によると、94%の管理職が1on1を定期的に行っていると答えています。
しかし、従業員側の認識としては、定期的に1on1を受けている人は半数以下。
そのうえ、有益だと感じているのはわずか20%しかいません。
このギャップの主な要因は次のようなものです。
- 予定されていたミーティングが上司の都合でキャンセルされる
- 上司が部下の話を聞かず、一方的に話してしまう
- 部下が忖度しすぎて、本音を話せない
つまり、1on1が「ただの時間つぶし」になってしまっているのです。
1on1を成功に導く3つの秘訣
では、どのようにすれば1on1を有意義な時間にできるのでしょうか?
以下の3つのポイントを押さえることで、1on1に対する意識が変わります。
定期開催&短時間集中! リズムを作る

理想的な1on1は、定期的かつ短時間で行われるべきです。
週に1回15分など、短い時間をこまめに設けることで、お互いの状況を共有しやすくなるだけでなく、上司も時間を確保しやすくなります。
目的を明確にする

1on1では、何を話し合いたいか、事前にアジェンダを共有しておきましょう。
漠然とした内容ではなく、「〇〇のプロジェクトの進捗状況について」「〇〇の業務で困っていることの相談」など具体的な内容を伝えることで、より建設的な議論ができます。
記録を残す

1on1の内容は、議事録として記録しましょう。
決定事項や今後のアクションプランなどを明確化することで、次回以降の1on1をスムーズに進めることができます。
また、記録を残しておくことで、後から振り返りをすることも可能です。
上司が協力的じゃなくても大丈夫! 自分から行動を起こそう
「上司が忙しそうで、なかなか1on1の時間を取ってもらえない…」
「そもそも上司が1on1に協力的ではない…」
そんな状況でも、諦める必要はありません!
では、部下の立場でできることは何でしょうか?
事前に議題を準備する

1on1の目的を明確にし、話したい内容を整理しておく。
「報告」「相談」「提案」など、カテゴリーを分けると話しやすくなる。
上司の関心を引く工夫をする

1on1が上司にとっても価値ある時間になるよう、数字やデータを使って説明する。
「こうすると業務効率が上がる」といった提案型の話をする。
積極的に質問をする

「今後のキャリアについてアドバイスが欲しい」「このプロジェクトの優先順位は?」など、具体的な質問を用意する。
質問をすることで、上司も真剣に考えざるを得なくなる。
1on1のフィードバックを求める

「この1on1で改善できる点はありますか?」と上司にも改善を促す。
自ら1on1の質を高める姿勢を見せる。
さいごに
1on1ミーティングは、理想的に行われれば職場の人間関係を深め、仕事の質を上げる大切な場です。
しかし、多くの1on1がその目的を果たしていない現実があります。
あなた自身が積極的に関与し、コミュニケーションの主導権を握ることで、有意義な1on1を実現しましょう。
それが、職場でのストレスを軽減し、仕事のモチベーションを高める第一歩となるはずですよ。
それじゃ、またね。




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