こんにちは、いちもくです。
「うちの上司、いつも忙しそうで話しかけづらい…」
「相談したいのに時間を取ってもらえない…」
そんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか？
しかし、上司が常に忙しすぎる状態が続くと、チーム全体の業務にも悪影響を及ぼします。
上司の忙しさをコントロールし、スムーズなコミュニケーションを確保することが、チームの生産性向上にもつながるのです。
本記事では、上司の忙しさが招く問題と、それを解決するための具体的なアプローチについて解説します。
この記事の要点
1. なぜ上司が忙しすぎてはいけないのか？
上司の過剰な忙しさがチーム全体に与える影響とは？
上司が時間と気持ちの余裕を失うことで起こる問題
2. あなたの上司は、自分の仕事を「3割以下」に抑えているか？
プレイングマネージャーの割合と、理想的な業務比率
チームの健全な運営に必要なマネージャーの時間配分
3. 部下が忙しすぎる上司に言ってほしいたった一つの言葉
「もっと余裕を作ってください、困ります」
部下が積極的に上司に働きかけるべき理由
4. 上司が暇になった後に部下がチェックすべきこと
余裕が生まれた上司が本来やるべきこととは？
先を見据えた行動ができているかを確認する
なぜ上司がいつも忙しすぎるとダメなのか？
上司が常に忙しくしていると、チームにどのような悪影響があるのでしょうか？
コミュニケーションの停滞
上司が余裕を失うと、部下との報告・相談が「単なる処理すべきタスク」として扱われてしまい、適切な指示やアドバイスが得られなくなります。
意思決定の遅れ
忙しすぎると、重要な判断や方向性の決定が後回しになり、チーム全体の進行が滞ることがあります。
モチベーションの低下
上司の忙しさが部下にとって負担となり、職場の雰囲気がギスギスしがちになります。
結果として、部下のモチベーションも下がってしまうのです。
あなたの上司は、自分の仕事を「3割以下」に抑えているか？
リクルートワークス研究所の調査（2019年）によると、約9割のマネジャーが、部下と同様の業務を担うプレイングマネジャーだそうです。
このレポートでは、「チームの状況が良いマネジャーは、プレイング業務を3割程度に抑えている」と示唆しています。
でも実情は、「自身のプレイング業務に割いている時間の割合が、5割を超えるマネジャーが全体の3割程度にも上る」という事実が確認できたのです。
つまり、多くのマネージャーが、本来マネージャーが担うべき業務よりも、プレイヤーとしての業務に多くの時間を割いている現状があり、それが「忙しすぎる上司」を生み出す原因の一つと言えるでしょう。
理想的なマネージャーの業務比率は「プレイング業務3割・マネジメント業務7割」とされています。
マネージャーの主な役割は、
- 部下の育成・管理
- チームの方向性を示すこと
- 調整や意思決定
これらの業務に適切に時間を割かないと、組織のパフォーマンスが低下してしまいます。
あなたの上司は、本来の役割を果たせるだけの時間を確保できているでしょうか？
部下がいつも忙しがってるマネージャーに言ってほしいたった一つの言葉
チームのため、会社のためを思って、そんなマネージャーには「もっと余裕を作ってください、困ります」としっかりリクエストしてあげて欲しいです。
プレイヤーの皆さんはある程度まとまった連続時間の確保が、生産性向上には必須です。
上司が忙しすぎるあまり、指示が遅れたり、適切なサポートを受けられなかったりすると、結局はチーム全体の生産性が低下し、あなた自身の仕事にも悪影響が出てしまいます。
そこで、勇気を出して上司に「余裕が欲しい」と伝えることが重要です。
伝える際には、
- 上司の忙しさが,チーム全体の仕事にどのような影響を与えているのか
- 上司が余裕を持つことで,チーム全体がどのように改善するか
を具体的に説明することが大切です。
上司が暇になった後に部下がチェックすべきこと
上司が忙しさから解放されたら、その後の行動をチェックすることも重要です。
未来を見据えた行動をしているか？
上司が短期的な業務に追われるのではなく、半年後や1年以上先を見据えた戦略を立てているかを確認しましょう。
組織の方向性をリードしているか？
上司が適切な意思決定を行い、チームの方向性を明確に示しているかを見極める必要があります。
適切なバランスで仕事をしているか？
忙しさを解消した結果、極端に暇になりすぎてしまうのも問題です。
「もっと仕事してください」と言える環境を作ることも、部下の役割の一つなのです。
さいごに
「忙しすぎる上司」は決して珍しくありません。
しかし、その忙しさをコントロールし、適切なマネジメント環境を整えることは、チーム全体の成功につながります。
上司の負担が適正化されることで、
- コミュニケーションがスムーズになる
- 意思決定のスピードが向上する
- チーム全体のモチベーションが上がる
といったメリットが得られます。
もしあなたの上司が常に忙しそうなら、ぜひこの記事のポイントを実践し、チーム力の向上につなげてみてください。
それじゃ、またね。
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