こんにちは、いちもくです。
トマト缶を買おうとスーパーに行くと、必ず目にするのが「ホールトマト缶」と「カットトマト缶」。
見た目は似ているけれど、実際どっちを選べばいいのか迷ったことはありませんか?
実はこの2つ、使い方や料理の仕上がりにけっこう差があります。
今回は、ホールトマト缶とカットトマト缶の違いを徹底解説し、あなたの料理をもっと美味しくする選び方をお伝えします。
ホールトマト缶とカットトマト缶はどちらがおすすめ?

結論から言うと、「料理によって使い分けるのがベスト!」です。
- 煮込み料理やソース作りにはホールトマト缶
- 時短したいときやスープ・カレーにはカットトマト缶
このように、どんな料理を作るかによって、選ぶべきトマト缶が変わってきます。
では、それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
ホールトマト缶とは
ホールトマト缶は、完熟トマトを丸ごと湯むきして、ジュースやピューレと一緒に缶詰にしたものです。
トマトの形がそのまま残っているのが特徴です。
主に使用されているのは、イタリア原産の「サンマルツァーノ種」などの加熱調理に向いた種類。
果肉がしっかりしていて、水っぽくなりにくいのがポイントです。
イタリア料理では昔から使われてきた伝統的な保存方法で、本場のパスタソースやピザソースには欠かせない食材です。
日本でも最近は本格志向の高まりとともに、家庭で使う人が増えています。
ホールトマト缶のメリット
風味・コクが濃厚
ホール状態で缶詰にされるため、トマトそのものの旨みや酸味、コクがしっかり残りやすいのが特徴です。
長時間じっくり煮込む料理ほど、トマトの旨みが引き立ちます。
アレンジしやすい
丸ごとなので、つぶしてソース状にしたり、カットしてゴロゴロ感を楽しんだりと使い方は自由自在。
お好みの食感や大きさに調整できます。
煮崩れしにくい
果肉がしっかりしているため、加熱しても煮崩れしにくく、煮込み料理もしっかりトマトの存在を楽しみたい時にぴったりです。
本格的な味わい
プロのシェフや料理好きの方が愛用するのもこのタイプ。
イタリアンのトマトソースやラタトゥイユ作りに本格感が出ます。
ホールトマト缶のデメリット
調理前の手間がかかる
トマトがそのまま入っているため、そのまま使うには大きく、包丁や手で潰す必要があります。
忙しい時や簡単に仕上げたい時にはやや手間と感じることも。
料理によっては溶けにくい
短時間でサッと仕上げる料理や、食感を残したくないソースではゴロゴロ感が残ってしまうことがあり、好みが分かれます。
種や皮が入っていることも
商品によってはトマトの種やわずかな皮が入っている場合があります。
舌触りになめらかさを求める料理の場合は注意が必要です。
カットトマト缶とは
カットトマト缶は、その名の通りトマトを小さくカットしてトマトジュースと共に缶詰にした商品です。
大きさは缶によって多少違いますが、角切りやダイス状になっています。
使用されるトマトは丸型や比較的柔らかい品種が多いです。
蓋を開けたらそのまま鍋やフライパンに投入できる手軽さが魅力で、忙しい時の時短調理にも大活躍します。
ソースやスープ、煮込み料理など、幅広く使える万能型です。
カットトマト缶のメリット
すぐ使える手軽さ
小さくカットされているので、缶を開けたらそのまま鍋に入れてOK。
時短調理や調理の失敗を減らしたい方にもおすすめです。
均一な仕上がり
トマトが細かくなっているため、料理にムラが出にくく、均一な食感やとろみを作りやすいのがポイント。
カレーやミートソース、スープなどにぴったりです。
ソースやスープ作りに最適
煮込むことで自然と溶けてなじむため、なめらかで一体感のあるソースやスープが作りやすい。
ストックしやすい
手軽で失敗しにくいため、普段使いはもちろん、時短レシピや普段使いのストックとしても重宝します。
カットトマト缶のデメリット
味やコクがやや淡めなことも
カットしてから缶詰にするため、トマトの旨みやコクがホールトマトよりやや落ち着いている商品もあります。
濃厚な仕上がりにしたい場合は物足りなく感じるかもしれません。
加熱すると形が残りにくい
煮込みすぎるとトマト感がほとんどなくなり、サラッとした仕上がりになります。
逆にゴロゴロ果肉感を楽しみたい料理には不向きな面も。
品種や味にばらつきがある
使用するトマトの種類や産地によって、同じカットトマト缶でも酸味や甘み、濃厚さに違いがあります。
好みのメーカーを見つけるまでは、いろいろ試す必要があるかもしれません。
調整が利かない
サイズが固定されているため、料理に合わせた大きさの調整ができません。
もう少し大きく、もう少し小さくしたいと思っても、そのまま使うしかないのが難点です。
結局、ホールトマト缶とカットトマト缶はどちらがおすすめ?

ここまで読んでいただければ、ホールトマト缶とカットトマト缶の違い、それぞれのメリット・デメリットがお分かりいただけたかと思います。
もう一度結論をお伝えすると、「料理によって使い分けるのがベスト!」です。
トマト本来の風味と食感を活かしたい料理
トマトの形を活かしたい料理(サラダのトッピングなど)
じっくり煮込む料理
自分でトマトの大きさを調整したい場合
パスタソース(じっくり煮込んで濃厚なソースを作りたい場合)
ピザソース
スープ
煮込み料理(トマト煮込みなど)
手軽にトマト缶を使いたい時短料理
トマトの形を気にしない料理
短時間で仕上げる料理
カレー
ミートソース
スープ(短時間で仕上げる場合)
卵料理
さいごに
「ホールトマト缶」と「カットトマト缶」は、どちらも料理に豊かな彩りと旨みを与えてくれる心強い味方。
でも、特徴や使い勝手は思いのほか違います。
あなたがどんな料理を作りたいのか、求める時短や本格感はどこにあるのか——。
それを考えながら選ぶだけで、食卓はもっと楽しく、美味しくなります。
「今夜はどんな料理にしようかな?」とワクワクした時、ぜひこの比較記事を思い出して、ピッタリなトマト缶を手に取ってみてください。
きっと、いつもの一皿がもっと特別なものになりますよ。
それじゃ、またね。




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