やあ、いちもくだよ。
僕は本が好きで、読んだ本を読書ノートに記録しているんだ。
料理をつくるのも大好きで、このブログとは別に料理ブログも運営しているんだ。
料理をつくる上で参考になったり、料理の味や見た目を文章で表現するのに参考になった本はたくさんあるんだよね。
その中でも、特に面白かった本を、11冊紹介するね。
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絶対また行く料理店101/横川 潤

ネットを探しても、絶対に出てこないレストラン情報が知りたければ、この本に書かれているよ。
最近のトレンドでもある「熟成肉」についても詳しく書かれているんだ。
この本を読むと、食べることは楽しいだけでなくて、感動する場面もあるし、難解なものでもあると感じるんだよね。
実際に足を運んで、その料理を食べた人でないと書けない説得力がある本だよ。
サラリーマン・シノダ部長のてっぱんメシ/篠田 直樹

著者の篠田直樹さんは、旅行会社に勤めるサラリーマン。
25年間ずっと食日記を書き続けているんだ。
料理の絵がとても上手で、この本は絵日記でまとめられたエッセイになっているよ。
サラリーマンの楽しみは、やっぱり毎日のランチだよね。
この本を読むと、もっとランチを楽しめるお店を開拓したいという気持ちになってくるんだ。
パリ仕込みお料理ノート/石井好子

シャンソン歌手として活躍する、石井好子さんが書いた本。
ページを読み進める毎に、古き良きパリの雰囲気に飲み込まれていく本なんだ。
流行や値段に左右されない、自分の好きな食べ物を自分のスタイルで楽しんでいる姿が描かれているよ。
有名なシャンソン歌手との交流についても、詳しく書かれているんだ。
料理や音楽って、文字でその良さを表現するのは難しい気がするんだよね。
でも石井さんの本を読んでいると、パリの飾らない料理や音楽の魅力が自然と伝わってくるんだ。
町中華とはなんだ 昭和の味を食べに行こう/町中探索隊

日本全国どこにでも、古い中華料理店ってあるよね。
そんな店の中には、中華料理店なんだけど、オムライスやカレーなんてメニューが並んでいるところもあるんだ。
そんな店を「町中華」と呼んで探訪するのが、この本の内容。
敢えて美味しくないと評判の店に行ってみたり、ちゃんぽんを食べたことがないのに作ろうとする店があったりと、訪れる店は何でもありのカオスな空間ばかり。
そんな下町の中華料理店の魅力を存分に楽しめるのが、この本の魅力だよ。
五種盛りより三種盛りを頼め/ながさき一生

漁業から卸、小売りまで、魚の事を知り尽くした著者が書いた、魚の本。
美味しい魚を食べるために覚えておきたい、情報や知識がふんだんに詰まっているよ。
この本を読んだ後、スーパーの鮮魚売り場に行くと、魚の見方が変わっているのに気づけると思うよ。
魚料理に関する薀蓄が書かれた本としては、今まで読んだ中で一番面白かった本だね。
料理でわかるヨーロッパ各国気質/片野優、須貝典子

ヨーロッパ在住の著者が、各地の料理にまつわる雑学を紹介した本。
王侯貴族の食べ物から、庶民の食べ物まで紹介されていて、興味深いんだ。
料理だけでなく、ワインやウイスキー、各国のスイーツも紹介されているんだけど、知らないことばかりで興味深く読めるよ。
キッチハイク!突撃!世界の晩ごはん/山本雅也

450日かけて世界中を旅して「あなたのおうちでごはんを食べさせてくれませんか?」と声をかけ続けた著者の体験談。
写真がふんだんに掲載されているんだけど、みんな気持ちいいくらいの笑顔なんだ。
読んでて思わず、こっちも笑っちゃうエピソードも多く盛り込まれているよ。
きっと、著者の人柄がみんなを笑顔にさせてるんじゃないかな。
でも、笑っちゃうだけではないんだ。
国籍や宗教の違いをちゃんと理解し、相手を受け入れる姿勢が、著者と料理を提供する人の両方にあるということが伝わってくる本だよ。
こんな旅ができたら、最高に楽しいだろうね。
ソーメンと世界遺産/椎名誠

説明不要の超有名作家・椎名誠さんのエッセイ集。
料理に関するエッセイばかりではないけれど、どれも読んでみたくなるタイトルばかりだよ。
なぜケータイショップのおねえさんの言葉は理解不能なのか。
なぜ選挙に出るヒトはタスキにハチマキなのか。
なぜ自転車に乗ったオバサンはいきなり飛び出してくるのか。
なぜつまらない通販CMを5分間も見てしまうのか。
ソーメンと世界遺産という、一見何の関係もない2つも、椎名誠先生の手にかかると、読んで思わず納得のエッセイになってしまうんだ。
米、麺、魚の国から アメリカ人が食べ歩いて見つけた偉大な和食文化と職人たち/マット・グールディング

アメリカ・トラベルライター協会が選んだ、2016年「最優秀トラベル・ブック」。
フィナンシャル・タイムズ誌が選んだ、「2016年のベストブックスにも選ばれているよ。
アメリカ人記者から見た、和食の奥深さを紹介した本なんだ。
寿司や懐石料理といった、外国人にも有名な料理だけでなく、立ち飲み屋やお好み焼き屋、ラーメン何て料理も取り上げられているよ。
単に食べ歩きのエッセイではなく、お店や職人に深く取材した内容が書かれている本だね。
日本人が海外で和食の事を聞かれても、ここまで深く正確に伝えることができる人は少ないんじゃないかな。
料理を紹介する描写がリアルなだけでなく、料理をつくる職人の仕事に対する真摯さがヒシヒシと伝わってくる本だよ。
『英国一家、日本を食べる』という本が話題になって、漫画やアニメになった事もあったけれど、この『米、麺、魚の国から』は、もっと話題になってもおかしくない本だと思うんだよね。
日本人なら、絶対に読んでおいて損はない1冊だよ。
\忙しくても、耳は意外とヒマしてる/




