こんにちは、いちもくです。
生きていくうえで、お金の知識は絶対に必要だと思いませんか?
なのに日本の学校では、いまだに「お金なんて教育にふさわしくない」という古い考え方に縛られています。
お金の勉強をしないまま社会人になると、ローンや税金との上手な付き合い方も分からないことがほとんど。
そんな人におすすめなのが、「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」です。
本書は、高校生でも分かるようにお金に関する基本的内容が幅広く書かれた本。
- 将来に備えて貯金しよう
- 株ってなんだろう?
というようなよくある話だけではなく、
- 社会に出たらどうやってキャリアをつくっていくのか
- 独立や起業を考えるべきか
- 収入と支出をどう管理するか
- 借金
- 金融詐欺
- 税金
- 法律や契約
など、これからの人生に必要なことはすべて網羅されています。
今回は、そんな「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」の必読ポイントを詳しく解説していきます。
「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」必読ポイント
まずはお金の計画を立てる
お金について学ぶ上で、まずはお金についての計画を立てることは非常に役立ちます。
新しい洋服が欲しい
友達とキャンプに行きたい
一人暮らしがしてみたい
といったことは、誰しも一度は経験したことがあるはず。
ほかにも、
家を買う
子供を育てる
転職する
なんてことは、どれも大きな決断であり、人生とお金に大きな影響を与えるものです。
この世で生きていくには、お金が必要。
決してお金がすべてではありませんが、お金がないと、しなくてもいい苦労をすることになってしまうかもしれません。
お金の計画とは、
自分がお金を使って何をしたいか
ということ。
大きな夢を叶えるためにも、日々の生活で必要なものを買うためにも、お金にまつわる計画を立てておくことが必要になります。
一生お金に困らない生き方
お金の計画とは、人生の中でお金に関する要素をピックアップし、具体的な戦略を立てることです。
そんなお金の計画は、紙に書いておくのがおすすめ。
目に見える形にすることで、自分にとって本当に必要なものがはっきりします。
また、お金の計画は一度決めれば終わりというものではなく、ずっと続くプロセスです。
お金について考え、お金をやりくりしていく過程の中で、あなたに合った計画が出来上がっていきます。
お金の計画を立てる際は、次の要素を含む必要があります。
支出
今のライフスタイルを維持するために、どれくらいのお金が掛かっているか把握していますか?
この先、必要なお金は増えるのでしょうか、それとも減るのでしょうか。
毎月の予算を決め、自分が何にいくら使ったのかを把握することが大切です。
収入
仕事をするのも、キャリアを築くのも、その主な目的は収入を得ることです。
貯金
どれくらい貯金があるか、貯金の習慣が身についているかは、お金の計画を立てる上で重要な要素です。
借金
住宅ローンや奨学金など、形は違ってもすべて借金です。
- なんのために借金をするのか
- いくら借りるのか
- どんな条件で借りるのか
といったことも、すべてお金の計画の重要な要素になります。
安心
万が一に備えて保険に入っておけば、もしもの時も安心です。
どうすれば「経済的に自立」できるのか
経済的に自立した個人になるために、まず覚えておかなければならないのは、自分のお金の面倒を見るのは自分しかいない、ということです。
お金持ちも、そうでない人も、自分のお金は自分で管理しなければなりません。
あなたの周りにいる多くの人は、あなたのお金を巧妙に奪おうと近づいてきます。
ファーストフードショップは、あなたにハンバーガーを売ろうとするし、
保険会社は「これが最低限必要な保険です」といって、あなたに保険を売ろうとするでしょう。
ここで大切なのは、
あなたのお金に関するあなたの決断が、あなたの未来を決める
ということ。
大抵の場合、人生で起こることは自分の決断の結果なんです。
だからまずは「自分のお金に責任を持つ」ことから始める必要があります。
あなたのキャリアとお金の関係
キャリアとは、それまで積み上げてきた仕事のスキルや経験のこと。
大抵の人は、同じ仕事を続けたり、同じ業界の中でさまざまな職種を経験したりしてキャリアを築いていきます。
仕事を続けていくうちに、
- 知識
- 経験
- 人脈
- スキル
といった、その仕事に必要なものが身についていきます。
結果、あなたの生産性は高まり、雇用主にとってより価値のある存在にあります。
こうやって築いたスキルや能力が、あなたの「人的資本」です。
職業をベースにしたキャリアを歩んでいる人は、人的資本がしっかりしていれば、勤め先が変わっても立派に通用するもの。
そのため、キャリアアップのための転職も夢ではありません。
業界をベースにしたキャリアであっても、人的資本がしっかりしていれば、同じ業界内でステップアップしていくことができます。
お金は、貯め方より使い方が重要?
貯金とは、単純に言えば「お金を使わないこと」です。
そして、今日お金を使わないということは、明日お金を使う能力が手に入るということ。
つまり貯金とは、支出を先延ばしするということでもあるんです。
先のことは誰にもわかりません。
もしかしたら、今の収入ではとても追い付かないようなお金が必要になるかもしれません。
または収入が大きく下がって、貯金がなければ生活できなくなることだって考えられます。
つまり、貯金をする第一の理由は、将来の支出に備えるためなんです。
次に、貯金をする第二の理由は、人生の大きな目標を達成するため。
高校生や大学生、社会人になりたての若い人の場合は、
大学
車
家
結婚と子育て
起業
といったものが大きな目標になるでしょう。
そして貯金をする第三の理由は、まさかのときに備えるためです。
パソコンが壊れたら、新しいものを買うためにお金が必要です。
事故で入院した場合も、お金がかかります。
生きていれば、いつ不運に見舞われるかわかりません。
そんな時に手元にまとまったお金があれば、ダメージを最小限に抑えることができます。
貯金をする第四の理由は、人生における自立を実現するため。
貯金はひとつの習慣であり、貯金ができるということは人格の一部となります。
人生をきちんと考え、計画を実行する粘り強さと自制心がなければ、貯金はできないんです。
予算設計の第一歩
予算を立てる最初のステップは、すべての収入とすべての支出を把握し、リスト化すること。
過去の支出を把握し、向こう1年間の支出を予測してみます。
収入についても、同じように過去を参考にして未来を予測します。
もしもあなたが、大学を卒業したばかりの社会人1年生だとしたら、次の3つの項目に注意して予算を設計するのがおすすめ。
家賃にお金をかけすぎない
家賃は、大抵の人にとって最も大きな出費となります。
特に若いうちは収入が少ないので、多少の住みにくさや狭さはあっても、家賃を抑えておくのが良いでしょう。
家賃は月収の3割までに抑えておくべき、なんて意見もよく耳にします。
もしも家賃にお金をかけすぎている状態だったら、引っ越しを検討してみるのもいいかもしれません。
小さな出費に気をつける
- スタバに毎日通う
- 夕食はコンビニ弁当を買って帰る
- スポーツジムの会費
- ゲームの課金
など、小さな出費も積み重ねればまとまった金額になってしまいます。
- 夕食はなるべく自炊する
- 朝から歩いて通勤することで、ジムに通う費用を抑える
など、ちょっとした工夫で出費を抑えることができます。
もしもの備えを万全にする
生きていれば、お金のかかる不測の事態に遭遇することだってあります。
交通違反で罰金を支払うことになった
パソコンが壊れて買い換えることになった
なんてこともあるかもしれません。
お金が必要になったとき、すぐに支払えるだけの備えが必要です。
お金を育てることを考える
貯金がある程度の金額になったら、次はお金を育てることを考えます。
つまり「投資」です。
具体的に、どのような投資をすれば良いのでしょうか?
大儲けできる投資もあれば、儲けの少ない投資もあります。
たとえば銀行預金は、損をすることはほとんどありませんが、利益は大きくありません。
安全な投資はリターンが少なく、リターンが大きい投資は危険を伴います。
株式投資で堅実に稼ぐ、つまりリスクを抑えようと思ったら、分散投資がおすすめ。
好きな会社1、2社の株だけを買うのではなく、10か20社くらいの会社の株を買います。
業界やビジネスの形態もばらけさせたほうがいいでしょう。
そうすれば、たとえどこかの会社の株価が下がっても、他の会社の株価が上がるなどして、全体としては大きな損失を回避することができます。
着実に資産形成したいのであれば、毎月決まった額を購入する「積立投資」がおすすめ。
たとえば毎月100ドルといった決まった金額で同じインデックスファンドを買い、積み立てていきます。
この投資法は、「ドルコスト平均法」とも呼ばれてます。
毎月の購入額を一定にするということは、株価が下がっているときはたくさん買い、株価が上がっているときは少なく買うことになります。
株価の動きに一喜一憂する必要がないので、精神的にも落ち着いて投資を続けられます。
さいごに
生きていくうえで、お金の知識は絶対に必要だと思いませんか?
なのに日本の学校では、いまだに「お金なんて教育にふさわしくない」という古い考え方に縛られています。
お金の勉強をしないまま社会人になると、ローンや税金との上手な付き合い方も分からないことがほとんど。
そんな人におすすめなのが、「アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書」です。
本書は、高校生でも分かるようにお金に関する基本的内容が幅広く書かれた本。
- 将来に備えて貯金しよう
- 株ってなんだろう?
というようなよくある話だけではなく、
- 社会に出たらどうやってキャリアをつくっていくのか
- 独立や起業を考えるべきか
- 収入と支出をどう管理するか
- 借金
- 金融詐欺
- 税金
- 法律や契約
など、これからの人生に必要なことがすべて網羅されている、おすすめの本ですよ。
それじゃ、またね。
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