やあ、いちもくだよ。
先日、はてなブログからWordPressに引っ越ししたんだけど、ようやく移行作業が落ち着いてきたんだ。
移行の時点では、それほど記事数は多くなかったんだけど、記事数が多い人の場合は、どうしても移行作業に時間と手間がかかってしまうと思うよ。
僕ははてなブログを利用していた際、将来的な移行を視野に入れて、各記事を更新する際は3つのポイントに注意していたんだ。
今回は、そのポイントと、移行手順についてまとめてみるね。
当記事は、はてなブログ運用時に
- パーマリンクの設定を「カスタムURL」にて設定
- 記事の見出しを<h2></h2>タグに変更済み
- 独自ドメインにて運用
してきた経験をもとにまとめたものだよ。
クリックできる目次
はてなブログの記事を書く上で気をつけていた3つのポイント
パーマリンク
はてなブログで記事をアップする場合、それぞれの記事にURLが割り振られることになるんだ。
はてなブログでは、4つの記事URLフォーマットがあるんだけれど
- 標準フォーマット 例:/entry/2017/08/25/20552
- タイトルフォーマット 例:/entry/2017/08/25/面白いオススメ漫画
- ダイアリーフォーマット 例:/entry/20170825/1320650325
- カスタムURL 例:/entry/omoshiroosusumemanga ※/entry/以下を自分で設定する
僕の場合は、記事を都度公開する際、4番目のカスタムURLを設定していたんだ。
この設定を行っておけば、WordPressに移行する際に、記事のURLを書き換えずに済むんだよね。
見出しの<h2>と<h3>
はてなブログで本文内に見出しをつける場合、「大見出し」「中見出し」「小見出し」から選ぶことができるんだ。
「見たまま」モードの編集画面を利用して大見出しをつけた場合、HTML編集画面で確認すると、大見出しは<h3></h3>になっているよ。
タイトルは<h1></h1>だから、<h2>の見出しを使おうと思った場合、HTML編集画面で1つずつ変更する必要があるんだよね。
SEO的にも、見出しの<h2>を飛び越えて<h3>を使うのは不利だから、僕は記事更新時に見出しを<h2>タグに変更していたんだ。
独自ドメイン
はてなブログproで運営している場合は、独自ドメインを設定できるよ。
このブログの場合は、
https://ichimokusan.info/
が独自ドメイン。
独自ドメインを契約していなくても、はてなブログが用意してくれる無料ドメインがあるんだ。
http://ichimokusan.hatenablog.jp/といった形で、URLにhatenablogという文字が追加されているのが、はてなの無料ドメインの特徴だよ。
僕はブログを始めるに当たって、お名前.comで独自ドメインを契約して、はてなブログproで独自ドメイン設定をしていたんだ。
僕はこの3つを事前に準備しておいた上で、はてなブログからWordPressへの移行作業をスタートしたよ。
まずはサーバー契約
WordPressでブログを始める上で、絶対に欠かせないものが2つあるんだ。
レンタルサーバーと、独自ドメインの2つ。
まずはレンタルサーバーの契約からスタートしたよ。
レンタルサーバーの種類はたくさんあるけれど、僕はエックスサーバーを選んだんだ。
各種レンタルサーバーサービスが提供している、サーバーの容量や転送量などを比較しても、エックスサーバーは性能と価格のバランスがちょうど良いと思うよ。
WordPressでブログを運営している有名ブロガーさんたちの多くも、エックスサーバーを使っている人たちが多いみたいだね。
いざ、エックスサーバーのトップページにアクセス。

「お申し込みはこちら」というボタンをクリックして、申し込みに入るよ。

申し込み画面で、必要情報の入力。

この画面で、プランを選択することになるんだ。
容量や転送量、データベースを比較した上で、僕はX10プランに申し込んだよ。
動画や画像を大量にアップすることが無い場合は、X10プランで十分だと思うよ。
全ての必要項目に記入して申し込むと、アカウント情報が書かれたメールが送られてくるんだ。

メールは必ず保存しておこう。
次に、メールの中にある「インフォパネル」のURLをクリックして、料金の支払い手続きをするよ。

クレジットカード払い、銀行振り込み、コンビニ支払から選択できるんだ。
支払いが終わったら、これでサーバー契約完了。
WordPressのインストール
次に、エックスサーバーにWordPressをインストールするよ。
もう一度、届いたメールを確認。

サーバーパネルと書かれたURLにアクセス。
インフォパネルへのログインID、パスワードとは異なるから、再度ログインが必要になるんだ。
右上の「ドメイン設定」をクリックして、現在の独自ドメインを設定。

もしも独自ドメインを取得していない場合は、お名前.comなどで新しく取得する必要があるよ。
「ドメインの追加設定」をクリックし、独自ドメイン名を入力。

最後に「ドメインの追加(確認)」ボタンをクリック。
次に、サーバーパネルトップページに戻って、「自動インストール」をクリック。

「プログラムのインストール」をクリックして、「インストール設定」をクリックするんだ。
インストールURLの項目には、トップページにWordPressを設置する場合は、特に何も入力する必要はないよ。
「ブログ名」「ユーザー名」「パスワード」「メールアドレス」と各項目を入力。
データベースの項目は、「自動でデータベースを生成する」をチェック。

インストールが完了したら、WordPress管理画面へのログインや編集に必要な情報が表示されるんだ。
必ずメモしておこう。
ここまで終わったら、次は独自ドメイン側の設定を変更するよ。
独自ドメインのネームサーバー変更
僕はお名前.comを利用しているけれど、それ以外のサービスで独自ドメインを取得した場合は、そのサイトへアクセスしよう。
僕が独自ドメインを取得した、お名前.comのサイトにアクセス。

上部に4つ並んだメニューの中から、ドメイン一覧をクリック。

既に取得したドメイン名がページ下に並んでいるから、一番右側のネームサーバー「変更する」をクリック。
「ご登録情報に変更・相違はありませんか?」というポップアップが出てくるので、「登録情報は正しいので、手続きを進める」をクリック。

「他のネームサーバーを利用」をクリック。

「ネームサーバー情報を入力」欄に、次のように入力。

ネームサーバーを変更すると、エックスサーバーに切り替わって、これまで使用していたサイトにはアクセスできなくなるんだ。
必ず、ドメインを切り替えてからネームサーバー情報を変更しよう。
ネームサーバーの設定を変更したら、反映されるまで時間がかかるよ。
僕の場合は3時間くらいかかったけれど、記事数が多いサイトだともっとかかるみたいだね。
終わるまで、ひたすら待つしかないよ。
WordPressテーマの準備
反映されるまでの間、WordPressのテーマの準備をしておこう。
僕が選んだテーマは、WordPressテーマ「ストーク」。
無料のテーマもたくさんあるけれど、有料テーマの方がデザイン性に優れていて、機能が豊富なものが多いんだ。
まずはWordPressテーマ「ストーク」のサイトにアクセスして、「カートに入れる」をクリック。

カートの中身をチェックしたら、「次へ」ボタンをクリック。

必要事項を入力するページで、メールアドレスやパスワードを入力すると、支払い画面が出てくるんだ。
支払いが終わったら、すぐにダウンロードできるよ。
もしも再度ダウンロードしたい場合も、会員登録しておけばマイページにログインしてダウンロードできるんだ。

テーマのダウンロードが終わったら、子テーマもダウンロードしておこう。
「子テーマのダウンロード・導入」ページで、ストーク用のダウンロードファイルをクリック。

カスタマイズするときは、子テーマを使うことになるから、必ずダウンロードしておこう。
WordPressにストークをインストール
WordPressにアクセスできるようになったら、
http://設定したドメイン名/wp-admin/
へアクセス。
WordPressの管理画面が出てくるから、ユーザー名とパスワードを入力してログインするよ。
管理画面が出てきたら、左側にあるメニューの中の「外観」にカーソルを合わせると、右側にメニューが出てくるんだ。

ここで「テーマ」をクリック。
画面上にある「新規追加」ボタンをクリック。

「テーマのアップロード」ボタンをクリックして、ストークをインストールしよう。

ストークと、子テーマの2種類をインストールしておこう。
インストールできたら、必ず「有効化」しておかなければならないよ。
この画面は、子テーマであるstork_customが有効化されている状態。

最初にインストールしたストークは有効化されていないけれど、子テーマが有効になっていれば、ストークがテーマに反映されていることになるから大丈夫だよ。
いよいよブログの引っ越し
ここまでくれば、後ははてなブログの記事をエクスポートして、WordPressにインポートすることができるんだ。
まずははてなブログの管理画面で、メニューから「設定」を選んで、「詳細設定」をクリック。

ページ内にある、「記事のバックアップと製本サービス」をクリック。

「エクスポートしなおす」をクリックした後、「ダウンロードする」ボタンをクリック。

これで、記事が全てテキストでダウンロードできるよ。
WordPressに記事をインポート
冒頭に触れた、パーマリンクの書き換えや見出しタグの変更が終わっていなければ、ここでやっておこう。
はてなブログの「カスタムURL」で設定したのと同じ記事URLで移行するから、WordPressで記事のURL設定をする必要があるんだ。
管理画面の「設定」から「パーマリンク設定」をクリック。

共通設定で「投稿名」をクリック。
※はてなブログで記事URLを「標準フォーマット」「タイトルフォーマット」「ダイアリーフォーマット」に設定していた場合は、設定が異なります。これは「カスタムURL」を設定していた場合のパーマリンク設定方法です。

次に管理画面の左側から「ツール」→「インポート」をクリック。
インポートの中の「Movable TypeとTypePad」の「今すぐインストール」をクリック。
インポートが完了したら、「Movable TypeとTypePad」の「インポーターの実行」をクリックしよう。

「ファイルを選択」ボタンを押して、はてなブログでエクスポートしたテキストファイルを選択。
「ファイルをアップロードしてインストール」をクリック。

最後に、「投稿者の割り当て」を選択できる画面が出てくるから、WordPressの管理者アカウントを選んで終了。
はてなブログで、独自ドメインの設定を解除
はてなブログの管理画面にアクセスして「設定」から「詳細設定」をクリック。
独自ドメインを利用していた場合は、独自ドメインの設定を解除しておこう。

これで記事の移行作業は、ひとまず終わりだよ。
さいごに、細かな調整作業
ページにアクセスして、記事が移行されたことを確認したら、細かな修正作業に入るよ。
僕の場合は、アイキャッチ画像が設定されていない状態だったから、1つ1つ設定していったんだ。
ほかにも、タイトルや文章が崩れている部分を修正したり、カエレバ・ヨメレバのデザイン修正作業などを行ったよ。
とにかく時間がかかったけれど、移行作業は無事に終了。
この後プラグインを導入したり、サイトをSSL化したり、Googleアナリティクス設定を変更したりという作業をしたんだ。
僕ははてなブログで
- 「カスタムURL」を設定していた
- 見出しタグを変更していた
- 独自ドメインを利用していた
から、今回の流れでWordPressに移行できたよ。
はてなブログの設定方法が違えば、それぞれ移行手順が異なるから注意が必要なんだ。
これまで膨大な時間をかけて創り上げてきた、大切なブログを失わないためにも、必ずバックアップを取りながら作業することをおすすめするよ。
じゃ、またね。



