やあ、いちもくだよ。
ニコラ・テスラという物理学者を知っているかな?
科学の世界に詳しい人であれば、交流システムや高周波の応用技術で素晴らしい業績を残した物理学者だということを知っているかもしれないね。
イーロン・マスクが経営する自動車会社「テスラ」は、ニコラ・テスラの名前にちなんだものというのは有名な話。
発明王エジソンの最大のライバルだったけれど、時代をあまりにも先取りしすぎたため、周りから理解を得られず異端視された科学者だったんだ。
そんなニコラ・テスラが導き出した法則に、「369の法則」というものがあるんだ。
ニコラ・テスラが残した
“If you only knew the magnificence of the 3,6 and 9,then you would have a key to the universe “
あなたが3、6、9という数字の素晴らしさを知れば、宇宙へのカギを手にすることができる。
という言葉。
なんともスピリチュアルな響きのする言葉だけど、その内容を知れば、世の中のすべてが「369の法則」に従っていることに気づけるんだ。
僕たちのこの世界は、「9」という完全なる調和の取れた数字に支配されているのかもしれないよ。
369の法則とは

僕たちが普段使っている数字は、人間が「発明」したものではないんだ。
数字とは、自然界から「発見」したものなんだよね。
だから数字は、世の中のどこにでも当てはめることが可能。
地球上のどこにいても、1+2は3になるし、もちろん宇宙でも同じなんだ。
1+2は3になる。
宇宙のすべてに、この数字の法則は当てはめることができるんだ。
では、369の法則とはいったい何なんだろう。
ニコラ・テスラは、
“If you only knew the magnificence of the 3,6 and 9,then you would have a key to the universe “
あなたが3、6、9という数字の素晴らしさを知れば、宇宙へのカギを手にすることができる。
という言葉を残しているんだ。
3、6、9という数字は、古来より人類が大切にしてきた数字なんだよね。
なぜ、3、6、9は特別な数字とされてきたのか。
その理由は、それぞれの数字の意味を理解できれば少しずつ分かってくるよ。
3、6、9以外の数字が持つ法則

1から9までの数字の中で、3、6、9以外の数字は
1、2、4、5、7、8
の5つ。
これら5つの数字に同じ数字を足すと、
1+1=2
2+2=4
4+4=8
5+5=10 10は1+0で1
7+7=14 14は1+4で5
8+8=16 16は1+6で7
勘のいい人は気づいたと思うけれど、このような計算をすると「3」「6」「9」という数字が出てこないんだ。
ほかにも、1つの細胞が2つに分かれていく細胞分裂を数字で表すと
1つの細胞が倍になって2
2つの細胞が倍になって4
4つの細胞が倍になって8
8つの細胞が倍になって16 16は1+6で7
16の細胞が倍になって32 32は3+2で5
32の細胞が倍になって64 64は6+4で10 1+0は1
こちらでも、3、6、9という数字は出てこないんだ。
3、6、9が持つ法則

では、3、6、9の場合はどうだろう?
先程と同じように、同じ数字を足してみると
3+3=6
6+6=12 12は1+2で3
9+9=18 18は1+8で9
答えは、3、6、9になっているね。
次に、細胞分裂をイメージして、3を倍にしてみよう。
3の倍は6
6の倍は12 12は1+2で3
12の倍は24 24は2+4で6
24の倍は48 48は4+8で12 1+2で3
48の倍は96 96は9+6で15 1+5で6
気付いたかな?
3と6が繰り返し出てくるんだ。
でも、9は出てこないね。
それでは、9同士を足してみよう。
9+9=18 18は1+8で9
これまでと同じように、細胞分裂をイメージしつつ、9を倍にしていくと
9の倍は18 18は1+8で9
18の倍は36 36は3+6で9
36の倍は72 72は7+2で9
72の倍は144 144は1+4+4で9
答えは全て9になるんだ。
9の不思議

9には、ほかにもさまざまな不思議があるんだ。
たとえば、1から8までの数字を全て足し算すると、
1+2+3+4+5+6+7+8=36 3+6は9
そう、9は1から8までの全ての数字を含んでいることになるね。
ほかにも、1から8までのそれぞれの数字に9を足してみよう。
1+9=10 10は1+0で1
2+9=11 11は1+1で2
3+9=12 12は1+2で3
4+9=13 13は1+3で4
5+9=14 14は1+4で5
6+9=15 15は1+5で6
7+9=16 16は1+6で7
8+9は17 17は1+7で8
このように、9を足すことで元の数字に戻るんだ。
9はまるで、0と同じような性質を持っていることになるね。
3 6 9の持つ意味

新約聖書の「ヨハネの黙示録 1章8節」には、こんな言葉が書かれているんだ。
私はアルファであり、オメガである
さらに、21章6節、22章13節では、この言葉の後に、
最初であり、最後である
と続いているんだよね。
- アルファとオメガ
- 最初と最後
これらは、2つで1セットになっている言葉。
僕たちの世界は、このような二元性で成り立っているんだ。
- 男と女
- 陰と陽
- 太陽と月
- 右と左
- 好きと嫌い
- 幸せと不幸せ
など。
この二元性を使って、1から9までの数字を分けるとするなら、
- 1、2、4は「3」に支配されている、物質世界を司る数字
- 5、7、8は「6」に支配されている、物質世界を司る数字
- そして3と6は、9という「全て」であり「無(0)」でもある数字に支配されている
と分けられるんだ。
すなわち、9とはこの宇宙の始まり「無」を表している数字であり、かつこの世の全てを表している数字ということになるんだ。
身の回りにある369
僕たちの身の回りには、369の法則に当てはまるものがたくさんあるんだ。
時計

時間は、369の法則に当てはまる代表的なもの。
12進法は、1+2=3になっているね。
1分は60秒、1時間は60分、1日は24時間。
24は、2+4で6。
時の流れは、3の倍数になっているんだ。
カレンダー

現代の日本では、太陽暦が使われているよね。
でも、古来の暦「太陰暦」では、新月から満月までの間隔である約30日が1か月となっていて、それを12回繰り返すことで1年と定められていたんだ。
干支も12だから、12年過ぎれば新たな干支へ。
時の流れは、やっぱり3の倍数で成り立っているようだね。
内角の和

三角形の内角の和は、180度。
1+8+0で9
四角形の内角の和は、360度。
3+6+0で9
五角形の内角の和は540度。
5+4+0で9
六角形の内角の和は720度。
7+2+0で9
このように、多角形の和は全て9で成り立っているんだ。
仏教

仏教では、人間には煩悩が108つあるとされているよ。
1+0+8で9
また、ブッダの入滅から56億7千万年後にこの世界へあらわれ悟りを開き、人々を救うと信じられているのが弥勒菩薩。
56億7千万年、すなわち5+6+7で18、1+8で9。
弥勒(3+6+9)で18、1+8で9。
仏教には、空即是色(くうそくぜしき)という言葉があるんだ。
この言葉の意味は、物の本性は空(くう)だが、それがそのままこの世の一切のものであるということ。
9という数字はすべての数字を含んでいるから、この世のすべてを表しているとも考えられるね。
そして、0の性質も併せ持っているから、この世は空、つまり無ということも言い表しているんだ。
さいごに
ニコラ・テスラが導き出した「369の法則」。
都市伝説好きな人や、スピリチュアルな話が好きな人の間では知られている法則みたいだね。
僕は2018年にこの本を読んでから、
GoogleやAppleなども取り入れているマインドフルネス瞑想を毎日続けているんだ。
瞑想で無になろうとするのは、ポジティブでもネガティブでもない、調和のとれた心の状態を目指しているのかもしれないね。
この調和の取れた状態を、数字1文字で表すと「9」。
プラスでもマイナスでもない、絶対的調和。
369の法則とは、この世の真理を解き明かした法則なのかもしれないね。
じゃ、またね。



