こんにちは、いちもくです。
統計学とは、データを分析して性質や特徴を調べる学問のこと。
- なんだか難しそう
- 自分とは関係のない学問
と感じる人も多いかもしれません。
でもビジネスにおいては、統計学は欠かせないデータ分析手法であり、
「データを取り、それを理解して処理し、そこから価値を引き出し、可視化し伝達する」
という能力は今後どの業界でも求められてくるスキルとなっています。
そんな統計学を勉強する上でおすすめの方法が、本を活用すること。
参考書・教科書・入門書など、統計学を分かりやすく独学できる本は数多く販売されています。
ちなみに、一口に統計学と言っても
- ベイズ統計学
- 多変量解析法
- 機械学習
- 時系列分析
- 異常検知
- ディープラーニング
など範囲は多岐に渡ります。
そのため今回は、統計学をこれから学ぶ人向けに、
- 入門編
- 基礎編
- 応用編
の3つに分けておすすめ本を紹介してきます。
【入門編】統計学を勉強するのにおすすめの本
こども統計学 なぜ統計学が必要なのかがわかる本
小学校中・高学年を対象に、高度な数学を必要としない「統計学の基本のき」について解説した本。
もちろん、子どもだけでなく「統計」という言葉にアレルギー反応を示すような、数字が苦手な大人の方々にもわかりやすく説明していく内容となっています。
2020年4月より採用された「新学習指導要領」をベースとし、さらに統計学の三大グラフと呼ばれる「ヒストグラム」「散布図」「箱ヒゲ図」の作成方法とそこからデータが導き出す実態を読み解く手法を解説。
また、本書内で取り上げる事例は親子が会話をするきっかけになるようなテーマを吟味しており、親子で統計学を学ぶのにもおすすめの本となっています。
マンガでわかる 超カンタン統計学
統計学というと、小難しいと最初から「食わず嫌い」で敬遠している方が多いのではないでしょうか。
しかし、AIやビッグデータ時代の到来と共に、無視することは出来ない存在になっています。
本書は、ビジネスの世界でも応用できるように、統計学の基礎である平均、中央値、標準偏差、偏差値の出し方をはじめ、分布の王様である正規分布、カイ二乗検定から、分析に必要な手法までを、マンガでやさしく解説しています。
数学嫌いでも、統計学の基本がわかりやすく理解できておすすめ。
さらに、マンガだけでは説明しきれない部分は文章と図版で解説されているので、より理解が深まります。
難しいことはわかりませんが、統計学について教えてください! 身近な疑問からはじめる統計入門
「だいたい1分遅れて来るバス」はなぜ、あてにならないのか?
「100パーセント当たる予言」は可能なのか?
「アカデミー賞を逃した作品」はなぜ、大ヒットしたのか?
など、日常の気になる疑問にひもづいたストーリーを使って、統計学の本質をザックリと理解することができます。
【基礎編】統計学を勉強するのにおすすめの本
完全独習 統計学入門
確率の知識はほとんど使わず、微分積分もシグマ(∑)も全く使う必要はありません。
予備知識がない状態から「検定」や「区間推定」という統計学の最重要のゴールに最短時間で到達できる本です。
基本を押さえながらも、株取引のリスクとリターン、選挙の出口調査までが体系的に理解できます。
統計学の入門レベルの最初の難所であるt分布を用いた区間推定までに内容を絞り、難しさをなるべく排除した本となっています。
統計学がわかる
ハンバーガーショップを例に「推定」や「仮説検定」、「分散分析」を学ぶことができます。
ポテトのばらつきやアンケート集計の結果など、ファストフード店で起こる統計的な疑問の数々を、登場人物たちと一緒に悩み、一緒に解決するといった内容。
分散分析は、統計検定2級レベルならこの本でカバーできてしまいます。
仕事でデータ分析の必要を感じているビジネスマン、論文を書くために統計学の知識を必要としている学生さんなどに、とっかかりの一冊としておすすめです。
統計学大百科事典 仕事で使う公式・定理・ルール113
統計手法を普段実務で使っている方でも、どの手法を選んだらよいか迷ったり、場面が異なると手順がわからなかったりと、応用が利かないものになっていることは意外と多いはず。
また、いざ学ぼうと思っても、統計学の参考書は厳密に解説し過ぎていて学習に時間がかかってしまったり、個別の例に沿いすぎていて応用が利かなかったりします。
そのため本書では、統計学の知識を効率的に学びたい人のために、重要な公式・定理などに絞って、その手法の理論や特徴を解説しています。
- 実務や試験で統計分析を行う方
- 統計検定の受験を考えている方
- 高校や大学で学んだ数学の知識を活用したいと考えている方
におすすめの内容となっています。
【応用編】統計学を勉強するのにおすすめの本
データ・統計分析ができる本
ビジネスシーンで統計学の理論を応用したい人におすすめの1冊。
「プランに数字的な裏づけをつけたい」「それ、根拠あるの?」「計画通り行くの?」と突っ込まれて何も言えなくなってしまうことは多いもの。
そんなとき、データ・統計分析が使えます。
本書では、はじめてデータ分析をする新人が、データ集めから始め、分析をして、プレゼン資料を作成するまでを、ストーリーを交えて紹介。
統計の知識がなくても、データ・統計分析を使いこなすための基本を学べます。
「この計画のリスクはどれだけか」「計画の収益性はどの程度か」「何が一番の成功要因になるのか」などの数字的な根拠が、エクセルで簡単に出せるようになります。
Excel対応 90分でわかる! 日本で一番やさしい「データ分析」超入門
「データ分析」は英語と同じくらい、ビジネスパーソンにとって必要不可欠なスキルになりつつあります。
同じ説明でも、データに裏付けられた提案とそうでない提案では、説得力に天と地ほどの違いが生まれます。
本書ではビジネスでの活用シーンが圧倒的に多い7つの手法を厳選し、明日からの仕事に「使う」ために必要な必要最低限の知識だけを解説しています。
数学ができなくても、ビジネスには活用できるように工夫されていることもポイント。
ビジネスシーンで実際にありそうな問題の解決策として、統計分析の手法が紹介されているので、すぐに使える知識が欲しいという方におすすめです。
Excelで経営情報を分析する ビジネス統計入門[決定版]
- 平均
- メディアン
- モード
- 分散
- 標準偏差
- 確率分布
- 区間推定
- 仮説検定
- 相関分析
- 回帰分析
- 時系列分析
- 主成分分析
- 因子分析
- 判別分析
などのデータ分析の手法を使って、定量的に表現するノウハウを学べる本。
基本から応用・実用まで幅広く学びたいという方におすすめです。
さいごに
統計学とは、データを分析して性質や特徴を調べる学問のこと。
- なんだか難しそう
- 自分とは関係のない学問
と感じる人も多いかもしれません。
でもビジネスにおいては、統計学は欠かせないデータ分析手法であり、
「データを取り、それを理解して処理し、そこから価値を引き出し、可視化し伝達する」
という能力は今後どの業界でも求められてくるスキルとなっています。
そんな統計学を勉強する上でおすすめの方法が、本を活用すること。
参考書・教科書・入門書など、統計学を分かりやすく独学できる本は数多く販売されているのでおすすめですよ。
それじゃ、またね。
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