本・映画・音楽

【書評】マンガでよくわかる ディズニーのすごい仕組み

ディズニー

やあ、いちもくだよ。

僕は普段、商社で営業マネジメントの仕事をしているんだ。

チームには定期的に新たなメンバーが入ってくるから、その都度仕事のやり方を教える必要があるんだよね。

営業の仕事は、個人の能力やスキルに頼る部分が多い仕事。

そうは言っても、適切なマニュアルを作成することができれば、個人の能力に頼り過ぎることなく、成果をある程度平準化することができるんだ。

チーム全体の機能を上げるために、1年前に業務マニュアルを作成するプロジェクトを実施したんだけど、参考にしたのが「ディズニーの最強マニュアル」と「マンガでわかる ディズニーのすごい仕組み」。

ディズニー流の仕組みやマニュアルを参考にすれば、

  • 作業が効率化され、チーム全体の生産性を上げることができる
  • 新人や、あまり優秀でないスタッフの能力を向上させ、戦力に変えることができる
  • チームや各部署とのコミュニケーションが活発になり、組織が活性化する

といった変化が期待できるんだ。

ディズニーの仕組みは、接客業やサービス業だけでなく、営業チームやオフィスワーク中心の業務でも導入できる凄い仕組みだったよ。

 

マンガでビジネス書を読むメリット

読書の習慣がない人にとって、難解なビジネス書を1冊読むのは結構大変なこと。

読むだけでも大変なのに、本の要点をつかんで実践するとなると、かなりハードルが高いよね。

そんな読書が苦手な人にぜひおすすめしたいのが、ビジネスコミックを活用すること。

ビジネスコミックとは、難解なビジネス書をマンガでわかりやすく解説した本なんだ。

短い時間でサクサク読めるから、原著を読まなくてもポイントをつかむことができるよ。

原著を読む前にビジネスコミックでポイントを押さえておけば、原著を読んだときに内容をカンタンに理解することができるんだ。

 

マンガでよくわかる ディズニーのすごい仕組みのストーリー

主人公は、ファミリーレストラン「Forest’s」で働く伊藤さやか。

ディズニー引用:マンガでよくわかるディズニーのすごい仕組み

入社以来店舗勤務で、現在は副店長をしていたんだ。

そんなさやかは、ある日社長に呼び出され、新設される「オペレーション改善部」に異動させられることに。

ディズニー引用:マンガでよくわかるディズニーのすごい仕組み

さやかに課せられたミッションは、

  • 価格競争からの脱却
  • サービス品質の平準化と効率化
  • 接客の向上

という3つを達成することだったんだ。

戸惑うさやかだけど、ディズニーランド出身の上司・秋山徹とともに、ディズニー流の仕組みやマニュアルを少しずつ導入していくんだ。

ディズニー引用:マンガでよくわかるディズニーのすごい仕組み

現場のスタッフと一緒に店舗の改善に取り組んでいくうち、職場に予想外の素晴らしい変化が起こってくるというストーリーだよ。

 

マンガでよくわかる ディズニーのすごい仕組みの魅力

「個人向け」ではなく、「チームに最適」なマニュアルが分かる

ディズニー

「仕組みやマニュアルで効率化を図る」

というと、効率や生産性を重視した無味乾燥な職場になりそうで、抵抗を感じる人も多いんじゃないかな?

でもディズニーランドのキャストは、ディズニー流の仕組みやマニュアルに沿って働くことで、ゲストに最高のサービスを提供するだけでなく、自ら考え・動き・いきいきと働いているんだ。

一般的なマニュアルと、ディズニーのマニュアルの違いは何なのか?

それは

  • 個人向けに作られているか
  • チームの機能を上げるために作られているか

の違いなんだ

一般的なマニュアルは、個人の力を引き上げるために作られてるものがほとんど。

一方ディズニーのマニュアルは、チーム全体の機能を押し上げるために作られているんだ。

もともとウォルト・ディズニーは、アニメ映画の製作を通して、チームで仕事をする機会が多かったんだ。

組織が乱れてチームが機能していない場合、ウォルトは次の3つの原因があるということに気付いたんだ。

 

自分が何をすべきか分かってない「ストレンジャー」

自分が担う役割が分かっていないと、仕事ができず、それゆえにやる気や自信を持てないもの。

ウォルトは、彼らは働く気や協力する気がないのではなく、やるべきことが分からないだけだと気づいたんだ。

担うべき作業とその手順を事細かなマニュアルにすることで、ストレンジャーを戦力に変えていくことができるよ。

 

忙しさにかまけてルールやマニュアルを無視する「ディスリガード」

ディスリガードとは、「軽視する」という意味の言葉。

定められたルールを軽視し、手を抜く人がいると、仕事の結果にほころびが生じてしまうんだ。

たとえば、忙しいから・面倒だからと作業の手順を個人の判断で省略してしまうと、それまで積み上げられてきたルールが変わってしまうよね。

どんなに忙しくても実践できるルールやマニュアルを策定することで、仕事にほころびが生まれることを防ぐことができるんだ。

 

仕事の本質を理解していない「マインドレス」

  • なぜ、このサービスを行うのか
  • なぜ、この作業が必要なのか

といった仕事の本質を理解していないと、目の前の作業を淡々とこなすだけになりがちなんだ。

  • 慣れによる手抜き
  • 思考停止

とも言えるね。

マインドレスの状態が続くと、作業がマンネリ化して中途半端になってしまうんだ。

 

この3つの原因さえ取り除いてしまえば、チームは適切に機能するということにウォルトは気付いたんだ。

それだけでなく、たとえ能力の低い個人が含まれていたとしても、チーム全体で平均以上の結果を出し続けられるんだよね。

どうすれば、シンプルで明確な仕組みやルールが作れるのか。

本書に詳しくその答えが書かれているよ。

 

「パレードを手拍子で迎える演出」に隠された意外な理由を知れば、大きなヒントが得られる

ディズニー

ディズニーランドで働いているキャストは、特別な人ではなくいわゆる普通の人たちなんだ。

そんなキャスト全員が、求められた基準以上の働きをしているって、考えてみたらすごいことだよね。

それを可能にしているのが、仕組みとマニュアルの力なんだ。

たとえば、パレードの際には手拍子で迎える演出が行われているんだけど、実はこれは深く考えられたマニュアルだったんだ。

パレードの前、キャストたちは沿道に集まったゲストに向かって

「Greeting with clapping(グリーティング・ウィズ・クラッピング)」

と呼びかけるんだ。

ディズニー

これは、「手拍子で迎えましょう」という意味。

この呼びかけを聞いたゲストは、「いよいよパレードがやってくる!」とワクワクし始め、キャストの手拍子に合わせて手をたたき始める人が増えてくるんだよね。

パレードが近づくにつれ、パーク内の雰囲気も高まっていくんだ。

実はこの行為、ゲストの安全を守るために考え出されたものなんだ。

ディズニーランドのオープン当初、小さな子供が最前列のロープにぶら下がり、けがをしてしまうトラブルが多発していたんだよね。

さらに後方にいたゲストが一団となって前に詰め寄り、人波が揺れ、最前列にいた人が倒されていしまうこともあったんだ。

安全を保つために、

  • 「ロープにぶら下がらないでください」
  • 「押さないでください」

なんて呼びかけることは簡単。

でも、いくら注意しても必ず破る人は出てくるものなんだ。

そもそも、夢の国であるディズニーランドでこうした注意を聞かされたら、ゲストは一瞬にして現実に戻ってしまうよね。

そこでディズニーランドが考えたのは、「ゲストの手を使えなくしてしまおう」ということ。

パレードが混雑時に起きるトラブルを突き詰めていくと、原因は手にあることに気付いたんだ。

  • ロープにぶら下がってしまう
  • 一列前の人の背中を教えてしまう
  • 人ごみをかき分けてしまう
  • 前のめりになって前の人の肩を引っ張ってしまう

ということは、ゲストの手を使えなくしてしまえばいいのではないか。

そんな発想から生まれたのが「Greeting with clapping」だったんだ。

まわりの人が手拍子を始めれば、つられて手を手をたたき始める。

一生懸命声を出しているキャストは、パレードを盛り上げているようにしか見えない。

でも本当の狙いは、事故の防止にあるんだ。

この方法であれば、仕事に慣れていない新人のキャストでも、声が小さいキャストでも、本来の目的を知らない人でも、ゲストを安全に誘導することができるからね。

「Greeting with clapping」は、誰がやっても同じ効果を得られるという、ディズニーのマニュアルが持つ絶大な威力が、ギュッと凝縮されたキーワードなんだ。

 

さいごに

マンガでわかる ディズニーのすごい仕組みは、チーム全体の機能や生産性を押し上げる最適なマニュアル作りが学べるおすすめの本だよ。

ディズニー流の仕組みやマニュアルを参考にすれば、

  • 作業が効率化され、チーム全体の生産性を上げることができる
  • 新人や、あまり優秀でないスタッフの能力を向上させ、戦力に変えることができる
  • チームや各部署とのコミュニケーションが活発になり、組織が活性化する

といった変化が期待できるんだ。

ディズニーの仕組みは、接客業やサービス業だけでなく、営業チームやオフィスワーク中心の業務でも導入できる凄い仕組みだったよ。

じゃ、またね。

 

 

あわせて読みたい
マンガでやさしくわかる傾聴
傾聴を学ぶのにおすすめの本7選|傾聴力を高めることで得られるメリットとは?やあ、いちもくだよ。 ビジネスでもプライベートでも、人間関係を円滑にするにはコミュニケーション力が必要だよね。 コミュニケー...
あわせて読みたい
マンガでやさしくわかる決算書
【書評】マンガでやさしくわかる決算書やあ、いちもくだよ。 僕は普段、商社で営業マネジメントの仕事をしているんだ。 営業の仕事をしていると、取引先の決算書を読まな...
あわせて読みたい
マンガでわかるSDGs
【書評】マンガでわかるSDGsやあ、いちもくだよ。 最近、SDGsって言葉を耳にすることが増えた気がするんだ。 街を歩けば、スーツ姿の胸元にSDGsピンバ...
あわせて読みたい
7つの習慣
【書評】まんがでわかる 7つの習慣やあ、いちもくだよ。 僕は普段、商社で営業マネジメントの仕事をしているんだ。 営業チームには50人以上のメンバーがいるんだけ...