こんにちは、いちもくです。
さまざまな依頼を引き受けるうちに、雑多な業務や用事に忙殺されてしまってはいませんか?
「全部手に入れよう、全部やろう」とするうちに、私たちは何かを失っていきます。
そんな人は、やがて自分が何をやっているのか、本来は何をするべきなのかわからなくなってしまいがち。
どれも大事で選べない、というのは「非エッセンシャル思考」です。
反対に、「より少なく、しかしり良く」を追求する生き方こそが「エッセンシャル思考」。
今、自分は正しいことに力を注いでいるだろうか?
と絶えず問い続けるのが、エッセンシャル思考の生き方です。
そんなエッセンシャル思考の本質をマンガでわかりやすく学べるのが「マンガでよくわかる エッセンシャル思考」。
世の中には、ありとあらゆる仕事やチャンスが転がっています。
でも、本当に重要なことはめったにありません。
エッセンシャル思考を学べば、そうした玉石混合の中から、本質的なことだけを見分けられるようになります。
今回は、「マンガでよくわかる エッセンシャル思考」の必読ポイントを詳しく解説していきます。
「マンガでよくわかる エッセンシャル思考」のストーリー
主人公は、小学校教師の田辺貴代。
まじめながんばり屋で、人に頼まれたら嫌とは言えない性格なので、毎日たくさんの仕事を周囲から頼まれていました。
ある日、小学校の同窓会に参加した貴代。
そこで再開したのは、小学生の頃いつも一緒に図書館にいた前沢塁でした。
以前とは見違えるほど垢抜けた男性に成長していた塁。
現在は海外のコンサルティング会社で、敏腕コンサルタントとして活躍しています。
そんな塁が、再開したばかりの貴代へかけた言葉は
「好きなことだけやってる?」
指導計画書の作成や、テストの答え合わせ、保護者の対応、遠足の手配など、やることがたくさんあって授業だけが仕事ではないと説明する貴代。
そんな貴代に、塁は
「断ればいいじゃん」
と簡単に答えます。
そんなことをできるわけがないと憤る貴代。
でも実は、塁も1年前までは平均睡眠時間3時間で仕事をしていたんです。
あるとき、飛行機の中で寝る間を惜しんで仕事をしていた塁に、隣に座っていた男性が1冊の本を渡してくれます。
その本の名は「エッセンシャル思考」。
本には、99%の無駄を捨て、1%に集中する方法が書かれていました。
果たして貴代は、塁のアドバイスを参考に、最小の時間で成果を最大にする「エッセンシャル思考」を身につけることができるのでしょうか。
「マンガでよくわかる エッセンシャル思考」の必読ポイント
3つの思い込みを捨て、3つの真実に置き換える
エッセンシャル思考は、たくさんの物事の中から、少数の本質的なことだけを選び取る考え方です。
つまり、99%の無駄を捨て1%に集中するということ。
この思考は、今よりももっと多くの仕事をこなすためのものではありません。
仕事のやり方そのものを変えるためのものです。
エッセンシャル思考を身につけるためには、次の3つの思い込みを克服しなくてはいけません。
- やらなくては
- どれも大事
- ぜんぶできる
この3つの思い込みを捨て、次の3つの真実に置き換える必要があります。
- 「やらなくては」ではなく「やると決める」
- 「どれも大事」ではなく「大事なものはめったにない」
- 「全部できる」ではなく「なんでもできるが、全部はやらない」
この3つの真実が、あなたを混乱から救い出してくれます。
本当に大切なことを見極め、最高のパフォーマンスを発揮することができるようになるのです。
「見極めること」こそが、エッセンシャル思考の真髄
非エッセンシャル思考の人は、あらゆる話に反応し、なんでもとりあえずやってみます。
なので多くのことに手を出しますが、どれも中途半端な結果しか得られません。
これに対してエッセンシャル思考の人は、何かに手を出す前に選択肢を慎重に検討します。
そして「これだけは」ということだけを実行するのです。
行動を起こす数は少なくても、やると決めたことについては最高の結果を出せるのが、エッセンシャル思考なんです。
では、どうすれば本当に重要なものごとを見極められるのでしょうか?
見極めに必要なのは、
じっくりと考える余裕
情報を集める時間
遊び心
十分な睡眠
何を選ぶかという厳密な基準
の5つです。
非エッセンシャル思考の人は、これら5つを軽視してしまいがち。
忙しく動き回ることを有能さの証だと思っている人は、考えたり眠ったりする時間をなるべく減らそうとします。
でも本当は、立ち止まる時間は無駄な寄り道などではなく、前に進むための最短コースを教えてくれるのです。
だからエッセンシャル思考の人は、なるべく時間をかけて調査・検討し、意見を交わし、じっくりと考えます。
そうすることで初めて、本当に重要なものを見極めることができるんです。
目指すゴールを「完全に明確」にする
あなたの目標や戦略は明確ですか?
と聞かれて、いったいどれだけの人が回答できるでしょうか?
これからの5年間で、どんな仕事を成し遂げたいですか?
という問いに、とことん明確に答えられる人は少ないはず。
でも、目指すゴールは「完全に明確」にしておく必要があります。
完全な明確さにこだわるのは、それが仕事の結果に直結するから。
目標の明確さを欠く場合、結果はたいてい悪い方向へ向かっていきます。
また、目的が明確でなければ、人を動かすことはできません。
目的もわからない仕事では、やる気が出ないからです。
全体の目的と個々の役割が完全に明確になっていれば、チームは驚くほどの力を発揮できます。
その理由は、エネルギーが同じ方向に向かい、相乗効果が生まれるから。
本質目標を正しく決めれば、その後の無数の決断が不要になります。
ではどうすれば、会社や個人の目標を明確にできるのでしょうか?
本書では、本質目標の決め方がマンガでわかりやすく解説されています。
さいごに
さまざまな依頼を引き受けるうちに、雑多な業務や用事に忙殺されてしまってはいませんか?
「全部手に入れよう、全部やろう」とするうちに、私たちは何かを失っていきます。
そんな人は、やがて自分が何をやっているのか、本来は何をするべきなのかわからなくなってしまいがち。
どれも大事で選べない、というのは「非エッセンシャル思考」です。
反対に、「より少なく、しかしり良く」を追求する生き方こそが「エッセンシャル思考」。
今、自分は正しいことに力を注いでいるだろうか?
と絶えず問い続けるのが、エッセンシャル思考の生き方です。
そんなエッセンシャル思考の本質をマンガでわかりやすく学べるのが「マンガでよくわかる エッセンシャル思考」。
世の中には、ありとあらゆる仕事やチャンスが転がっています。
でも、本当に重要なことはめったにありません。
エッセンシャル思考を学べば、そうした玉石混合の中から、本質的なことだけを見分けられるようになりますよ。
それじゃ、またね。
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