やあ、いちもくだよ。
僕はDIYが好きで、ホームセンターに工具や園芸用品を買いに行く機会が多いんだ。
ホームセンターの電材コーナーには、熱収縮チューブという商品が置いてあるんだよね。
熱収縮チューブは、電線のつなぎ目を絶縁したり、保護することを目的に使う商品なんだ。
僕は時々、この熱収縮チューブを購入することがあるんだけど、チューブを電線の絶縁や保護に使っているわけではないんだよね。
熱収縮チューブの材質や特性を知れば、いろんな用途に活用できる便利なアイテムだと思うよ。
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熱収縮チューブとは
熱収縮チューブは、電線のつなぎ目を絶縁したり保護するためのチューブなんだ。
熱を加えることで細く縮み、中の電線にぴったりフィットするんだよね。
収縮した状態のチューブには、ゴミや水が入りにくくなるから、防水性や防食性が生まれるんだ。
熱収縮チューブの材質
ホームセンターなどで販売されている熱収縮チューブは、ポリオレフィン素材が使われていることが多いんだ。
他にも、塩化ビニール製の熱収縮チューブも販売されているよ。
用途や目的に応じて、シリコンゴムやフッ素系ポリマー素材のものもあるし、さまざまな収縮率やサイズのチューブがあるんだ。
いずれのチューブも、耐熱性や耐寒性、耐候性に優れているよ。
僕の場合、電気とは全く関係ない用途で熱収縮チューブを使っているんだ。
だから素材については、特にこだわらずに選んでいるよ。
熱収縮チューブの本来の使用用途
熱収縮チューブは、家電製品や電子機器、自動車などの部品として使われる機会が多いんだ。
電化製品や自動車などで、熱収縮チューブが使われる一番の理由は、ケーブルや電線などを結束させるのに便利だからなんだ。
しっかりと結束することで、耐摩耗性や引っ張り強度が強くなるというメリットも出てくるんだ。
収縮したチューブ内には、ゴミや水が入りにくくなるから、防水性や防食性、耐油性といった特長も生まれるよ。
熱収縮チューブを収縮させる方法
熱収縮チューブを収縮させる方法は、とっても簡単。
熱を加えるだけなんだ。
まずは保護したい電線やパイプを、チューブの中に通すよ。

熱収縮チューブは、収縮温度が80度から90度程度になっている商品が多いんだ。
チューブの温度を収縮温度に達するまで上げるために、通常はヒートガンと呼ばれる工業用ドライヤーを使うんだよね。
家庭用ドライヤーとの違いは、熱量。
ヒートガンは、家庭用ドライヤーの何倍もの熱量を発生させることができるんだ。
他にもお湯をかけたり、ライターなどを近づけて炎であぶって収縮させる方法もあるよ。
僕は電気以外の用途で熱収縮チューブを使うことが多いから、お湯かけて収縮させることが多いんだ。


炎を使うと、失敗したらチューブが変形してしまう可能性があるからね。
熱収縮チューブのサイズ
チューブを被せたいものの直径を測った上で、チューブのサイズを選定する必要があるよ。
熱収縮チューブには、必ず収縮前と収縮後の内径が表示されているんだ。

サイズはmmで表記されているものと、インチで表記されているものの2種類あるよ。
収縮後にしっかり固定させるには、チューブを被せたい対象物の直径と、熱収縮チューブの収縮前内径の差が少ないものを選ぶのがポイントなんだ。
熱収縮チューブの色
通常、熱収縮チューブは黒と白(透明)の2種類が売られていることが多いんだ。
ホームセンターなどによっては、青や黄、緑、赤などのカラーバリエーションが用意されている場合もあるよ。
同じような電線でも、色を変えることで見分けやすくなるから、使用目的によって色を変えてみるのもいいかもしれないね。
熱収縮チューブの耐候性と肉厚
ポリオレフィン素材や、塩化ビニール素材でつくられた熱収縮チューブが多いけれど、どちらも耐候性にはさほど違いは無いんだ。
耐候性の違いが出るのは、チューブの肉厚の差なんだよね。
肉厚なチューブほど耐候性に優れていて、屋外で使っても劣化しにくいんだ。
使用する場所によって、チューブの肉厚を選んでみるのもいいかもしれないね。
熱収縮チューブを使って手軽にできるDIY
園芸支柱の腐食防止

僕の家には小さな家庭菜園があるんだけど、トマトやナスを栽培する際、支柱を立てて育てるんだ。
樹脂で被覆された支柱を使ってもいいんだけど、僕が使っているのは9mmや12.5mmの太さの鉄パイプ。
メッキで被覆された鉄パイプを使っているんだけど、土に挿した部分は徐々に腐食してきちゃうんだ。
腐食防止のために、鉄パイプの土に埋める部分に熱収縮チューブを被せて使っているよ。
プロの農家の中には、ビニールハウスを建てる際に、地面に埋まる部分のパイプに錆防止塗料を塗ったり、熱収縮チューブを被覆したりすることが多いんだ。
熱収縮チューブで被覆した支柱は、錆びずに何年も使えているよ。
物干し竿の錆防止

僕の実家には、20年以上使い続けている物干し竿があるんだ。
ステンレス製の物干し竿だと、錆に強いんだよね。
でも、古い物干し竿は、鉄パイプの上に樹脂で被覆しただけのものも多いから、被覆面とパイプ表面の間に水が入ると、樹脂がボロボロに剥がれてくるんだ。
古くなった物干し竿は、買い替えるのが一番手っ取り早いんだけど、実家の母はまだ使える物を簡単に買い替えるのが嫌いなんだ。
だからこの間、物干し竿の被覆が剥がれた箇所に、熱収縮チューブを取り付けてみたんだよね。
透明のチューブを付けたから、見た目が綺麗に仕上がったんだ。
剥がれた樹脂で怪我する恐れもなくなって、母曰く「これであと20年は使えるねぇ」ということだったよ。
破れた水道ホースの補修

実家の庭には、散水用のホースがあるんだ。
これも年季がはいっていて、1か所水漏れしていたんだよね。
熱収縮チューブを5センチほどカットして、水漏れ箇所に取り付けてみたら、水漏れが綺麗に止まったんだ。
熱で収縮させた後、防水テープでぐるぐる巻きにしておいたから、しばらくは水漏れせずに使えるんじゃないかな。
工具の滑り止め
100円ショップで購入したラジオペンチがあるんだけど、持ち手がツルツルしているから、力を入れにくかったんだよね。
たまたま熱収縮チューブの余りがあったから、持ち手部分に取り付けてみたんだ。
グリップが太くなって、持ちやすく滑りにくくなったよ。
取り付けた熱収縮チューブは黒色だったから、見た目が悪くなったのが気になるけどね。
さいごに
熱収縮チューブは、電線の絶縁や保護だけでなく、様々な用途に使えるアイテムだと思うよ。
防水性、防食性、耐熱性に優れているから、錆防止や水漏れ防止にも使えるんだよね。
RSコンポーネンツでは、お求めの収縮チューブを検索するのにおすすめ。
メーカー名やスリーブ径、色、収縮率などの条件を指定すれば、1500種類以上の収縮チューブから条件に合った商品を見つけることができるんだ。
収縮チューブは、収縮させる際に熱風や熱湯・炎で怪我をしないよう注意する必要があるけれど、アイデア次第で無限に使い道が広がる商品だと思うよ。
じゃ、またね。



