やあ、いちもくだよ。
僕は普段、商社で営業の仕事をしているんだ。
今はチームリーダーとして数十人の部下をマネジメントしているんだけど、仕事をしていると毎日たくさんの解決しなければならない問題が出てくるんだよね。
そんな問題の原因は、90%以上が人間関係に関するもの。
だから僕は、迷ったときはD・カーネギーの「人を動かす 新装版」を何度も読み返して、問題解決のヒントを探すことが多いんだ。
「人を動かす」は、あらゆる自己啓発本の原点とも言える、普及の名著だよ。
初版が発売されたのは1936年。
80年以上前に書かれた本なんだけど、これまでに世界中で1500万部以上売れている超ロングセラー作品なんだ。
「人を動かす」に書かれているのは、人間関係の原則。
そんな歴史的ベストセラー作品を、世界初の公認マンガとして日本を舞台にしたストーリーで解説したのが、「マンガで読み解く 人を動かす」なんだ。
ビジネスマンはもちろん、家族関係や友人関係で悩んでいる人向けに、人間関係の原則をわかりやすく教えてくれる本だよ。
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マンガでビジネス書を読むメリット
読書の習慣がない人にとって、難解なビジネス書を1冊読むのは結構大変なこと。
読むだけでも大変なのに、本の要点をつかんで実践するとなると、かなりハードルが高いよね。
そんな読書が苦手な人にぜひおすすめしたいのが、ビジネスコミックを活用すること。
ビジネスコミックとは、難解なビジネス書をマンガでわかりやすく解説した本なんだ。
短い時間でサクサク読めるから、原著を読まなくてもポイントをつかむことができるよ。
原著を読む前にビジネスコミックでポイントを押さえておけば、原著を読んだときに内容をカンタンに理解することができるんだ。
「マンガで読み解く 人を動かす」のあらすじ
マンガで読み解く 人を動かすの舞台は、日本。
創元コーポレーションの入社式で、社長の三原茂が新入社員達に1冊の本をプレゼントするところから始まるんだ。
その本とは、D・カーネギーの「人を動かす」。
本を受け取った新入社員の反応はさまざまで、
「本を返す」と言い始める村上莉奈や、
そもそも読む気が全くない石井直哉、
素直に本を読み進め、仕事のヒントを得る北川真、
と、3者3様。
創元コーポレーションでは、入社式に社長が「人を動かす」をプレゼントするのは慣例になっているから、当然先輩社員達も本を読んでいるんだよね。
営業部メディア課の橘課長は、小学校のPTA役員活動をする際に「人を動かす」の原則を活用したり、
営業部イベント課の新井係長は、家族との接し方で本からヒントを得たり、
営業部の責任者・鈴木部長は、町内会の会長を引き受ける上で人間関係の原則を上手に使っているんだ。
原著の「人を動かす」は、ページ数が多く、欧米を例に解説されている内容がほとんど。
でも、「マンガで読み解く 人を動かす」は、現代の日本を舞台にしたストーリーになっているから、読みやすくてとっても理解しやすいんだよね。
いろんな登場人物がいるから、自分に近い立場のキャラクターに感情移入できて、具体的な事例を参考に人間関係の原則を学ぶことができるんだ。
「マンガで読み解く 人を動かす」の魅力
現代を舞台にしているから理解しやすい
D・カーネギーの「人を動かす」は、ページ数が多い上、欧米を例に解説されている部分が多いから、内容を理解しにくい部分もあるんだ。
でも、「マンガで読み解く 人を動かす」のストーリーは、現代の日本に設定されているんだよね。
登場人物はすべて日本人で、身近にありそうな会社と地域社会、家庭が舞台になっているんだ。
1つのエピソードの中に、「人を動かす原則」がいくつも盛り込まれているから、エピソードを読み進めるだけで、いくつもの原則を同時に理解することができるよ。
原書「人を動かす」は知っているけれど、古典のようで読むのに抵抗がある
という人は、ぜひマンガ版から読んでみるのがおすすめだよ。
原著「人を動かす」の大切なエッセンスがすべて含まれている
本編は、
- 人を動かす3原則
- 人に好かれる6原則
- 人を説得する12原則
- 人を変える9原則
という大きく4つのパートに分かれているんだ。
この、合計30の原則こそが、「人を動かす」で紹介されている人間関係における大切な原則。
「マンガで読み解く 人を動かす」では、この30原則の応用方法をエピソードの中で分かりやすく解説されているんだ。
この中でも特に重要なのが、
- 盗人にも五分の理を認める
- 重要感を持たせる
- 人の立場に身を置く
という、人を動かす3原則。
英語版の原著では、「人を動かす3原則」ではなく、
Fundamental Techniques(基本的技術)
というタイトルが付けられているんだ。
さらに、英語版の序文では、
3つの章を読み終えるまでに、改善するものを少しも身につけられなければ、この本はあなたにとって完全に失敗である
と断言されているよ。
すなわち、「人を動かす3原則」こそが、本書全体を貫く基本的で最も重要な原則なんだ。
ちなみに、日本語版ではPART1第1章のタイトルは、
「人を動かす3原則 盗人にも五分の理を認める」
なんだけど、英語版のタイトルは
「もし蜂蜜を集めたいなら、蜂蜜の巣箱を蹴飛ばすな」
なんだ。
これを日本のことわざ「盗人にも五分の理」を使って意訳したものが、日本語版のタイトルに使われているよ。
英語版は、欧米人独特の比喩や、聖書からの引用、英語ならではの慣用句がたくさん使われているから、直訳しても意味が分からない部分が多いんだよね。
このように、古典のようでやや親しみにくい「人を動かす」を、日本版オリジナルのストーリーに練り込んで書き下ろしたのが「マンガで読み解く 人を動かす」なんだ。
原著に書かれている大切なエッセンスは、すべて盛り込まれているよ。
何度も読み返すのにピッタリ
「マンガで読み解く 人を動かす」は、何度も読み返しやすい構成になっているんだ。
著者のD・カーネギーも、数多くの著書の中で本の読み方について触れているんだけど、
まずは速読せよ
何度も繰り返し読め
読むだけでなく時に立ち止まって考えよ
本に線を引いたりメモしたりして刻みつけよ
実践できているかどうか定期的に自省してチェックせよ
なんてことを語っているんだ。
本からできるだけ多くのことを吸収しようと思ったら、良書を繰り返し読むのが効果的なのかもしれないね。
読んで理解はできても、それを実践するのは本当に難しいこと。
でも、「マンガで読み解く 人を動かす」は、いくつものエピソードによって構成されているから、途中から読み進めても内容を理解しやすいんだ。
何度も読み返すのにピッタリな本だね。
さいごに
「マンガで読み解く 人を動かす」は、世界中で1500万部以上売れている超ロングセラー作品「人を動かす」を、マンガで分かりやすく理解できる本なんだ。
本に書かれている内容は、人間関係の原理原則。
ビジネスマンはもちろん、家族関係や友人関係で悩んでいる人向けに、人間関係の原則をわかりやすく教えてくれる本だよ。
じゃ、またね。



