こんにちは、いちもくです。
後輩や部下を持っている人は、マネジメントの難しさを実感したことはありませんか?
- 「なんであいつは、言ったことをやらないんだ」
- 「わかりましたって言っていたのに、全然分かっていない」
- 「厳しく指導したいけれど、部下に嫌われたくはないし・・」
なんて経験は一度や二度ではないはず。
そんな人におすすめの本が、「マンガでよくわかる 教える技術」です。
本書は、ベストセラー作品「教える技術」を、マンガで読みやすく解説した本。
今回は、「マンガでよくわかる 教える技術」の魅力について詳しく解説していきます。
マンガでビジネス書を読むメリット
読書の習慣がない人にとって、難解なビジネス書を1冊読むのはけっこう大変なこと。
読むだけでも大変ですが、本の要点を理解して実践しようと思ったら、かなりハードルが高いのではないでしょうか。
読書が苦手な人にこそおすすめしたいのが、ビジネスコミックの活用です。
ビジネスコミックとは、難解なビジネス書をマンガでわかりやすく解説した本。
短い時間でサクサク読めるので、原著を読まなくてもポイントをつかむことができます。
原著を読む前にビジネスコミックでポイントを押さえておけば、原著を読んだときに内容を理解しやすくなります。
マンガでよくわかる 教える技術 あらすじ
主人公は、カジュアル衣料店「ナチュレル」で働く女性・神吉凛(かみよし りん)。
地区最下位だった店舗の店長に抜擢されますが、部下や後輩の指導に四苦八苦する毎日。
そんな中、毎日の早朝ランニングでとある男性と出会って話をするようになりました。
男性が凛の悩みを一通り聴くと、凜に足りないものが何なのかを的確に教えてくれました。
凜に足りなかったもの、それは「教える技術」。
アドバイスをもとに、凛は部下の個性に合わせた指導を実践します。
すると少しずつ店舗がスムーズに回るようになり、売り上げも順調に伸び始めたんです。
凜が店長として成長していくストーリーの中で、「教える技術」が学べる内容になっています。
マンガでよくわかる 教える技術の魅力
「やる気」や「根性」に頼る必要はない
教える技術の最大のポイントは、部下の「やる気や根性」ではなく、「行動」に着目して指導や育成を行うということ。
行動に着目すれば、
- いつ
- 誰が
- どこで
部下の指導や育成を行っても、はっきりとした効果を実感できます。
相手に対する敬意を忘れずに、部下の「行動」に焦点を当てた指導や育成を行う。
これが、行動に焦点を当てた科学的なマネジメント手法「行動科学マネジメント」です。
教える技術を身に付ければ、
- お前は気合が足りない!
- 仕事を教えてもらおうなんて思うな、見て盗め!
といった精神論はもちろん、やる気や根性に頼る指導も一切必要なくなります。
部下の行動に焦点を当てるためには、成果を上げている人の行動を
- 知識
- 技術
の2つの視点で分析することが必要。
その具体的な分析方法が、本書の中で詳しく解説されています。
そもそも「教える」とはどういうことなのか
教える技術を身につけるためには、まずは「教える」とはどういうことなのか理解しておくことが必要です。
そもそも教えるとは、
- 望ましい行動をできるようにする
- 間違った行動を正しい行動に変える
行為のこと。
教えるためには、相手のやる気や根性といった「心」ではなく、「行動」に目を向ける必要があります。
- 部下や後輩が望ましい行動を行っていれば、さらに実行し続けるように仕向ける。
- 間違った行動をしていれば、正しい行動に変える仕掛けを施す。
「教える」にあたって大切なのは、部下の「行動」を観察して、分析すること。
これまでは何気なくやってきた「教える」という行為を、「行動」というキーワードに着目して見直せば、あなたがやるべきことは自然と絞られてくるはずです。
部下の「やる気」や「根性」を引き出すことは、あなたの仕事ではありません。
部下から「望ましい行動」を引き出すことこそが、上司がすべき「教育・育成・指導」です。
「わかりました!」は当てにならない
上司から「わかった?」と質問されると、つい反射的に「はい、わかりました!」と答えてしまう部下は多いもの。
ちゃんと理解した上で「わかりました!」と答えていればいいのですが、
- 実はわかっていないけれど、「わかりません」なんて言えない
- 本人はわかったつもりになっているけれど、実は間違った理解をしている
- わかったのか、わかっていないのか、本人がわかっていない
といったケースは結構多いのではないでしょうか。
どんなに一生懸命教えたとしても、相手が分かっていなければ、その指導や教育は失敗です。
何かを教えたら、その都度
- 本当に理解したのか
- 本当に身についたのか
を上司が確認する必要があります。
たとえば、教える前に
「最後に復唱してもらうから、しっかり聞いておくように」
と伝えておくだけでも、部下は集中して話を聴くようになるはず。
「わかりました!」を当てにせず、相手がどう理解しているかを確認する。
これも大切な「教える技術」です。
さいごに
後輩や部下を持っている人は、マネジメントの難しさを実感することはありませんか?
- 「なんであいつは、言ったことをやらないんだ」
- 「わかりましたって言っていたのに、全然分かっていない」
- 「厳しく指導したいけれど、部下に嫌われたくはないし・・」
なんて経験は一度や二度ではないはず。
そんな人におすすめなのが、「マンガでよくわかる 教える技術」です。
本書は、ベストセラー作品「教える技術」を、マンガで読みやすく解説した本。
- 年齢
- 性別
- 国籍
に関わらず、どんな部下であっても「教え方の基本」は同じです。
本書を読めば、これから目指すべきリーダー像が具体的にイメージできるはずですよ。
それじゃ、またね。




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