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【書評】今がわかる時代がわかる 日本地図

今がわかる日本地図
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こんにちは、いちもくです。

去年1年間の世の中の動きを、写真と図解でわかりやすく説明した地図帳があれば便利だと思いませんか?

そんな人におすすめなのが、毎年1回発刊されている「今がわかる時代がわかる日本地図」

日本のさまざまな最新情報を、分かりやすく地図にまとめて解説した本です。

毎日の新聞やニュースをチェックするだけでは、日本がどのような方向に進んでいるのか掴みにくいのではないでしょうか。

でもこの本を読めば、世の中の動きを図解を使って簡単に理解できます。

入試の時事問題対策としても活用できる、読んでおいて絶対に損はない本ですよ。

 

「今がわかる時代がわかる日本地図」概要

出版社 成美堂出版
発売日 2018年11月30日

 

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開発元:OTOBANK Inc.
無料
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「今がわかる時代がわかる日本地図」の構成

今がわかる時代がわかる 日本地図

「今がわかる時代がわかる日本地図」は、テーマ別に日本の現状が紹介されています。

  • 巻頭特集
  • トピックス

では、注目のテーマが取り上げられています。

そのほかにも、

  • 政治
  • 社会
  • 産業経済
  • 交通・情報
  • 環境・エネルギー
  • 文化・スポーツ

といった、さまざまなジャンル別にテーマが分類されています。

1つのテーマは、カラー見開き2ページを使って紹介。

図解やグラフ、写真がふんだんに使われているので、一目で内容を理解しやすいのが特徴です。

 

「今がわかる時代がわかる日本地図」の魅力

巻頭特集で日本の「今」を知ることができる

今がわかる時代がわかる 日本地図

「今がわかる時代がわかる日本地図」では、毎号巻頭特集が組まれています。

2019年版の巻頭特集テーマは、「超長寿国を生きる」。

既に長寿国の日本ですが、今後はさらに高齢化が進んで、超長寿国になると予想されています。

医学の進歩によって、天寿を全うして大往生を遂げる人は増えると予想されており、100歳を超えても元気に生き続けられる時代はすぐそこまでやってきています。

「天寿を全うする」ためには、今後は医療や介護サービスが不可欠にな世の中になることが予想されます。

日本では人口の自然増は期待できないので、人口減少と超高齢化は重なり、経済がどんどん縮小する負のスパイラルに陥る危険性があります。

超高齢化のスピードをいかにして抑え、負のスパイラルをどうやって回避するかは、これからの重要課題。

巻頭特集「超長寿国を生きる」の中では、負のスパイラルを回避するための手段として、

高齢者にも可能な限り「支える側」に加わってもらう必要がある。

意欲と能力がある限りは働いてお金を稼いでもらい、長寿化とともに伸びる一方だった老後の時間を短縮して、扶養される高齢者をできるだけ減らすことが、国家・社会の維持のために求められている。

と紹介されています。

 

「トピックス」で、昨年から今年の注目のテーマを知ることができる

今がわかる時代がわかる 日本地図

巻頭特集の次に構成されているテーマは、トピックス。

ここでは、昨年起こった出来事や、今年起こる重要な出来事についてまとめられています。

2018年の日本を襲ったのは、平成最悪の豪雨災害とも言われる「西日本豪雨災害」。

西日本を中心に、死者200人以上、重軽傷者400人以上、全壊家屋は6000棟以上と、平成で最大最悪の豪雨災害でした。

ほかにも、中国の脅威に備えて自衛隊の再配備が進む九州・沖縄の現状や

今がわかる時代がわかる 日本地図

外国人児童生徒の増加に、教育体制整備が追い付いていないことを解説した「多国籍化する教育現場」、

今がわかる時代がわかる 日本地図

非正規雇用が増えることによって、賃金格差や就労条件の格差が広がっていること、

今がわかる時代がわかる 日本地図

2020年の東京オリンピックに向けて、次世代のメダリスト育成が進んでいることなどが特集されています。

今がわかる時代がわかる 日本地図

 

内閣総理大臣の年収はいくら?

今がわかる時代がわかる 日本地図

「リーダーの報酬」をテーマにした特集では、都道府県知事や政令指定都市の市長の給与が紹介されています。

これによると、2017年度の年額給与が一番多かった知事は、神奈川県知事で年額2,683万円。

47都道府県で一番年額給与が少なかった知事と比較すると、1000万円以上の差があります。

ちなみに内閣総理大臣の年額給与は、約4,015万円だったそうです。

2017年度の主な大企業の役員報酬は、1人あたり平均1億円以上という企業も多いんです。

国や地方のリーダーと、企業のトップとの報酬格差は、どんどん広がってきていることが読み取れます。

 

待機児童は本当に減っているのか

今がわかる時代がわかる 日本地図

2018年4月の待機児童数は、前年比で6000人以上減っています。

保育所を利用する児童の数は増え続けていますが、保育の受け皿が拡大されたことで、保育所等の利用定員は約9.7万人増加しています。

そんな待機児童の現状が分かりやすく図解されているのですが、「果たして本当にそうなのかな?」という疑問も浮かんできます。

僕の周りでは、未だ保育所が利用できずに困っている人が多いんです。

 

生活保護の現状

今がわかる時代がわかる 日本地図

生活保護の不正受給問題が、大きく取り上げられた時期がありました。

そのせいで、生活保護を受給すること自体が批判的に見られることも増えてしいました。

「生活保護」をテーマにした特集では、そんな生活保護の実態と、65歳以上の高齢者世帯で生活保護を受給する人が増えている現状が、分かりやすく解説されています。

 

重要なインフラとなった「SNS」

今がわかる時代がわかる 日本地図

インターネットを使ったSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、個人間の交流だけでなく、ビジネスでも当たり前のように使われはじめています。

電話やメールに代わるコミュニケーション手段として、LINEやTwitter、Facebook、Instagramを利用する人が増加中。

スマホの普及とともに、生活に欠かせない情報インフラとしてのSNSは、今後も重要度が増しそうです。

 

今年も暑くなるのか

今がわかる時代がわかる 日本地図

2018年の夏は、日本列島全体が強い夏の高気圧に覆われて、猛暑日が続きました。

7月23日には、埼玉県熊谷市で41.1度を記録し、歴代最高気温を更新。

台風の発生件数も、1951年以来、夏に発生した台風の歴代タイ、18個を記録しました。

ここ数年、もはや災害ともいうべき猛烈な暑さが日本を襲い続けており、今後も暑い夏は続く可能性が高いことが予想できます。

 

さいごに

「今がわかる時代がわかる日本地図」は、日本の今を分かりやすく地図にまとめて解説した本です。

毎日の新聞やニュースをチェックするだけでは、世の中の動きを掴みにくいもの。

毎日ニュースをチェックしていても、この本を読み終わる頃にはいかに世の中の情勢に疎いかを痛感するはずです。

ネットニュースや新聞を読むだけでは、どうしても知識が偏ったり断片的になってしまいがち。

「今がわかる時代がわかる日本地図」を読めば、世の中の情勢を分かりやすく正確に理解することができますよ。

それじゃ、またね。

 

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