こんにちは、いちもくです。
「自分で考えて行動できる子になってほしい」
そう願う親は多いでしょう。
子どもが将来自立し、社会で生きていくためには、小さいころから自立心を育むことが大切です。
しかし、具体的にどうすればいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか?
本記事では、子どもの自立心を高めるために必要な考え方と、日常生活で実践できる3つの方法を紹介します。
今日からすぐに取り入れられるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
この記事の要点
1. 自立心とは他の人からの指示に頼らず、子ども自身が考え行動する力のこと。
2. 子どもの自立心を高めるためには、子どもの意思を尊重し、保護者が干渉し過ぎないことが大切。
3. 具体的な方法として、「一緒に料理する」「疑問を自分で調べる」「洋服を自分で選ぶ」ことが有効。
そもそも自立心って?

自立心とは、他人の指示やサポートに頼らず、自分で考え、自ら行動するための心構えのことです。
一般的に、自立心は2~3歳ごろから態度や行動に表れ始めると言われています。
例えば、
- 「自分でやる!」と言って靴を履こうとする
- 好きな服を選びたがる
- おもちゃの片付けを自分でしようとする
こうした行動が見られるようになったら、子どもの自立心が育ち始めている証拠です。
親としては、なるべくその気持ちを尊重し、成長をサポートしていくことが重要です。
子どもの自立心を高める際のポイント

子どもの自立心を育むためにはどんなことを心がければ良いのでしょうか?
ここでは、親として意識したい6つのポイントを紹介します。
子どもの意思を尊重する
「これを着なさい」「あれをしなさい」と頭ごなしに指示するのではなく、「今日はどの服を着たい?」「どんな遊びがしたい?」と、子どもの意見を聞くようにしましょう。
たとえ小さなことでも、自分の意見を聞いてもらえたという経験が、子どもの自己肯定感と自立心を育みます。
保護者が干渉し過ぎない
子どもが何かをしている時に、つい口出ししたくなる気持ちは分かります。
しかし、過度な干渉は子どもの自立心を阻害する可能性があります。
子どもが一人でできることは、見守ってあげましょう。
もし助けが必要な場合は、子ども自身が「助けて」と声をかけてくるまで待ち、アドバイスを求められたら、答えを教えるのではなく、「どうすればいいと思う?」と、子ども自身に考えさせるように促してみましょう。
自分の行動に責任を持たせる
おもちゃを片付けなかった、宿題をしなかったなど、子どもが自分の行動の結果に責任を持つことは大切です。
その際、頭ごなしに叱るのではなく、「おもちゃを片付けないと、次に遊ぶときに困るよ」「宿題をしないと、授業の内容が分からなくなってしまうよ」と、行動の結果と結びつけて説明してあげましょう。
目的をつくり、達成感を味わえる経験をする
例えば、毎日の「お手伝い」を通して、子どもは達成感を味わうことができます。
食器洗いや洗濯物を畳むなど、簡単なことから始めさせてみましょう。
「ありがとう」「助かったよ」と感謝の気持ちを伝えることで、子どものやる気をさらに引き出すことができます。
子どもが求めるものを与えすぎない
欲しいものは何でも与えてしまうと、子どもは「欲しいものは努力しなくても手に入る」と思ってしまいます。
欲しいものがある場合は、お小遣いを貯めて買わせる、お手伝いをしたら買えるなど、努力と報酬を結びつけることが重要です。
やりたいことを自分で選んでもらう
習い事や遊びなど、子どもが本当にやりたいことを自分で選ばせてあげましょう。
親が無理強いするのではなく、子どもの興味関心を尊重することが大切です。
子どもの自立心を高める3つの方法
ここからは、日常生活の中で実践できる、子どもの自立心を高める具体的な方法を3つご紹介します。
一緒に料理する

料理は、様々な工程があり、子どもの五感を刺激するだけでなく、計画性や段取りを考える力を育むのに最適な活動です。
野菜を洗ったり、材料を計ったりといった簡単な作業から始め、徐々に包丁を使ったり、火を使ったりする工程にもチャレンジさせてみましょう。
最初は時間がかかったり、失敗してしまうこともあるかもしれません。
しかし、自分で作った料理を「おいしい!」と食べてもらえる喜びは、子どもの自信と自立心を育む糧となります。
- 年齢や発達に合わせた作業を分担する
- 失敗しても叱らずに見守る
- 完成した料理を一緒に楽しむ
疑問に思うことがあったら自分で調べてもらう

「あれって何?」「これはどうして?」と、子どもは毎日たくさんの疑問を抱きます。
そんな時、すぐに答えを教えてしまうのではなく、「自分で調べてみようか」と促してみましょう。
図鑑や百科事典はもちろん、インターネットや図書館を活用するのも良いでしょう。
自分で調べるプロセスを通して、情報収集能力や問題解決能力を育むことができます。
- 調べ方を教え、一緒に調べる時間を設ける
- 分かりやすい資料やウェブサイトを選ぶ
- 調べたことを親子で共有し、褒めてあげる
洋服を自分で選んでもらう

毎日の洋服選びも、子どもの自立心を育む絶好のチャンスです。
「今日はどんな服を着たい?」と尋ね、子ども自身に選ばせてみましょう。
最初は、奇抜な組み合わせや季節に合っていない服装を選ぶこともあるかもしれません。
しかし、自分で選んだ服を着るという経験を通して、子どもは自己表現力や決断力を身につけていきます。
- 服装の自由度を高め、選択肢を増やす
- 天気や気温に合わせた服装選びをアドバイスする
- 選んだ服を褒めて、肯定感を高める
さいごに
子どもの自立心を育むには、日常の中で小さな「自分でやる」機会を増やしていくことが重要です。
最初は時間がかかるかもしれませんし、思うようにいかないこともあるでしょう。
しかし、大切なのは親が手を出しすぎず、子どもが考えて行動できる環境をつくることです。
今回紹介した3つの方法は、どれもすぐに取り入れられるものばかりです。
ぜひ、日常生活の中で少しずつ実践してみてください。
それじゃ、またね。




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