こんにちは、いちもくです。
車を手に入れる方法として、近年注目を集めているカーリース。
テレビCMでも頻繁に見かけるようになり、「月々1万円台から」といった魅力的な文言に心を動かされた人も多いのではないでしょうか。
しかし、本当にカーリースは購入よりもお得なのでしょうか？
この記事では、カーリースと購入のメリット・デメリットを徹底比較し、あなたのライフスタイルに最適な選択肢を見つけるお手伝いをします。
数字だけでは見えない真実と、後悔しない車選びのポイントをプロの視点でお伝えします。
車はカーリースと購入どちらがお得？
総支払額だけを見れば、一般的に購入の方が安くなります。
しかし、お金の面だけでなく、手間や時間、ライフスタイルの変化への対応力など、様々な要素を考慮する必要があります。
例えば、まとまった初期費用を用意できない人にとって、カーリースの月々定額制は大きな魅力です。
一方で、車を長く乗り続けたい人や、自分好みにカスタマイズしたい人には購入の方が向いているでしょう。
重要なのは、自分にとって何が一番価値があるかを見極めることです。
カーリースとは
カーリースとは、リース会社が購入した車を、月々決まった料金で一定期間借りるサービスです。
- あなたが乗りたい車をリース会社が購入
- 契約期間（通常3〜7年）を設定
- 月々の料金を支払って車を使用
- 契約終了時に車を返却（買取オプションがある場合も）
月額料金には、車両代金だけでなく、自動車税や自賠責保険料、車検代なども含まれているのが一般的です。
つまり、ガソリン代と任意保険料以外の費用が月額料金にまとめられているイメージです。
近年は個人向けカーリースが急速に普及しており、軽自動車から高級車まで幅広い車種から選べるようになっています。
カーリースのメリット
初期費用が少ない・0円も可能
車を買うときのような大きな頭金が不要。
初期費用ゼロ円でOKなプランも多いので、まとまったお金がなくても新車に乗り始められます。
月々定額支払いで家計管理がしやすい
リース料には税金や自賠責保険が含まれているため、想定外の大きな出費がありません。
毎月一定額の支払いで済むので、家計管理がしやすいのも魅力です。
新車に乗り続けられる
リースが終わったら新たに別の新車に乗り換えることができるため、いつも新しい車に乗れるのがリースならでは。
車の進化を楽しみたい人にはぴったりです。
面倒な手続きがリース会社任せ
自動車税や車検、点検など煩雑な手続きをリース会社がやってくれるため、車に詳しくなくても安心して乗れます。
維持費も抑えられる工夫がある
定額でメンテナンスも含まれるコースを選べば、タイヤ交換やオイル交換代も心配無用。
予期せぬ出費を抑えられます。
カーリースのデメリット
契約終了時に車が自分のものにならない
多くのプランでは、リース終了時に車を返却するのが原則です。
愛着が湧いて手放したくない人にはマイナスかも。
途中解約が基本的にできない/違約金がある
一定期間使う前提のため、引っ越しなどで不要になっても途中解約は原則不可（どうしてもやめたい場合は高額な違約金が発生します）。
走行距離制限がある場合が多い
リースには「年間1万kmまで」などの距離制限があります。
長距離ドライブが多い方にはやや不向きです。
制限を超えると追加料金がかかります。
カスタム・改造NGの場合が多い
契約中は基本的に車はリース会社のもの。
勝手にカスタマイズや改造はできません。
総支払額が購入より高くなることが多い
金利相当額が含まれているため、同じ車を購入した場合と比べて総支払額が高くなる傾向があります。
特に長期契約では、その差が顕著に現れます。
車の購入とは
車の購入とは、販売店で車を買い、所有権を得ることです。
現金一括払いのほか、オートローンを利用した分割払いも一般的です。
1. 車種選択・見積もり
2. 契約・頭金支払い
3. 納車・残金支払い（またはローン開始）
4. 車検証の名義変更
5. 所有権の取得
購入した車は完全にあなたのものになるため、自由に使用・改造・売却できます。
また、ローン完済後は支払いが終了し、車は資産として手元に残ります。
車を購入するメリット
自分の所有物になる
ローンが終われば完全に自分の車です。
好きなタイミングで乗り続けたり手放したりできます。
走行距離や改造など制約がない
どれだけ長距離を走っても、好きなだけカスタム・ドレスアップしてもOK。
自分だけの車に仕上げる楽しみがあります。
長く乗るほどトータルコストがお得
修理やメンテナンスをしながら10年、20年乗り続ければ、リースに比べてかなり経済的です。
残価（リセールバリュー）がある
新車・人気車なら数年後に売ってもそれなりの価格が付きます。
乗り換えの資金にすることも可能です。
車を購入するデメリット
初期費用が高額
頭金、諸費用、税金などで数十万円の初期費用が必要です。
まとまった資金を用意できない場合は、購入のハードルが高くなります。
維持費の変動が大きい
車検、修理、税金などの費用が不定期に発生するため、家計への負担が読みにくくなります。
古い車ほど修理費が高額になるリスクがあります。
各種手続きが面倒
車検の手配、保険の更新、税金の支払いなど、様々な手続きを自分で行う必要があります。
時間と手間がかかり、うっかり忘れてしまうリスクもあります。
売却時の価値下落リスク
車の価値は年々下がるため、売却時には購入価格を大きく下回ることがほとんどです。
特に不人気車種や過走行車は売却価格が期待できません。
ライフスタイル変化への対応が困難
転職や家族構成の変化で車が不要になっても、すぐに手放すのは経済的負担が大きくなります。
柔軟性に欠ける面があります。
結局、車はカーリースと購入のどちらがお得なのか？
初期費用を抑えたい人
車の維持管理を任せたい人
3〜7年程度で乗り換えたい人
月々の支出を一定にしたい人
新車の安全性能を重視する人
総支払額を抑えたい人
車を長く使いたい人（8年以上）
走行距離が多い人
カスタマイズを楽しみたい人
車を資産として考えたい人
金額面だけで判断すると購入に軍配が上がることが多いですが、カーリースには「利便性」「安心感」という金額では測れない価値があります。
あなたのライフスタイルと価値観に合わせて選択することが最も重要です。
さいごに
カーリースも購入も、それぞれに明確なメリットとデメリットがあります。
大事なのは「何を重視するか」。
予算の管理をしやすくしたいのか、それとも資産として保有したいのか。
ライフスタイルや車との付き合い方を考え、自分に合った方法を選ぶことで、納得のカーライフが手に入りますよ。
それじゃ、またね。
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