こんにちは、いちもくです。
仕事がデキる人ほど、上手に時間を捻出して、たくさん本を読んでいると思いませんか?
そんな人たちは、決して時間が有り余っているわけではありません。
スキマ時間を有効活用したり、あえて読書の時間を確保することで、たくさんの本を読んでいるんです。
読書とは「投資活動」そのもの。
本を読むというのは、自分に投資することです。
それは、この上なく割のいい投資。
どんなに利率の良い金融商品に投資するよりも、確実に多くのリターンをもたらしてくれます。
僕は毎日3冊の本を読む生活を、10年以上続けています。
ビジネス書を読めば読むほど、成功した人のやり方が学べて、少ない労力で成功にたどりつけるのを実感しています。
結果、どんどん時間の余裕が生まれるんです。
そんなビジネス書を効率よく読むための手法を解説している本が「レバレッジ・リーディング」。
速読とは全く違う、レバレッジ・リーディング力を身に付ければ、どんな人も1日1冊は軽く読めるようになります。
今回は、そんな「レバレッジ・リーディング」の必読ポイントを詳しく解説していきます。
「レバレッジ・リーディング」の必読ポイント
レバレッジ・リーディングとは何か?
レバレッジ(leverage)とは、英語で「てこ」の働きのこと。
てこを使えば、重い岩も楽々と持ち上げることができます。
ビジネスでレバレッジをかけることができれば、少ない労力で大きな成果を出すことができます。
どうすれば、ビジネスにおいてレバレッジをかけることができるのでしょうか?
その答えは、
本を読んで、そこに書かれているノウハウを自分流に応用し、実践で活用すること
です。
一般的に、ゼロから何かを生み出そうとすれば、大きな犠牲を払う必要があります。
また、とてつもなく長い時間がかかってしまうもの。
しかも、成功する保証はどこにもありません。
せっかくの努力が、徒労に終わってしまう可能性があるんです。
そこで有効活用したいのが、誰か成功した人のやり方を学んで、そこに自分なりの応用を加えること。
これが、成功への近道です。
レバレッジ・リーディングの目的は、
試行錯誤に時間や労力を使うのではなく、結果を出すために時間や労力を使う。
ということ。
だから読むべき著書も、実務経験のない偉い先生が理論だけで書いた教科書のような本ではなく、実務者が自分の経験を書いた本を選ぶ必要があります。
そんな本を、1冊や2冊読んだだけでは足りません。
できるだけたくさんの本を効率よく読む。
すなわち、多くの人の成功プロセスを吸収することが必要です。
これによって累積効果ができ、パーソナルキャピタル(自分資産)のいわば「含み資産」がどんどん増えます。
ビジネスパーソンが本を読むことは、スポーツ選手にとっての練習。
つまり、本を読まないビジネスパーソンは、練習しないでいきなり試合に臨むスポーツ選手のようなものなのです。
読書で自分の中の「常識」を更新する
レバレッジ・リーディングを使って、どれだけたくさんの本を読んだとしても、世の中が変化し続けている以上、身につけた知識も古びていく運命にあります。
特に、マーケティングやマネジメントの手法などは、次から次へと新しいものやより良いやり方が生まれます。
だから、なるべくこまめに自分の中の「常識」更新していくのがおすすめ。
そうしなければ、世間の動きについていけません。
そのために必要なのが、多読です。
多読することで、世の中の動きがどうなるか、未来予測すらできるようになります。
意識して自分に新しい刺激を与え続けないと、それまでのやり方に固執したり、視野が狭くなったりしてしまいます。
柔軟な精神を維持し、新しい知識や考え方を吸収し続けるためにも、多読がおすすめなんです。
多読の目的を明確にする
レバレッジ・リーディングで最初に考えるべきことは「目的を持って本を選ぶ」ということです。
- 自分の人生の目標は何か
- 現状の課題は何か
という大きな目標があれば、
今、自分にはどんな本が必要か
ということがわかります。
まずは目標をはっきり決めること。
そして、その目標を達成するためには何をすべきかについて、目標から逆算して考える必要があります。
これによって、課題に沿ったテーマの本を選べるようになります。
営業の成績が上がらずに困っているのであれば、トップセールスが書いた本を読めばいい。
大抵、誰もが同じようなことを経験しているもの。
だから何冊か読んでいるうちに、必ずヒントが見つかります。
そこから得た知識を実際に試してみることで、営業の成績が上がり、報酬も上がっていくものです。
実践!レバレッジ・リーディング
ここからは、実際にレバレッジ・リーディングの実践方法について触れていきます。
本を読む目的を明確にしておく
いきなり本を読み始める前に、しなくてはならない大事なことがあります。
それは、1冊の本ごとに、その本を読む「目的」を明確にしておくこと。
これによって、重要なところとそうでないところの見極めをつけやすくなります。
どうでもいいところはと読み飛ばすことができるので、読むスピードが速くなるのが魅力。
さらに目的を意識しながら読むことで、内容をしっかりと吸収できるようになります。
買った本をどこで読むか
自分に合った読書環境を見つけるのは、意外と重要。
お気に入りの場所が見つかると、読書効率が上がります。
例えば、カフェのテラス席やプールサイドなど。
早朝にバスタブに浸かりながら本を読めば、スッキリ目覚められて一石二鳥です。
制限時間を設ける
読書に制限時間を設ける人は、あまりいないはず。
でも時間が無限にあると思うと、余計なところまでも読んでしまい、数をこなすことができません。
人間は追い込まれないと、今まで以上の力を発揮するのは難しいもの。
だから1時間・2時間といった制限時間を設けて読書すれば、集中力を切らさず本を読み終えることができます。
本の内容の16%を掴む
制限時間内に読み終わろうとすると、1冊の本を最初から最後まで読むことはできません。
「もし読み飛ばした部分に、重要なことが書いてあったとしたら・・・」
と思うと、不安になるかもしれません。
しかしそれは、仕方のないことだと割り切ってしまうのがおすすめ。
というより、読まないことが大事なのです。
漫然と読んでいても、時間がかかるだけでなく、前に読んだところを忘れてしまい、効率が悪くなります。
どのようなビジネス書も、基本的に重要ポイントは本の2割くらいしかありません。
そして、その重要ポイントの8割を拾えばよしとします。
本1冊で100%、重要ポイントは20%、そのうち80%を抽出するとなると、その量は全体の16%となります。
つまり、200ページの本の場合、わずか32ページがその量となるんです。
1冊の内容を俯瞰する
目的を明確化し、制限時間を設定できたら、次に本全体を俯瞰します。
最初に目を通してもらいたいのは、カバーのソデや奥付けにある著者のプロフィール。
著者がどんな人なのかによって、ある程度中身が想像できます。
続いて、
- 帯
- カバーの表ソデ
- まえがき
- 目次
- 後書き
という順番で読み進めます。
これだけで、本の大枠のイメージが見えてきます。
1ページ目から読み始めるのではなく、この一手間をかけることで、効率的な読み方ができるようになります。
ダメな本はすぐ捨てる
「どうもこの本はハズレだな」と思ったら、すぐに読むのを中止します。
雪山登山と同じで、引き返す勇気が必要です。
もったいないと思うかもしれませんが、本1冊は1500円程度。
時間の方がもったいないと考えるべきです。
効率的な読書をするには、ときには無駄な部分を捨てる勇気を持つことが重要。
15分くらい読めば、自分に必要な情報が書かれている本かどうかの判断はつくはずです。
読後フォローをシステム化する
読書を続けるうちに、必ず良い本と巡り合えます。
自分を成長させてくれるヒントや、ビジネスに役立つ知識が詰まった本を読んでいる最中は、良い刺激を受けているはず。
読み終わってしばらくは、書いてあったことも、読んでいたときのワクワク感も覚えているでしょう。
しかし、数日たったとき、具体的な内容をどれだけ思い出せるでしょうか?
重要箇所を探すために、最初からもう一度読み返すのは、大変な時間の無駄。
本の内容を現実のビジネスで活かせるように、読書をシステム化しておく必要があります。
本から学ぶ際は、
- 自分がこの本を読む目的を、現在の課題や人生の目標などと照らし合わせて明確化する
- 読むべき本を絞り込み、購入して読む
- 重要な所に線を引く
- レバレッジメモに要点を抽出し、繰り返し読む
- 実践で試す
- レバレッジメモをブラッシュアップし、繰り返し読んで身につける
- 実践で条件反射的に対応できるようになる
という過程を経ることで、本の内容を完璧に自分のものにすることができます。
レバレッジメモの作り方
読んだ本の内容は、暗記する必要はありません。
線を引いた部分をパソコンに打ち込んで、メモをつくるのがおすすめ。
こうしてできたメモは、さまざまな本の中で自分にとって重要なポイントを集めた、いわば「究極の本」のようなものです。
それを常に持ち歩き、ちょっとしたスキマ時間にパラパラとめくって眺めることで、頭の中に焼き付けていきます。
使い込んだ道具が手のひらになじむように、ものの考え方や行動習慣が、自分自身のものになっていきます。
これを続けることで、何か意見を求められたときや判断を迫られたとき、本から学んだことが反射的にパッと出てくるようになります。
そうなって初めて、本当に自分の血肉になったと言えるでしょう。
「本の抜粋をつくって、いつも持ち歩いて読む」
たったそれだけのことで、他人の経験や知恵を自分のものにできるんです。
こんなに格安な自己投資はありません。
さいごに
仕事がデキる人ほど、上手に時間を捻出して、たくさん本を読んでいると思いませんか?
そんな人たちは、決して時間が有り余っているわけではありません。
スキマ時間を有効活用したり、あえて読書の時間を確保することで、たくさんの本を読んでいるんです。
読書とは「投資活動」そのもの。
本を読むというのは、自分に投資することです。
それは、この上なく割のいい投資。
どんなに利率の良い金融商品に投資するよりも、確実に多くのリターンをもたらしてくれます。
僕は毎日3冊の本を読む生活を、5年以上続けています。
ビジネス書を読めば読むほど、成功した人のやり方が学べて、少ない労力で成功にたどりつけています。
結果、どんどん時間の余裕が生まれるんです。
そんなビジネス書を効率よく読むための手法を解説している本が「レバレッジ・リーディング」。
速読とは全く違う、レバレッジ・リーディング力を身に付ければ、どんな人も1日1冊は軽く読めるようになりますよ。
それじゃ、またね。
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