こんにちは、いちもくです。
「言いたいことがうまく伝わらない」
「相手の言いたいことが理解できない」
そんな悩みを抱えていませんか?
現代社会において、コミュニケーション能力の低下は深刻な問題となっています。
仕事でもプライベートでも、円滑なコミュニケーションが取れなければ、ストレスが溜まる一方ですよね。
本書「ロジカルシンキング 論理的な思考と構成のスキル」は、そんな悩みを解決し、思考力と表現力を格段に向上させるための最強の指南書です。
著者は、世界屈指のコンサルティング会社マッキンゼーで活躍したエディター。
長年の経験で培われた「ロジカル・コミュニケーション」のエッセンスが凝縮されています。
本書の要点
- 「課題」「答え」「相手の反応」を明確にすることが成功のカギ
- 話の「重複」「漏れ」ずれ」をなくすMECE(ミッシー)
- 結論と根拠、結論と方法を明確に示す「So What?/Why So?」
「ロジカルシンキング 論理的な思考と構成のスキル」の必読ポイント
「課題」「答え」「相手の反応」を明確にすることが成功のカギ
相手に何かを説明する際、「結局何が言いたいの?」と思われてしまっては、コミュニケーションは失敗に終わります。
本書では、相手に「?」を生ませない、納得感のある説明をするために、以下の3点を常に意識することの重要性を説いています。
- 課題: 何について話しているのか?
- 答え: 結論は何か?
- 期待する反応: 相手にどう行動して欲しいのか?
この3点を明確にすることで、相手は話の内容をスムーズに理解し、話について来やすくなるのです。
ビジネスの場では、ただ情報を伝えるだけでは不十分です。
相手がその情報をどのように受け取り、どのように行動に移すべきかがはっきりしていないと、最終的な目的を達成することはできません。
例えば、提案書を作成するときには、まず取り組むべき課題を明確に定義し、その課題に対する解決策を具体的に示す必要があります。
そして、提案を受け取った相手がどう行動すればいいのかを伝えることで、相手の行動を引き出すことができます。
つまり、相手に「何をしてほしいのか」という明確な期待を提示することが、成功の秘訣です。
話の「重複」「漏れ」ずれ」をなくすMECE(ミッシー)
「MECE(ミッシー)」とは、Mutually Exclusive, Collectively Exhaustiveの略で、「重複なく、漏れなく」という意味です。
物事をMECEに分類することで、思考の網羅性を高め、抜け漏れのない論理的な説明が可能になります。
たとえば、プロジェクトの進行状況を報告する際、問題点や進捗を漏れなく報告しつつ、同じ情報を何度も繰り返すことなく効率的に伝えることが求められます。
このとき、MECEを意識して情報を整理することで、相手が理解しやすい形にすることができるのです。
ビジネスの世界では、特にプレゼンテーションや報告書において、このMECEの技術が威力を発揮します。
結論と根拠、結論と方法を明確に示す「So What?/Why So?」
「So What?(だから何?)」は、ある情報から導き出される結論を明確にする際に役立つフレームワークです。
「Why So?(なぜそうなるの?)」は、その結論に至った根拠を示すために用いられます。
例えば、「この商品は高性能だ(情報)」「だから買うべきだ(So What?)」「なぜなら、あなたのニーズに完璧に合致しているからだ(Why So?)」といった具合です。
本書では、「So What?/Why So?」を繰り返し問うことで、思考の道筋を明確化し、相手に納得感のある説明ができるようになると解説されています。
さいごに
『ロジカルシンキング 論理的な思考と構成のスキル』は、ビジネスの現場で即戦力となる論理的思考力と効果的なコミュニケーション技術を学ぶための必読書です。
論理的な説明をするためには、単に言葉を並べるだけではなく、相手が納得しやすいように情報を整理し、わかりやすく提示することが求められます。
本書で紹介されるMECEや「So What?/Why So?」の技術は、論理的な思考とコミュニケーションを鍛えるための強力なツール。
これらの技術を習得することで、ビジネスシーンのみならず、日常生活においても説得力のあるコミュニケーションができるようになること間違いありませんよ。
それじゃ、またね。
コメントを投稿するにはログインしてください。