こんにちは、いちもくです。
あなたは最近、どんな小説を読みましたか?
僕はここ20年近く、本を月に50冊以上読む生活を続けています。
なかでも小説は、月に20冊以上は読んでいます。
小説はいいですね。
小説を読むと、まるで「人生の予防接種」を受けているような気になるんです。
今回は、小説を読むメリットとデメリットについて、僕の独断と偏見を熱く語ってみます。
小説をたくさん読んで感じたメリット
ボキャブラリーが増えた
小説を読み続けていると、驚くほどボキャブラリーが増えていきます。
ビジネス書や漫画とは違い、小説の中には、繊細な感情表現や情景をイメージさせるフレーズが数多く盛り込まれています。
小説に登場するフレーズは、普段の生活の中でなかなか触れることができないものばかり。
コピーライターのように、短い言葉でたくさんの人の記憶に残る文章を創り出せる人は、日々良質な文章のシャワーを浴びているはずです。
ボキャブラリーの引き出しを増やしたければ、小説は最高の教科書になります。
共感力が育つ
ビジネス書は、著者の考えを1冊の本にまとめたものです。
だからビジネス書を読んで共感できたとしても、それは著者の考え方に共感できたということ。
でも小説の場合は、主人公以外にもたくさんの人物が登場します。
小説を読むと、自然と登場人物の立場で物事を考えるようになっていきます。
登場人物の考え方や行動に共感する機会が増えると、リアルな人間関係でも他人に対する共感力が高まっていきます。
文章力が向上する
小説に登場する文章は、美しい表現が数多くあります。
僕たちが普段仕事で作成する「ビジネス文書」には、感情を伝えるための表現はほぼ必要ありません。
そもそも仕事では、事実や要件を論理的にまとめて、かつ分かりやすい文章を書く必要があります。
普通の人は、仕事以外で文章を書く機会といえば、手紙やメール、SNS、ブログくらいでしょうか。
仕事以外の場面で書く文章では、自分の感情を分かりやすく表現したり、自分が経験したことを相手に伝わるように書く必要があります。
仕事で論理的な文章を書く場合も、プライベートで感情をうまく表現する場合も、その人がこれまでどれだけ良質な本に触れてきたかというのは、如実に文章に現れます。
小説を読むことと文章を書くことは、一見すると関係ないように思えるかもしれません。
でも、本をたくさん読んでいる人が書く文章は、表現力が全く違っています。
非日常体験ができる
映画やドラマと同じように、小説も非日常を体験できるツールです。
まだ体験したことがない出来事も、小説の中でバーチャル体験できるんです。
たとえば、まだ恋をしたことのない女の子が、恋愛小説を読んで夢を膨らませたり、幼い頃憧れていた刑事の仕事を、小説の中で体験できたりします。
映画やドラマと違って、自分の好きなように情景や登場人物をイメージすることができるのが、小説の魅力ではないでしょうか。
小説で非日常を体験することで、リアルな世界で起こったストレスを軽減できることもあるはずです。
小説をたくさん読んで感じたデメリット
睡眠時間が減る
面白い小説を読み始めると、結末が気になって最後まで読み進めてしまうという人は多いはず。
僕も平日の夜に面白い小説を読み始めると、続きが気になってなかなか寝られなくなることがよくあります。
次の日は仕事だったとしても、夜中の2時3時まで小説を読んでいることも多いので、睡眠時間が全く確保できていません。
次の日に支障がない程度に読むのが理想なのでしょうが、面白い小説と出会ってしまうとなかなかそうはいかないんです。
書籍代がかさむ
シリーズ物の小説は、続きが気になって次々に新しい本を買ってしまいがちです。
ほかにも、大好きな作家さんの新刊が出ると、ついAmazonでポチッてしまいがち。
買いだしたらきりがないので、僕は「毎月書籍代は9万円まで」と決めて本を買うようにしています。
Amazonでは、定期的にセールが開催されているので、僕はできるだけセールを利用して本を買うようにしています。
自宅に本棚が増える
自宅には、本が15000冊ほどあります。
1部屋には収まりきらないので、2部屋を書庫として使っています。
最近は、これ以上自宅に本を増やさないよう、毎週末に図書館へ行って読みたい本をまとめて借りるように心がけています。
でも、好きな作家さんは応援したいので、できるだけ書店やAmazonで購入したいもの。
だから最近は、Kindleで電子書籍を購入するようにしています。
Kindleはいいですね。
読みたい本がすぐにダウンロードできる上、保管場所が必要ありませんからね。
たくさん本を読む人は、電子書籍が断然おすすめですよ。
小説は人生の「予防接種」なのではないでしょうか
映画やドラマのストーリーは、ハッピーエンドで終わるものがほとんどです。
でも小説の場合は、結末がバッドエンドになっている作品もたくさんあります。
特に純文学の場合、失恋や死別といった悲しい結末で終わる作品も多いもの。
こうしたストーリーを疑似体験できるのが、小説の魅力なのではないでしょうか。
自分の人生で同じような悲しい出来事が起こったとき、小説の登場人物がどう行動したか、どう考えたかを参考にできます。
たくさんの小説を読んでおけば、いつかきっと自分の人生でも役立つことがあると思いますよ。
それじゃ、またね。