こんにちは、いちもくです。
常にポジティブシンキングで、何事も前向きにとらえることができる人を羨ましいと思ったことはありませんか?
何か嫌なことがあると、常に自分を責めてしまい、頭の中はネガティブな思考でいっぱいになってしまう人も多いはず。
でも安心してください。
そんなネガティブ思考から抜け出す方法があるんです。
あなたが今は悲観主義者(ペシミスト)であっても、学習すれば楽観主義者(オプティミスト)の思考方法を身につけることが可能。
その具体的な方法と、楽観主義の効用について解説しているのが「オプティミストはなぜ成功するか」です。
著者のマーティン・セリグマン博士は、アメリカ最古で最大の心理学会・APAの会長をつとめる心理学者。
本書の内容は、数多くの実証実験と心理学知識に裏付けされています。
- 楽観的な思考方法を身につけたい
- うつ病の改善方法があればぜひ試してみたい
- 仕事や人間関係を楽しめるようになりたい
という人におすすめの本。
今回は、そんな「オプティミストはなぜ成功するか」の必読ポイントを詳しく解説していきます。
「オプティミストはなぜ成功するか」の必読ポイント
オプティミストとペシミストで人生は180度違う
本書には、
- オプティミスト
- ペシミスト
という言葉が頻繁に出てきます。
オプティミストとは「楽観主義の人」を指し、ペシミストは「悲観主義の人」を指します。
不運に見舞われた際、オプティミストは
不運なんて一時的なもの。その原因もこの場合だけだ
と考えるのに対し、ペシミストは
悪いことは長く続く。そして自分は何をやってもうまくいかないだろうし、それは自分が悪いからだ
と考えてしまいます。
そのため、オプティミストの方が
- 健康状態が良い
- 生活習慣病にかかる率が低い
- 平均よりも長生きする
- 仕事やスポーツで良い成績を上げる
という傾向があります。
なぜ、性格の違いが健康度合いや幸福度に影響するのでしょうか?
それは、考え方のクセが日々のさまざまな選択に反映されるからです。
自分に不幸な出来事が起きた時、たとえば仕事で上司かに叱られたときを例に挙げてみましょう。
悲観主義者は「自分が上司に気に入られていないから、いつも怒られる」と考え、楽観主義者は「今日はたまたま機嫌が悪かったんだろう」と考えます。
端的に言うと悲観主義者は自責的に、楽観主義者は他責的に考えるクセがあるわけです。
こうした両者の考え方のクセが日々の選択に影響します。
そして、結果的に楽観的な人のほうが良い選択をする可能性が高く、それが健康度や幸福感の高さにつながってくる、というわけです。
では、ペシミストであることはデメリットしかないのでしょうか?
- うつ状態に陥りやすい
- 仕事やスポーツのパフォーマンスを発揮しにくい
という傾向はありますが、「現実を正しく記憶している」というメリットを持っています。
オプティミストな人生になる方法
オプティミストのペシミストの違いは、「失敗」の受け止め方にあります。
つまり、失敗を「一時的」「特定」の現象として考え、原因は「自分以外にもある」と受け止める方法を身につけることで、オプティミストになることができます。
その方法が「ABC方式」です。
私たちは困った状況(Adversity)に直面すると、それについて考えをめぐらします。
考えはすぐに思い込み(Belief)となって固まるもの。
この思い込みはあまりに習慣的になっていて、自分では気づかないことも多いものです。
思い込みは結果(Consequence)を生みます。
どのような思い込みをするかで、
- 落胆して諦めるか
- 満足して建設的な行動がとれるか
が決まります。
悲観的な思い込みから、悪い結果を生む悪循環を断ち切るための方法は次の通り。
- 困った状況(Adversity)と思い込み(Belief)と結果(Consequence)の因果関係を知る
- 日常生活の中で、困った状況(Adversity)と思い込み(Belief)と結果(Consequence)がどのような作用をしているかを知る
- もしも悲観的な思い込み(Belief)をしていることに気づいたら、楽観的に変えていくために反論(Disputation)と元気づけ(Energization)を行う
このABCDEモデルを繰り返しトレーニングすることで、オプティミスト的思考法を身につけることができます。
あなたの楽観度に合った職業とは?
すべての組織はその大小にかかわらず、楽観主義を必要としています。
才能も意欲もあって、しかもオプティミストである人がたくさんいる会社は強いもの。
特に、楽観主義は職場の配置にも役立ちます。
イニシアチブや粘り強さ、大胆な夢を要求され、敗北感を味わうことの多いストレスの大きい職種では、楽観主義が価値を発揮します。
しかし、悲観主義が役に立つ仕事もあります。
ペシミストはオプティミストよりも現実を正確に把握しているもの。
成功する会社には、現実の正確な評価と夢を見る能力の両方が必要となります。
さまざまな人が働く会社では、どうすれば適材適所の配置が可能となるのでしょうか?
楽観的説明スタイルが必須条件となる仕事には、
- セールス
- 仲介業
- 広報
- 俳優など人前に出る仕事
- 寄付金を募る仕事
- 創造的な仕事
- 競争の激しい仕事
- 燃え尽きる(バーンアウト)率の高い仕事
などがあります。
反対に、鋭い現実感覚を要求される仕事には
- 設計・安全工学
- 技術・コスト見積
- 契約交渉
- 財政統制・会計
- 法律(訴訟を除く)
- 経営管理
- 統計
- テクニカルライティング
- 品質管理
- 人事・渉外管理
などがあります。
楽観的な組織には、あらゆる楽観度に適した仕事があります。
社員の楽観度を知り、その人がいちばん能力を発揮できる部署に配置することが大切です。
さいごに
常にポジティブシンキングで、何事も前向きにとらえることができる人を羨ましいと思ったことはありませんか?
何か嫌なことがあると、常に自分を責めてしまい、頭の中はネガティブな思考でいっぱいになってしまう人も多いはず。
でも安心してください。
そんなネガティブ思考から抜け出す方法があるんです。
あなたが今は悲観主義者(ペシミスト)であっても、学習すれば楽観主義者(オプティミスト)の思考方法を身につけることが可能。
その具体的な方法と、楽観主義の効用について解説しているのが「オプティミストはなぜ成功するか」です。
著者のマーティン・セリグマン博士は、アメリカ最古で最大の心理学会・APAの会長をつとめる心理学者。
本書の内容は、数多くの実証実験と心理学知識に裏付けされています。
- 楽観的な思考方法を身につけたい
- うつ病の改善方法があればぜひ試してみたい
- 仕事や人間関係を楽しめるようになりたい
という人におすすめの本ですよ。
それじゃ、またね。
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