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【書評】まんがでわかる 失敗学のすすめ

失敗学のすすめ

やあ、いちもくだよ。

僕は普段、商社で営業マネジメントの仕事をしているんだ。

チームにはいろんな個性を持ったメンバーがいるんだけど、怖いもの知らずで次々と新しいことにチャレンジするスタッフもいるんだよね。

準備不足だったり仮説が間違っていたときは失敗することもあるんだけど、そのときに大切なのが失敗を認めてそれをどう活かすかということ。

失敗から学べる人だけが、どんどん高みに登っていけるんだ。

そんな失敗との正しい向き合い方をわかりやすく学べるのが、「まんがでわかる 失敗学のすすめ」だよ。

失敗学のメゾットを身につければ、同じような失敗を2度と繰り返すことなく、全く新しいものを創造することができるようになるんだ。

 

マンガでビジネス書を読むメリット

読書の習慣がない人にとって、難解なビジネス書を1冊読むのは結構大変なこと。

読むだけでも大変なのに、本の要点をつかんで実践するとなると、かなりハードルが高いよね。

そんな読書が苦手な人にぜひおすすめしたいのが、ビジネスコミックを活用すること。

ビジネスコミックとは、難解なビジネス書をマンガでわかりやすく解説した本なんだ。

短い時間でサクサク読めるから、原著を読まなくてもポイントをつかむことができるよ。

原著を読む前にビジネスコミックでポイントを押さえておけば、原著を読んだときに内容をカンタンに理解することができるんだ。

 

まんがでわかる 失敗学のすすめのストーリー

主人公は、防犯カメラをつくる製品メーカーで働く神田 香織(かんだ かおり)。

失敗学のすすめ引用:Amazon.co.jp

制作部第3課の課長なんだけど、いつも不備だらけの書類を出してくる部下を叱責する毎日。

リーダーとして、どう部下に接していいのかよくわかってないんだ。

失敗学のすすめ引用:Amazon.co.jp

さらに、製品プロデューサーとして新しいアイデアも出せず、自分はこれでいいのかと悩んでいたんだ。

どうしても比較してしまうのが、3か月前まで制作部第3課の課長だった、上野。

失敗学のすすめ引用:Amazon.co.jp

斬新な製品をつくり、部下を引っ張る素晴らしい上司だったんだけど、プロデュースした製品に不具合を出してしまい、クライアントの大手メーカーでリコールを招いてしまったんだ。

この失敗の責任を取る形で、上野は誰もいない「新規事業開発室」に異動。

それでも腐ることなく、冷静に失敗の原因を分析した上野は、失敗との向き合い方を香織にレクチャーするんだ。

リーダに必要なものは、失敗を恐れずに試行錯誤すること。

そして失敗が起こったときは、しっかり分析して次の失敗を避けること。

失敗学のすすめ引用:Amazon.co.jp

上野が主催する毎朝1時間の「失敗学講座」を通じて、香織がリーダーとして必要なスキルを身につけていくというストーリーだよ。

 

まんがでわかる 失敗学のすすめの魅力

失敗に隠された価値に気付ける

サクセス

そもそも失敗とは、

行為が良くない結果につながること

なんだ。

何か新しいことに挑戦したとき、多くの人が失敗してしまうもの。

たとえば、

  • 初めて作る料理を、レシピを見ずにつくったら美味しくなかった
  • 雨が降った場合の予定を考えずに旅行に出かけたら、ずっと雨で全然楽しめなかった

なんてことを経験したことがある人も多いんじゃないかな。

仕事でも、

  • 商談中に不用意な発言をしてしまい、相手の気分を損ねて破談になった
  • ヒヤリハットを放っておいたら、大事故につながった

なんて取り返しのつかない失敗だってありそうだよね。

多くの人は、失敗を

  • 嫌なもの
  • 恥ずかしいもの

と考えて、失敗から目を背けたり、失敗を隠したりしがち。

でも失敗を放っておくのではなく、失敗から学ぶことができれば、人はどんどん成長することができるんだ。

また、人は何かを学ぶとき、「こうすればうまくいく」と言う成功の話を知りたがるもの。

でも、成功の面ばかりを見て「正しいやり方」を真似する人は、パターン化された問題以外にはとっさに対処できないんだ。

失敗を恐れず挑戦して、「失敗体験」から学んだ人は、どんな場面にも応用できる真の知識を身につけることができるよ。

 

失敗したときに最初にやるべきことが分かる

失敗

失敗したときって、誰かのせいにしたり環境のせいにしたりしがちだよね。

でも、失敗したときに最初にやるべきことは

失敗を認めること

なんだ。

まずは失敗が発生したときに、自分の失敗を認めたうえで鈍感に対処することが大切だよ。

この「鈍感に」というのもポイント。

失敗によるショックやダメージのせいで、体に穴が開いたような状態になってしまい、どんどんエネルギーが漏れていってしまいがちなんだ。

ひどい場合は、うつ状態に陥ってしまうこともあるから要注意。

だからまずは失敗を認めたうえで、自分を追い込み過ぎずエネルギーの回復を待つのがおすすめだよ。

エネルギーを回復するためには、一時的に

  1. 逃げる
  2. 他人のせいにする
  3. 美味しいものを食べる
  4. お酒を飲む
  5. 眠る
  6. 気晴らしをする
  7. 愚痴を言う

なんてことをやってみるのもいいだろうね。

何よりも大切なのは、失敗を苦にして人が死ぬような事態を絶対に避けるということ。

冷静に失敗に向き合うことができるようになったら、事態の後始末に取り組むんだ。

その際も、一人で全部背負ったりせず、周りの援助を求める必要があるよ。

 

リーダーとして、失敗にどう向き合えばいいか分かる

打ち合わせ

組織が同じ失敗を繰り返すか否かは、リーダーの姿勢で決まるんだ。

トップの安全管理に対する意識や取り組みによって、労働災害の発生率は2倍から5倍も違いがあると言われているよ。

ほかにも覚えておきたいのが、ハインリッヒの法則。

これはアメリカの損害保険会社に勤めていた、ハーバード・W・ハインリッヒが1929年に論文で発表した法則なんだ。

1件の重大災害の影には29件の軽災害があり、さらにその陰にはヒヤリとしたりハッとしたりした事例が300件ある

という法則だよ。

ニュースになるような大失敗は少なくても、その背後には小さな失敗や潜在的失敗が数多く存在しているんだ。

「気になるけど、まあいいか」

なんて放っておいたら、より大きな失敗につながってしまい、取り返しのつかない事故が起きてしまうかもしれないね。

それを防ぐためには、リーダーが率先して失敗が小さなうちに原因を究明しておく必要があるんだ。

リーダーは、どのような原因がどのような結果をもたらしたのか、失敗の因果関係を分析することが重要なんだ。

 

さいごに

失敗学とは、失敗をネガティブにとらえるのではなく、プラスの面に注目して有効利用しようという考え方なんだ。

失敗をしない人なんていないよね。

いわゆる「できる人」と「できない人」の差は、犯してしまった失敗を次にどう活かせるかにあるんだ。

失敗学のメゾットを身につければ、同じような失敗を繰り返すことなく、大きな危機を回避して、新しいものを創造できるようになるよ。

じゃ、またね。

 

 

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