やあ、いちもくだよ。
僕は大阪にある会社で働いているんだけど、会社の近くには神社や史跡がたくさんあるんだ。
会社から4キロ程離れた場所にあるのが、地元で「木津の大国さん」として有名な、大国主神社。
金運アップのご利益があるお守り「種銭」を求める人が後を絶たない神社なんだ。
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大国主神社とは
大国主神社は、大阪府大阪市浪速区に鎮座する神社だよ。
祭神は、日出大国神。
福徳開運・商売繁盛・家内安全・良縁結びなどに御利益があるとされているんだ。
地元では「木津の大国さん」として親しまれている神社なんだけど、ここ大国主神社は、同じ敷地内にある敷津松之宮の摂社なんだよね。
敷地の南北ラインに敷津松之宮、東西ラインに大国主神社が位置していて、参道がクロスしているんだ。
境内に神社が2つあり、しかも参道がクロスしているというのは、全国的にも珍しい神社だよ。
お守り「種銭」とは
大国主神社の社務所では、「種銭」というお守りが授与されているんだ。
種銭とは、お金を殖やす際の元になるお金のこと。
財布や金庫の中に入れておくと、お金が増えると言われているよ。
種銭が授与される社務所は、大国主神社のすぐ隣りにあるよ。
平日でも、種銭を求めに訪れる参拝者が後を絶たないんだ。
これが大国主神社の種銭。
初穂料を500円納めることで手に入れることができるよ。
種銭は、持っているだけで金運を招くと言われているんだ。
僕は財布の中に入れて持ち歩いているよ。
「種」銭だから、財布にお金を呼び寄せてくれたり、お金を殖やすきっかけをくれるお守りだと思っているんだ。
宝くじやギャンブルといった、一攫千金を狙うためのお守りとは違う気がするんだよね。
種銭のご利益を得るためには、中を開けてはいけないとされているよ。
敷津松之宮・大国主神社の見どころ
2つの鳥居
南北に走る大通りに面した鳥居は、大国主神社の鳥居。
鳥居は敷地の東側に位置し、西に向かって参道が伸びているんだ。
そして敷津松之宮の鳥居は、境内の南側にあるよ。
鳥居から北側に向かって、参道が伸びているんだ。
クロスする参道
正面は、敷津松之宮の拝殿。
鳥居から拝殿前に続く参道は、東西方向と南北方向に伸びているんだ。
敷津松之宮の拝殿前に位置する、狛犬の辺りで参道がクロスしているよ。
拝殿
こちらが敷津松之宮の拝殿。
そして大国主神社の拝殿。
大国主神社は、敷津松之宮の摂社だから、拝殿の造りも大きさも敷津松之宮のほうが立派だね。
狛鼠
大国主神社の前にあるのが、狛鼠(こまねずみ)。
狛鼠が奉納されている神社は珍しいんだ。
『古事記』の逸話の中に、大国主命がネズミに命を救われるというものがあるから、狛鼠の由来は古事記にあるのかもしれないね。
狛犬と同じく、阿吽(あうん)の2体が拝殿の前に奉納されているよ。
木津勘助の像
境内には、木津勘助の銅像があるんだ。
木津勘助とは、安土桃山時代から江戸時代前期に活躍した、相模(神奈川県)出身の人物。
豊臣家に仕え、大阪繁栄の基礎となる水運の開発や堤防を強化して水害を防ぐなど、大阪の土木事業に貢献した人物なんだ。
寛永16(1639)年、大飢饉が起こった際は、苦しむ人々に私財を投じるだけでなく、幕府の米蔵を無断で開放する「お蔵破り」も決行。
幕府に捕らえられ、現在の大阪市大正区に流されてしまうんだ。
そんな大阪に所縁のある木津勘助の銅像が、境内に鎮座しているよ。
日露戦役忠魂碑
日露戦争の英霊を奉った、忠魂碑。
東郷平八郎元帥が、自ら揮毫されたとされている、巨大な石碑だよ。
さいごに
大国主神社の主祭神は、日出大国神。
敷津松野宮の主祭神は、素盞嗚命(スサノオノミコト)と大国主命(オオクニヌシノミコト)なんだ。
日出大国神とは、大国主命と大黒天が習合した神様のこと。
大国主命は、日本神話に登場する国津神の神。
そして大黒天は、仏教を守護する天部神なんだ。
元々大黒天は、ヒンドゥー教のマハーカーラで軍神・戦闘神、富貴爵禄の神だったんだよね。
「大国」と「大黒」は、ダイコクという同じ読み方ができることから、時代とともに習合。
「大国さん」も、商売繁盛のご利益をもたらしてくれる神として進行されるようになったんだ。
気になるのは、敷津松之宮と大国主神社という、同じ敷地内の神社それぞれに大国主命が祀られているということ。
全国にも例のない神社だから、それだけご利益があると考えてもいいのかもしれないね。
じゃ、またね。
アクセス
敷津松之宮・大国主神
住所:〒556-0015 大阪府大阪市浪速区敷津西1丁目2−12