こんにちは、いちもくです。
世界や日本の社会情勢に疎いと、思わぬところで恥をかいてしまうかもしれないと思いませんか?
社会人であれば、政治・経済・各国の歴史などは教養として身につけておきたい大切な知識。
基礎知識がないと、ニュースを見てもちゃんと理解できません。
でもなんだか難しそうだし、今更勉強なんてしたくないという人も多いはず。
そんなときにおすすめなのが、ジャーナリスト・池上彰さんが書いた著書を読むこと。
政治経済だけでなく、宗教や戦争など、幅広いジャンルについて分かりやすく解説してくれています。
今回は、そんな池上彰さんの著書の中から、社会情勢をこれから学んでいきたいという人におすすめの本を紹介します。
池上彰作品の魅力
池上彰さんは、長野県松本市出身の1950年生まれ。
慶應義塾大学を卒業後、NHKに記者として入局しました。
NHKでは、社会部記者やニュースキャスターを歴任。
記者主幹だった2005年に退職してからは、フリーランスのジャーナリストとしてメディアで活躍されています。
池上彰さんの分かりやすく丁寧な語り口は、幅広い世代から大人気。
時事ニュースの解説番組だけでなく、雑誌やニュースサイトへの連載、映画のナビゲーターなど、ジャーナリストの枠を超えて活動されています。
大人も子どももわかるイスラム世界の「大疑問」
日本人には馴染みの薄い、宗教と中等問題について分かりやすく解説した本。
ユダヤ教・キリスト教・イスラム教は、一体何が違うのか?
そもそも難民キャンプとは何?
戦争と貧困の原因は?
民族の愛憎の歴史、コーランの教え、社会の約束事などを、小学生にも分かるようやさしく解説してくれています。
経済のこと よくわからないまま社会人になってしまった人へ
「経済のことよくわからないまま社会人になってしまった」と後悔している人に、ぜひ読んでもらいたい1冊。
なぜ消費税は増税されるのか。
そもそも株とは何なのか。
投資を始めるにはどうしたらいいのか。
「年金」は本当に破綻しないのか。
さまざまな経済の疑問に対して、知っておくべき基礎知識を簡単にまとめた、いちばんわかりやすい「経済」の本です。
伝える力
池上彰さんの本の中で、一番売れているロングセラー作品。
仕事では、さまざまな場面でコミュニケーション能力が求められます。
対人関係の基本であるにも関わらず、これが意外と難しいもの。
相槌を打ったり、返事をしたり、目をじっと見たり。
仕事の「できる」「できない」を左右するのは、意外とこうした基礎がしっかりできているかどうかに関わってきます。
相手に「伝える」には、「話す」「書く」「聞く」の3つの能力が必須。
長年NHKの「週刊子供ニュース」のお父さん役を努めてきた池上彰さんが、「伝える力」をどうやって磨き、高めていけばよいかをわかりやすく解説してくれています。
14歳からのお金の話
世の中の不思議を、お金から考えた本。
千円札には「千円」と書いてありますが、よく考えてみるとただの紙切れです。
あなたが勝手に「千円」と書いた紙を作っても、それはお金になりません。
それが「日本銀行券」と印刷してあると、みんながお金として使うのです。
よく考えると不思議な、お金の成り立ち。
物々交換から始まった原始経済は、いつの間にか複雑な仕組みを持った経済社会へと進化してきました。
貯蓄と投資の違いとは何なのか。
会社は一体誰のものなのか。
景気を良くするにはどうすればいいのか。
現代のお金とそれにまつわる社会問題を、子供にも分かりやすいよう解説されています。
大人が読んでも面白い、お金と経済の入門書です。
世界を変えた10冊の本
世界史に大きな影響を与えた10冊の本を、池上彰さんが厳選。
その本とは、
- アンネの日記
- 聖書
- コーラン
- プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
- 資本論
- 道標
- 沈黙の春
- 種の起源
- 雇用・利子および貨幣の一般理論
- 資本主義と自由
の10冊。
現在の国際問題や思想の原点となっているものが、この10冊を読み解くことで明らかになっていきます。
池上彰と考える、仏教って何ですか?
仏教の誕生、日本への伝来、そして葬式や戒名の意味、新興宗教まで、仏教にまつわる疑問と基礎知識について解説した本です。
本の前半部分では、現代日本の仏教が葬式仏教となってしまった理由や、鎌倉仏教などの新興勢力が支持されるようになった理由を解説。
本の後半では、ダライ・ラマ14世と池上彰さんの対談が掲載されています。
僕たち日本人は、仏教的な世界観の中で生き、そして死んでいきます。
その世界観を理解することは、日本を知ることにほかなりません。
池上彰のやさしい経済学
「経済」に苦手意識を持っていませんか?
ニュースを見ても、なぜそのような状況になってしまったのか、本質を説明できる人はほとんどいません。
「お金はなぜお金なのか」
「見えざる手によって導かれる経済とは」
むずかしいと思われがちな経済学を、日常生活の視点から眺め、基礎から解説した本となっています。
基礎知識を一度きちんと身につけてしまえば、経済ニュースは驚くほどよく理解できるようになるもの。
実際の大学での講義を、ライブ感そのままに編集した内容なので、スラスラ読みやすいのが魅力です。
さいごに
ジャーナリスト・池上彰さんの著書は、政治経済だけでなく、宗教や戦争など幅広いジャンルについて分かりやすく解説されたものばかり。
難しい言い回しやカタカナ語はほとんど使われていないので、小学生でも理解しやすいのが魅力です。
世界や日本の社会情勢を学びたい人に、おすすめの本ですよ。
それじゃ、またね。