仕事

仕事を任せる「度量」がなければ、部下は自然と育たない

ミーティング

やあ、いちもくだよ。

僕は商社で営業の仕事をしているんだけど、会社の営業部は営業一課と営業二課に分かれているんだ。

それぞれの課を任されている課長は、性格や仕事の進め方が対照的なんだよね。

営業一課の課長は、毎日電話や来客、書類の作成などで大忙し。

部下の仕事状況を細かくチェックして、トラブルを未然に防ぐための対策も怠らないんだ。

そうやって多くの仕事を抱え込んでしまうから、毎日夜遅くまで残業しているんだよね。

それに対し、営業二課の課長は、自分の席に座っていることはほとんどなく、部下の席の近くで話し込んでいることが多いんだ。

実務はほとんど部下に任せているから、毎日定時になったら帰宅しているよ。

傍から見ると、営業二課長は普段あまり仕事をしてないように見えるかもしれないね。

でも、社内外のキーマンとも常にコミュニケーションを取り合っているから、「営業二課長は、社内随一の情報通」として一目置かれているんだ。

営業一課長、営業二課長それぞれの仕事の取り組み方には、メリットもあればデメリットもあると思うよ。

どちらのやり方が良いかは、その人のキャラクターやチームの目的によって違ってくるかもしれないね。

でも、組織で働く上で一番大切なのは、「チームで仕事に取り組み、大きな成果を上げること」なんじゃないかな。

チームで大きな成果を達成するためには、時には「部下に仕事を任せる」必要があると思うよ。

 

なぜ、任せられないのか

上司と部下

「人に任せられない」人を時々見かけるんだ。

人に任せられないという人は、仕事のできる人が多い気がするね。

他人にやってもらうよりも、自分でやった方が早いから、ついついやってしまう。

だから気が付いたら、たくさんの仕事を常に抱えてしまうという悪循環に陥りがちなんだ。

ほかにも、人に仕事を任せられない人には、いくつもの理由があるように思えるよ。

 

「人に仕事を任せられない」理由

自分でやったほうが早いから

plan

部下に仕事を任せられないのは、「自分でやった方が間違いが少なく、早くできるから」という人が多いんじゃないかな。

経験の浅い部下よりも、自分でやった方がスムーズに仕事をこなせる可能性が高いだろうね。

でも、いつまでも自分でやっていては、部下が仕事の経験を積むことができないんだ。

部下が経験を積んで、同じくらい早く正確に仕事をこなせるようになれば、自分はもっと上のステージの仕事ができるようになるんじゃないかな。

 

部下を信頼できないから

信頼

部下に仕事を任せられないのは、部下を信頼していないからなんじゃないかな。

頼りなく見えてしまうかもしれないけれど、部下も部下なりに一生懸命仕事に取り組んでいるはずだよ。

もっと、部下のことを信頼してみてもいいんじゃないかな。

信頼感は、自然と態度に現れてしまうもの。

部下のことを信頼してない様子が伝わってしまうと、部下の仕事に対するモチベーションが上がらないばかりか、信頼関係にヒビが入ってしまうよ。

 

部下にやる気が見られないから

can can't

世の中には、どう見てもやる気のない部下や、ミスしても反省の色が薄い部下もいるんだ。

そんな部下には、どうしても重要な仕事を任せにくいもの。

でも、だからと言って自分ですべての仕事をこなすわけにはいかないよね。

そんなときは、まずは簡単な仕事から、少しずつ部下に仕事を任せてみるのがおすすめだよ。

1つずつ成功体験を積み重ねていくことで、仕事の面白さに気づいてくれるかもしれないからね。

 

とにかく仕事をしていないと落ち着かないから

忙しい

常に何か動いていないと、落ち着かないという人がいるんだよね。

僕はせっかちで落ち着きのない性格だから、以前は1日中走り回っていないと仕事をした気にならなかったんだ。

でも、役職が上がって、それまでとは違う視点で仕事ができるようになると、気づいたことがあったんだよね。

それは、「仕事」と「作業」は違うんだ、ということ。

それまで僕が一生懸命走り回っていたのは、日々のルーティンワークという「作業」を、短時間でこなすためと気づいたんだ。

「仕事」を創り出すには、忙しく走り回っても駄目だったんだよね。

何でも自分で処理しようとしがちな人は、それが「仕事」なのか「作業」なのかを考える必要があると思うよ。

 

完璧主義だから

積み木

職人肌の人や芸術家肌の人ほど、人に仕事を任せることが苦手な場合が多い気がするんだ。

仕事を完璧にこなそうとする程、他人に助けを求めず、全て自分でこなそうとしてしまいがちだからね。

仕事は、8割の完成度があれば上出来だと思うよ。

全ての仕事を完璧にこなそうとせず、思い切って部下に任せてみてもいいんじゃないかな。

これまでとは違った、柔軟な発想で仕事に取り組めれば、思いもよらない良い結果に繋がることもあるよ。

 

「任せる」度量が無ければ、部下は育たない

ミーティング

いくら有能な人でも、1人でできる仕事は限られていると思うよ。

仕事の幅を広げ、大きな成果を上げるには、部下に任せるべきところは任すべきだね。

思い切って任せる「度量」が、優秀なリーダーには必要だよ。

企業は、後進を育てないと、必ず弱体化してしまうんだ。

健全な組織体を保つには、部下に仕事を教え、任せ、後継者を育成することが必要だね。

ほかにも、欠勤、転勤、退職など何かあったときに、ほかの人がカバーできる体制を常に取っておくことも大切だよ。

企業の仕事は、基本的な部分は普遍性を持ったものでなくてはならないからね。

そうした体制を創り上げられるかどうかが、リーダーたる者の大切な職務の1つなんじゃないかな。

「後継者がいない」では、手遅れになるよ。

そうなる前に、部下に仕事を任せる体制を創り上げる必要があると思うよ。

「任せる」ことは、「育てる」ことなんだ。

じゃ、またね。

 

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