やあ、いちもくだよ。
僕は本が大好きで、毎月50冊くらいいろんなジャンルの本を読んでいるんだ。
最近読んで面白かったのが、「まんがで鍛える 脳の強化書」。
ビジネス書を漫画で解説した本の中には、内容が薄いものも多いんだけど、この「まんがで鍛える 脳の教科書」は内容がとっても濃かったんだよね。
読んで面白いのはもちろん、今日から実践できる具体的な方法が解説されているのも魅力的だったんだ。
普段本を読む習慣がない人でも、20分もあればサクッと読めてしまうよ。
- 仕事のミスを少なくしたい
- モチベーションをアップさせたい
- コミュニケーション能力を高めたい
- 記憶力を高めたい
という人は、絶対に読んでおいて損はない本だよ。
クリックできる目次
「まんがで鍛える 脳の強化書」のあらすじ
本の主人公は、出版社に勤務する27歳の編集者・能見はな。

普段から上司に怒られてばかりの、さえない編集者なんだ。

あるとき、帰宅途中の駅でひとりの男性と知り合うことで、はなの人生が一気に変わっていくよ。

「私の“実験台”になりますか…?」
はなの人生を変える脳トレが、そこから始まっていくんだ。
この本は、2010年に発売されてベストセラーとなった「脳の強化書」の漫画版なんだ。
原作の著者は、医師であり医学博士の加藤俊徳先生。
昭和大学大学院を卒業後、国立精神・神経センター(現・独立行政法人国立精神・神経医療研究センター)、米国ミネソタ大学放射線科MR研究センター、慶應義塾大学、東京大学などで脳の研究に従事されている先生だよ。
これまでに胎児から超高齢者まで1万人以上の脳を分析してきた実績を持ち、脳の活性化を計測するfNIRS原理の発見や、発達障害に伴う海馬回旋遅滞の発見など、多方面に渡って研究されてきた先生なんだ。
読んでみて感じた「まんがで鍛える 脳の強化書」の魅力
いくつになっても、トレーニングすれば脳は強化できる

「まんがで鍛える 脳の強化書」では、脳はトレーニングすればいくつになっても強化できることが分かりやすく解説されているんだ。
脳には、1000億を超える神経細胞があるんだよね。
それぞれの神経細胞は、働きごとに分かれて集まっているんだ。

加藤先生は、神経細胞の集まりを
- 思考系
- 感情系
- 伝達系
- 理解系
- 運動系
- 聴覚系
- 視覚系
- 記憶系
という8系統に分類しているんだ。
それぞれを強化するためのトレーニング方法を、まんがで分かりやすく紹介してくれているよ。
驚きだったのが、
脳がもっとも成長するのは、20代から40代にかけて
と解説されていること。

学生時代は、決められたカリキュラムに沿って勉強することが多いよね。
これだと、脳はなかなか成長しにくいんだ。
刺激の多い毎日を過ごせる社会人の方が、脳は成長しやすいのかもしれないね。
いくつになっても、正しいトレーニングをすることで、脳は強化できるということが、この本に詳しく書かれているよ。
まずは「思考系」のトレーニングから始めるのがおすすめ

「まんがで鍛える 脳の強化書」では、加藤先生が分類した
- 思考系
- 感情系
- 伝達系
- 理解系
- 運動系
- 聴覚系
- 視覚系
- 記憶系
という脳の8系統それぞれに合ったトレーニング方法が紹介されているんだ。
なかでも一番重要なのが、「思考系」のトレーニング。
本書でも、思考系のトレーニングが一番最初に紹介されているよ。
脳の思考領域が強化されれば、
- 集中力が上がる
- 決断力が上がる
- 自分の意思を強く持つことができる
といった効果が表れるんだ。

思考領域は、いわば脳の司令塔。
思考領域が鍛えられることで、
- 感情系
- 伝達系
- 理解系
- 運動系
- 聴覚系
- 視覚記憶系
いった、他の脳番地にも明確な指示が出せるようになるんだ。
本書で紹介されている思考系のトレーニングは、とってもカンタン。
「毎朝その日の目標を20文字以内で書く」
というだけなんだ。
なぜ、その日の目標を20文字という限られた文字数で書くのが脳のトレーニングになるのか。
その理由は、本書の中で分かりやすく説明されているよ。
内容はとっても濃いけれど、まんがだけ読んでも分かりやすい
ビジネス書をまんがで解説した本はたくさんあるけれど、なかには内容が薄いものもたくさんあるんだ。
でも、「まんがで鍛える 脳の強化書」は、内容がとっても濃いんだよね。
セリフの吹き出しは、かなり重要な内容が書かれているものが多いんだ。

だから1ページの情報量は多め。
全て理解しようと思ったら、何度か繰り返し読む必要があるだろうね。
「まんがで鍛える 脳の強化書」の構成は、まんが部分が約8割、文章で解説された部分が約2割なんだ。
まんが部分の内容がとっても濃いから、まんがのストーリーだけを追いかけても十分内容を学ぶことができるよ。
読んでみて感じた「まんがで鍛える 脳の強化書」の気になる点
3か月では成果は出ない

まんがでは、物語の設定上、はなのトレーニング期間は3か月になっているんだ。
でも実際は、20歳を過ぎた大人の場合、主人公のはなほどMRI画像で短期間のうちに成長を確認できるのはまれみたいだよ。
著者の加藤先生は、半年から1年はかかると解説しているんだ。
「短期間」に「わずかな手間」で能力を高める方法はない!
と、先生は断言しているんだ。
脳を強化するためには、継続したトレーニングが必要なんだよね。
トレーニングを阻むのは「惰性」

本書の中で、「慣れ」は脳の成長を阻む最大の要因だと解説されているんだ。
どんなに刺激的で新鮮なことでも、毎日繰り返し接していると、人はそれに慣れてしまうもの。
脳のトレーニングも、最初は面白く感じるかもしれないけれど、数カ月も続けていると惰性で続けることになってしまいがちなんだ。
こうなると、トレーニングの効果も期待できなくなるんだよね。
惰性となるのを防ぐためにも、日々のトレーニングに小さな変化をつくっていくことが大切だよ。
さいごに
「まんがで鍛える 脳の強化書」は、脳はトレーニングすればいくつになっても強化できることが分かりやすく解説された本なんだ。
脳には1000億を超える神経細胞があって、働きごとに分かれて集まっているよ。
著者の加藤先生は、神経細胞の集まりを
- 思考系
- 感情系
- 伝達系
- 理解系
- 運動系
- 聴覚系
- 視覚系
- 記憶系
という8系統に分類しているんだ。
それぞれを強化するためのトレーニング方法を、まんがで分かりやすく解説したのが、この「まんがで鍛える 脳の強化書」。
- 仕事のミスを少なくしたい
- モチベーションをアップさせたい
- コミュニケーション能力を高めたい
- 記憶力を高めたい
という人は、絶対に読んでおいて損はない本だよ。
じゃ、またね。



