こんにちは、いちもくです。
どんな職場にも、できれば関わりたくない人っていますよね?
会議ではなぜか、特定の人の発言にイチャモンをつけてきたり、チームメイトなのに明らかな敵意を見せつけて非協力的な態度を取ったり。
そんな人に対して、つい文句を言いたくなるという人も多いはず。
そんなときの対処法を学べるのが、「まんがでわかる 頭に来てもアホとは戦うな!」です。
本書は、苦手な相手との関わりを通して、自分の人生を主体的に生き抜く方法を指南してくれる一冊。
「アホ」と戦っても、あなたの貴重な時間と気力を消費するだけです。
そこには何の生産性も生まれません。
アホと戦わない生き方こそ、あなたがあなたらしく仕事することができ、目指す目標に近づくための方法なんです。
今回は、そんな「まんがでわかる 頭に来てもアホとは戦うな!」の重要エッセンスを詳しく解説していきます。
マンガでビジネス書を読むメリット
読書の習慣がない人にとって、難解なビジネス書を1冊読むのはけっこう大変なこと。
読むだけでも大変ですが、本の要点を理解して実践しようと思ったら、かなりハードルが高いのではないでしょうか。
読書が苦手な人にこそおすすめしたいのが、ビジネスコミックの活用です。
ビジネスコミックとは、難解なビジネス書をマンガでわかりやすく解説した本。
短い時間でサクサク読めるので、原著を読まなくてもポイントをつかむことができます。
原著を読む前にビジネスコミックでポイントを押さえておけば、原著を読んだときに内容を理解しやすくなります。
まんがでわかる 頭に来てもアホとは戦うな!のストーリー
主人公は、飲食チェーン店を経営する、株式会社ワンダフルダイニングの企画営業部に所属する、仁野 ひとみ(じんの ひとみ)。
責任感があり努力家でもあるのですが、言うことがコロコロ変わる上司や同僚に振り回されて、毎日ストレスを抱えながら仕事をしていました。
そんなひとみのストレス解消方法は、行きつけの飲み屋「和楽」でマスターに愚痴をこぼすこと。
愚痴はつきませんが、かといって上手い解決策が見つかるわけではなく、同じような毎日を繰り返していました。
そんなある日、社長へ新業態店舗の企画案をプレゼンするよう、部長から指示が出ます。
このチャンスを何とかして活かしたいと、意気込むひとみ。
しかし、意地悪な同僚から次々と雑用を押し付けられ、企画に取り組む時間がありません。
そんなひとみを見かねて話しかけてきたのは、「和楽」の常連客・梶 徹也(かじ てつや)。
実はこの梶、組織でのし上がってきた凄腕ビジネスマンで、その経験をもとに自ら会社を経営する有名なコミュニケーションコンサルタントだったんです。
ひとみの現状を聞いた梶が、たった1つアドバイスしたこと。
それは、
驚くひとみでしたが、梶のアドバイスを実践するうちに、会社の「アホ」とも上手に付き合えるようになります。
そして気が付けば、そんな「アホ」もいつの間にかひとみの味方になっていきます。
どうすれば、「アホ」と戦わずに済むのか。
そのヒントが漫画のストーリーで分かりやすく解説されています。
まんがでわかる 頭に来てもアホとは戦うな!の魅力
「アホ」と戦うのをやめれば、自分の人生を取り戻せる
本書の中で「アホ」と定義されているのは、むやみやたらとあなたの足を引っ張る人のことです。
会議でなぜかあなたの発言だけにいちゃもんをつけたり、チームメイトなのに明らかに敵意を見せつけて協力的な態度を取らなかったり。
そんなことをされたら、すごく腹が立って悔しい思いをする人は多いはず。
そんなとき、間違っても「やり返してやろう!」なんて思わないことが大切です。
なぜなら、そんな「アホ」と戦うことは、あなたの気力を消費して無駄な時間を浪費するだけだから。
アホと戦ったとしても、なんの生産性も生まれません。
能力のある人格者ほど、出世競争で多数の「アホ」に足を引っ張られてつぶされる可能性も高いんです。
では、どうすればいいのか。
その答えは、夢を達成することだけに集中する必要があるということ。
言い換えれば、目的を見失わないようにするということかもしれません。
人生は一度しかないもの。
そしてその人生は、想像以上に短いということを、僕たちは普段忘れてしまいがちです。
大きな夢を実現するには、人生はあまりにも短いもの。
成功できる人とは、そのことに気づいている人なんです。
つまり「アホ」と戦うということは、時間の無駄でしかないということです。
アホと戦うのをやめることで、自分の人生を取り戻すことができます。
本当に戦うべき相手が分かる
人生という限られた時間の中で、時間と気力を使って戦うべき相手はアホではありません。
真に戦うべき相手は、自分。
人間関係でくよくよ悩んだり、腹を立ててしまう自分と戦うべきなんです。
もっと自分に関心を持って、自分の目標を実現することを目指さなければ、大切な人生の時間を無駄に浪費してしまうだけ。
戦うべきなのは、「アホと戦う」なんていう、アホなことを考えてしまう自分なんです。
必要なのは、自分の人生の目標を見定めること。
そうすれば、貴重な時間をアホに費やすことがいかにバカバカしいか気付けます。
成功する人は、常に自分を見失わないもの。
逆に考えると、失敗する人とは、自分を見失いがちで、アホに気を取られてクヨクヨ悩んでしまう人なのかもしれません。
アホとの上手な付き合い方が分かる
アホな人は、自分に刃向かってきた人間を、受け止めて評価するなんてことができません。
執念深く覚えており、必ずやり返してきます。
だからアホとぶつかりそうになったら、やられたフリをするのが一番。
相手の言動にイラっとしても、反撃せずに相手の言うことを受け止めるんです。
そうやっていい気分になってもらい、相手に花を持たせてやることが必要。
そもそもアホな人は、アホだから皆に好かれていないんです。
そしてその事実に、本人も薄々気づいているもの。
人間だれしも人に好かれたい、人に認められたいという願望を持っています。
だからそんなアホの欲望を満たしてあげることで、アホとぶつかることを避けることができます。
そんなこと言っても、頭では理解できても気持ち的にムリ!
なんて人も多いかもしれません。
でも、少し冷静に考えてみましょう。
無駄に戦って敵をつくるよりも、アホをこちらの味方にして自分のために利用したほうが得しませんか?
アホの言動にイラっとすることがあっても、サラリと受け流してみる。
そして相手をうまく利用できないか考える方が、あなたの人生は今より何倍も豊かになるはずです。
アホと上手に付き合うためには、
- 非難しない
- 認める
- 相手の欲しがるものを提供する
という、人を動かす3原則を利用してみるのがおすすめ。
なかでも一番大切なのが「相手の欲しがるものを提供する」ということです。
たとえば、会社の部下があなたの指示に従うのはなぜでしょう?
それは、あなたの言うことを聞いておけばメリットがあると思っているからなのかもしれません。
だからまずは、あなたの言うことを聞いたときに、どんなメリットがあるのかを先に提示しておけば、仕事がスムーズに進みます。
アホに対して「相手の欲しがるものを提供する」場合は、相手の欲しがるものを先に提供するのがおすすめ。
相手が求めるものを与えておくことで、相手は感謝し、あなたは一目置かれる存在になるはずです。
結果的に、こちらからアホに何かを求めたときに、協力してもらえる下地ができてきます。
さいごに
どんな職場にも、できれば関わりたくない人っていますよね?
会議ではなぜか、特定の人の発言にイチャモンをつけてきたり、チームメイトなのに明らかな敵意を見せつけて非協力的な態度を取ったり。
そんな人に対して、つい文句を言いたくなるという人も多いはず。
そんなときの対処法を学べるのが、「まんがでわかる 頭に来てもアホとは戦うな!」です。
本書は、苦手な相手との関わりを通して、自分の人生を主体的に生き抜く方法を指南してくれる一冊。
「アホ」と戦っても、あなたの貴重な時間と気力を消費するだけです。
そこには何の生産性も生まれません。
アホと戦わない生き方こそ、あなたがあなたらしく仕事することができ、目指す目標に近づくための方法なんです。
アホと戦わないということは、「たった一度しかない自分の人生を生きる」ために大切なことですよ。
それじゃ、またね。
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