こんにちは、いちもくです。
2016年に発売され、世界的なベストセラーになった『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 』。
本書のテーマとなっている「人生100年時代」は、2017ユーキャン新語・流行語大賞にもノミネートされました。
急激な高齢化が進む日本では、人生100年時代を迎える日はそう遠くないことでしょう。
そんな「人生100年時代」をどう生きるか、100報以上の論文を参考に、400ページに渡って解説してくれている本が、『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 』です。
かなりのボリュームがある本なので、読書の習慣がない人にとっては読み進めるのはかなり大変。
そこでおすすめなのが、『まんがでわかる LIFE SHIFT』です。
本書では、オリジナル版のメッセージはそのままに、マンガで読みやすいストーリーとしてまとめられています。
だから『LIFE SHIFT』の要点をざっくりと理解したい人におすすめ。
今回は、そんな『まんがでわかる LIFE SHIFT』の魅力と重要エッセンスについて、詳しく解説していきます。
マンガでビジネス書を読むメリット
読書の習慣がない人にとって、難解なビジネス書を1冊読むのはけっこう大変なこと。
読むだけでも大変ですが、本の要点を理解して実践しようと思ったら、かなりハードルが高いのではないでしょうか。
読書が苦手な人にこそおすすめしたいのが、ビジネスコミックの活用です。
ビジネスコミックとは、難解なビジネス書をマンガでわかりやすく解説した本。
短い時間でサクサク読めるので、原著を読まなくてもポイントをつかむことができます。
原著を読む前にビジネスコミックでポイントを押さえておけば、原著を読んだときに内容を理解しやすくなります。
「まんがでわかるLIFE SHIFT~100年時代の人生戦略~」のストーリー
主人公は、将来に漠然とした不安を抱いている、大学生の美咲。
周りの友達は次々と就職先を決めていく中、特段やりたいこともなく、これからの人生に明るい希望を持てないでいました。
そんなとき、短期留学生のエルザと出会います。
さまざまな国を訪問し、さまざまな人と出会い、自分らしく生きようとするエルザの考え方に影響されて、美咲の考え方に変化が現れます。
そんな美咲に対し、エルザは「美咲には、ライフシフトが必要かもしれないわネ」とアドバイス。
ライフシフトとは、100歳時代でも生き抜く力を手に入れることです。
エルザとの出会いがきっかけで、美咲とその家族の人生は、徐々に変化し始めていきます。
「まんがでわかるLIFE SHIFT~100年時代の人生戦略~」の魅力
ストーリー中心で解説は少なめ
「まんがでわかるLIFE SHIFT~100年時代の人生戦略~」は、30分もあればサクッと読み進められます。
オリジナルの書籍は、100報以上の論文を参考に、400ページもの長編に渡って「人生100年時代」をどう生きるべきか解説された本。
世界中の論文をリファレンスし、科学的データや緻密な社会分析が豊富に盛り込まれているので、読み終えるまでかなりの時間がかかってしまいます。
でも、「まんがでわかるLIFE SHIFT~100年時代の人生戦略~」であれば、オリジナル版のメッセージはそのままに、重要エッセンスのみをサクッと理解することができます。
主人公・美咲とその家族を取り巻くストーリーが中心になっているので、難解なデータを読み解く必要は全くありません。
「LIFE SHIFT」の概要をザックリと理解したい人に、おすすめの本です。
家族の立場に自分を重ねることで、「LIFE SHIFT」がイメージしやすくなる
エルザとの出会いがきっかけで、考え方に変化が現れるのは美咲だけではありません。
お金を稼ぐことが男の価値と思い込み、家庭の事まで気が回らない美咲の兄や、
真面目に仕事ばかりし、遊ぶことは罪だと思っている美咲の父、
こうした固定観念に囚われていた美咲の家族にも、徐々に変化が現れてきます。
美咲の兄・達也は、家庭に仕事を持ち帰ることも多い仕事人間。
でも、ある日子会社への出向を命じられてしまいます。
「あんなに無理をして会社に尽くしてきたのに」と、納得のいかない達也。
そんな達也は、転職先もすぐに見つかるだろうという甘い考えのまま、家族に相談もなく会社を辞めてしまいます。
でも、そう簡単に転職先は決まりません。
焦った達也は、
「俺は会社を選べる立場じゃない。どこだっていい、今は働かないと」
と、ブラック企業への転職を考え始めてしまいます。
そんな達也に、美咲はエルザから教えてもらった
- 教育を受け
- 仕事をし
- 引退を迎える
という従来の3つの人生ステージから
- 2つ3つのキャリアを持ち
- 生涯を通じて再造像を繰り返す
という多様な人生「マルチステージ」へ移行する方法について説明します。
マルチステージとは、ステージを変えるごとに新たな能力を身につけることで、視野の広がりや人とのつながりを強くしていくこと。
美咲の話を聞いた達也は、自分の生き方を少しずつ見直しはじめます。
お金だけが資産じゃない、大切な3つの無形資産
美咲の父は、真面目に仕事ばかりし、遊ぶことは罪だと思っている、典型的な仕事人間でした。
役職定年が目の前に迫っているにも関わらず、相談できる友人もいないため、「自分の人生は本当にこれでよかったのか?」と、誰にも言えない不安を抱えていました。
そんな父に美咲は、
「お父さん、無形資産はちゃんとあるの?」
と尋ねます。
本書によれば、資産は、
- 有形資産
- 無形資産
の2種類に分類できます。
有形資産とは、貯蓄や土地、家などお金で表せるもの。
そして無形資産とは、家族や友人との良好な関係など、金銭には換算できない資産のことです。
美咲とエルザから、無形資産について説明される父。
説明を聞けば聞くほど、どんどんみじめな気持ちになっていきます。
「なにが無形資産だ。聞けば聞くほど、俺は何も持っていないじゃないか」
と、落ち込む父。
無形資産は、「よい人生」を送る上で必須の資産です。
それだけでなく、有形資産を形成するための後押しとなるものでもあります。
そんな無形資産の大切さに早くから気づいていたのは、出世レースからこぼれ落ちた負け犬だと思われていた、父の職場の同僚。
職場の外で活躍する同僚の姿を見て、美咲の父はようやく「自分も変わりたい」と思い始めます。
仕事人間ほど、有形資産に偏りがち。
そんな時間の使い方を見直すことこそ、「人生100年時代」を生き抜く上で必要なことなんです。
さいごに
2016年に発売され、世界的なベストセラーになった『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 』。
本書のテーマとなっている「人生100年時代」は、2017ユーキャン新語・流行語大賞にもノミネートされました。
急激な高齢化が進む日本では、人生100年時代を迎える日はそう遠くないことでしょう。
そんな「人生100年時代」をどう生きるか、100報以上の論文を参考に、400ページに渡って解説してくれている本が、『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略 』です。
かなりのボリュームがある本なので、読書の習慣がない人にとっては読み進めるのはかなり大変。
そこでおすすめなのが、『まんがでわかる LIFE SHIFT』です。
本書では、オリジナル版のメッセージはそのままに、マンガで読みやすいストーリーとしてまとめられています。
『LIFE SHIFT』の要点を、ざっくりと理解したい人におすすめの本ですよ。
それじゃ、またね。
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