こんにちは、いちもくです。
耳で聴いて読書を楽しめるオーディオブック。
通勤・通学中や家事の最中でも、本を持つことなく読書できるのが魅力のサービスです。
スキマ時間を有効活用すれば、スキルアップのための知識も身につけられます。
僕は10年以上オーディオブックを愛用しており、毎月50冊以上の本を読み続けています。
読書が苦手な人でも、「ながら読書」できるのがオーディオブックの魅力。
そうは言っても、聴き放題プランやポイント制など、サービスによって仕組みが違うので、どれを選べばいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか?
今回は、各オーディオブック・サービスの比較と、おすすめオーディオブックを紹介します。
オーディオブックとは?
オーディオブックとは、本の内容を声優やナレーターが読み上げてくれる「耳で聴く本」のことです。
スマホやタブレット、パソコンがあれば、いつでもどこでも読書が可能。
さまざまなジャンルの本が用意されていますが、人気の本のジャンルは、ビジネス書や自己啓発書です。
そんなオーディオブックの一番の魅力は、「ながら読書」ができること。
紙の本を読む場合は、本を手に持って文字を追っていく必要があります。
でも、オーディオブックであれば両手が解放され、文字を目で読む必要もありません。
だから通勤中や運動中でも、読書を楽しむことが可能。
さらに、再生スピードを調整すれば、「速読」ならぬ「速聴」だってできてしまいます。
オーディオブックを活用すれば、スキマ時間を有効活用することができるんです。
オーディオブックを徹底比較
提供会社で比較してみた
今回僕が実際に使った上で比較したのは、次の9つのサービス。
audible(オーディブル) | Audible,Inc. |
audiobook.jp(オーディオブック) | 株式会社オトバンク |
himalaya(ヒマラヤ) | シマラヤジャパン株式会社 |
kikubon(キクボン) | 株式会社RRJ |
digigi(でじじ) | パンローリング株式会社 |
Reader Store(リーダーストア) | 株式会社ソニー・ミュージックエンタテイメント |
Google Play(グーグルプレイ) | Google LLC |
honto(ホント) | 大日本印刷株式会社 |
LisBo(リスボ) | 株式会社ピコハウス |
現在日本語で提供されている、すべてのオーディオブックサービスです。
コンテンツ数で比較
せっかくオーディオブックを利用するのであれば、いろんなジャンルの本を聴いてみたいもの。
audible(オーディブル) | 40万冊以上(和書のみで約1万3500冊) |
audiobook.jp(オーディオブック) | 約3万冊 |
himalaya(ヒマラヤ) | 約2万冊 |
kikubon(キクボン) | 約450冊 |
digigi(でじじ) | 約3000冊 |
Reader Store(リーダーストア) | 約50冊 |
Google Play(グーグルプレイ) | 約100冊 |
honto(ホント) | 約600冊 |
LisBo(リスボ) | 約3200冊 |
Amazonが提供する「audible」では、40万冊以上の本が用意されています。
そのうち、日本語で聴ける本は約1万3000冊ほど。
日本語で聴ける本だけを見た場合、ラインナップ数が一番多いのは「audiobook.jp」になります。
ラインナップ数が多い本のジャンルで比較
audible(オーディブル) | 文学・自己啓発・語学・ビジネス |
audiobook.jp(オーディオブック) | 文芸・落語・教養・自己啓発・ビジネス |
himalaya(ヒマラヤ) | 趣味・人文科学・ビジネス・キッズ・自己啓発 |
kikubon(キクボン) | SF・ミステリー小説 |
digigi(でじじ) | 文学・児童書・ビジネス |
Reader Store(リーダーストア) | ラノベ・小説・ビジネス |
Google Play(グーグルプレイ) | ビジネス・語学 |
honto(ホント) | 文学・ビジネス |
LisBo(リスボ) | 講演・落語・自己啓発 |
洋書やビジネス書を中心に聴きたいのであればaudible、ベストセラー本を中心に聴きたいのであればaudiobook.jpが充実しています。
聴き放題?買い取り?購入方法で比較してみた
オーディオブックは、月額料金を払えば聴き放題になるプランや、月額料金なしで1冊ずつ購入するタイプがあります。
audible(オーディブル) | 月額1500円で1冊分聴ける1コインがもらえる |
audiobook.jp(オーディオブック) | 月額750円の聴き放題プランと、単品購入できるプランあり |
himalaya(ヒマラヤ) | 月額750円の聴き放題プランあり |
kikubon(キクボン) | 単品購入プランのみ |
digigi(でじじ) | 月額1500円で2冊聴けるプランと、単品購入できるプランあり |
Reader Store(リーダーストア) | 単品購入プランのみ |
Google Play(グーグルプレイ) | 単品購入プランのみ |
honto(ホント) | 単品購入プランのみ |
LisBo(リスボ) | 月額1650円の聴き放題プランのみ |
聴きたい本が決まっている人や、とりあえずサービスを試してみたい人は単品購入プランがおすすめ。
いろんな本を聴きたい人や、毎日オーディオブックを楽しみたい人は、聴き放題プランを選んでおけば間違いないでしょう。
料金プランで比較してみた
それぞれのオーディオブックサービスの費用は、次の通り。
audible(オーディブル) | 月額1500円(税込) |
audiobook.jp(オーディオブック) | 聴き放題プランは月額750円(税込) |
himalaya(ヒマラヤ) | 聴き放題プランは月額750円(税込) |
kikubon(キクボン) | 1冊500円~ |
digigi(でじじ) | マンスリープランは月額1500円(税別) |
Reader Store(リーダーストア) | 1冊550円~ |
Google Play(グーグルプレイ) | 1冊102円~ |
honto(ホント) | 1冊110円~ |
LisBo(リスボ) | 聴き放題プラン月額1650円(税込) |
ジャンルにこだわらず、毎月たくさんの本を読みたい人は「聴き放題プラン」を選んだ方がおトクです。
再生スピードを変更できるかどうか
再生スピードを調整できれば、飛ばし読みならぬ「飛ばし聴き」も可能です。
audible(オーディブル) | 0.5倍速から3.5倍速まで調整可能 |
audiobook.jp(オーディオブック) | 0.5倍速から4倍速まで調整可能 |
himalaya(ヒマラヤ) | 0.5倍速から3倍速まで調整可能 |
kikubon(キクボン) | 1倍速のみ |
Reader Store(リーダーストア) | 0.5倍速から3倍速まで調整可能 |
Google Play(グーグルプレイ) | 0.5倍速から3倍速まで調整可能 |
honto(ホント) | 0.5倍速から3倍速まで調整可能 |
LisBo(リスボ) | 0.5倍速から4倍速まで調整可能 |
語学学習で利用する場合は、敢えて遅い0.5倍速に設定するのもおすすめです。
無料のお試し期間で比較
サービスが自分に合っているかどうかは、実際に使ってみないと分かりません。
各オーディオブックでは、無料期間やお試しコンテンツが用意されています。
audible(オーディブル) | 30日間 最初の1冊は無料購入可能 |
audiobook.jp(オーディオブック) | 30日間無料聴き放題 |
himalaya(ヒマラヤ) | 7日間の無料体験 |
kikubon(キクボン) | 無料で聴けるコンテンツあり |
Reader Store(リーダーストア) | 無料のサンプル版あり |
Google Play(グーグルプレイ) | 無料で聴けるコンテンツあり |
honto(ホント) | 無料で聴けるコンテンツあり |
LisBo(リスボ) | 無料で聴けるコンテンツあり |
無料お試しで確認してもらいたいのは、朗読者の声。
心地よいと感じる朗読かどうかは、意外と重要なポイントです。
解約後も聴けるかどうか
オーディオブックサービスの中には、解約後も聴き続けられるサービスもあります。
audible(オーディブル) | 購入したコンテンツはすべて聴き続けられる |
audiobook.jp(オーディオブック) | 単品で購入したコンテンツは聴き続けられる |
himalaya(ヒマラヤ) | 単品で購入したコンテンツは聴き続けられる |
kikubon(キクボン) | 単品で購入したコンテンツは聴き続けられる |
Reader Store(リーダーストア) | アカウントを削除した場合、購入したコンテンツも削除される |
Google Play(グーグルプレイ) | アカウントを削除した場合、購入したコンテンツも削除される |
honto(ホント) | 購入したコンテンツは聴けなくなる |
LisBo(リスボ) | アカウントを削除した場合、購入したコンテンツも削除される |
各オーディオブックのメリット・デメリット
audible(オーディブル)
もともとAudibleは、世界初のデジタルオーディオプレーヤーを開発した、オーディオブックの先駆け会社でした。
そんなAudibleをAmazonが子会社化して、2015年から日本でオーディオブックサービスを開始。
- 日本語のコンテンツは約1万3000冊。外国語のコンテンツも含めると40万冊以上。
- 最初の1冊は無料で聴ける
- 一度購入したコンテンツは、月額会員解約後も聴き続けられる
- 追加購入は30%オフで購入できる
- エンタメ系、洋書、自己啓発系のコンテンツが充実している
- iPhoneやiPadには、アプリ内から直接コンテンツをダウンロードできない
- 1冊の価格は書籍と比べると割高
\Amazonの「聴く」読書/
audiobook.jp(オーディオブック)
株式会社オトバンクが、2007年から運営し続けている老舗オーディオブックサービス。
約1万冊の聴き放題プランだけでなく、和書のラインナップも豊富です。
- 和書のラインナップが豊富
- とにかくたくさん聞きたい人にとって、聴き放題はお得
- 最初の1か月は無料で使える
- 聴き放題プランはアプリでしか再生できない
- 話題の新書などは、聴き放題のコンテンツに含まれていないことが多い
\忙しくても、耳は意外とヒマしてる/
himalaya(ヒマラヤ)
himalaya(ヒマラヤ)を運営するのは、シマラヤジャパン株式会社。
中国の巨大音声プラットフォーム「喜馬拉雅(シマラヤ)FM」の、日本版オーディオブックサービスです。
コンテンツは、書籍を朗読したものよりもラジオやセミナーが多め。
ビジネス系のコンテンツが多いので、通勤時間の有効活用におすすめです。
- セミナーコンテンツが豊富
- クリエイターチャンネルを開設すれば、誰でも音声コンテンツを配信できて有料化させることもできる
- ユーザー数がまだ少ないため、有料化してもすぐに収益が発生するとは限らない
Kikubon(キクボン)
Kikubon(キクボン)では、SFやミステリー作品など、他のオーディオブックサービスでは聴けないコンテンツが豊富。
「銀河英雄伝説シリーズ」や「アルスラーン戦記」などの人気作品を、豪華な声優陣が朗読しています。
タイトルから聴きたい本を探すだけではなく、自分の好きな声優から本を探してみるのもおすすめです。
- SF・ミステリー・ファンタジーなど、現代小説のコンテンツが豊富
- 人気の声優やナレーターが朗読してくれる
- 作品の世界にどっぷり浸かれる
- コンテンツ数が少ない
- 聴き放題プランが用意されていない
Reader Store(リーダーストア)
株式会社ソニー・ミュージックエンタテイメントが運営するオーディオブックサービス。
提供されているコンテンツは少なめです。
バックグラウンド再生に対応しているので、本の朗読を再生しながら、別なアプリを同時に使用することができます。
- バックグラウンド再生ができる
- コンテンツが少ない
Google Play(グーグルプレイ)
Google Play(グーグルプレイ)は、2018年からGoogleがサービスを提供しているオーディオブック。
無料作品や1000円以下のコンテンツも多いので、初めてオーディオブックを試してみたい人におすすめです。
語学学習向けのコンテンツが豊富なので、語学スキルを磨きたい人に最適なサービスです。
- 無料作品や1000円以下のコンテンツが豊富
- 通常価格より値引きされていることがある
- 聴き放題プランが用意されていない
LisBo(リスボ)
LisBo(リスボ)を運営するのは、新潮社の関連会社である株式会社ピコハウス。
本の朗読よりも、講演や落語などのコンテンツが豊富です。
専用アプリは用意されていないのえ、ブラウザを使って視聴することになります。
- 講演・落語・古典芸能といったコンテンツが豊富
- 月額1650円(税込)で聴き放題
- 専用アプリが用意されていないから、ブラウザで聴く必要がある
さいごに
耳で聴いて読書を楽しめるオーディオブック。
通勤・通学中や家事の最中でも、本を持つことなく読書できるのが魅力のサービスです。
スキマ時間を有効活用すれば、スキルアップのための知識も身につけられます。
僕は10年以上オーディオブックを愛用しており、毎月50冊以上の本を読み続けています。
読書が苦手な人でも、「ながら読書」できるのがオーディオブックの魅力。
僕が毎日利用しているオーディオブックは
audiobook.jpと
の2つ。
特にaudiobook.jpは、和書コンテンツが充実しているので、たくさんの本を聴きたい人におすすめのサービスですよ。
それじゃ、またね。
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