こんにちは、いちもくです。
飲み物をテーマにしたマンガは、面白いだけでなく役に立つ作品が多いのをご存じですか?
ストーリーの面白さを楽しめるだけでなく、料理に合う飲み物を選ぶときに参考になる豆知識をたくさん学べます。
飲み物をテーマにしたマンガの中でも特におすすめなのが、お茶・コーヒー・アルコールを取り扱った作品。
今回は、飲み物をテーマにしたおすすめのマンガ作品を紹介します。
お茶
茶柱倶楽部
静岡にある老舗茶屋の娘・伊井田鈴は、ある日、お婆さんが足を挫いて怪我をしてしまう現場に遭遇します。
手当のお礼にとお婆さんがくれたのは、お茶。
そのお茶が今まで飲んだこともないような素晴らしい味だったため、鈴はお茶の情報を集めることにします。
そんな中、たまたま買った宝くじが当選。
「このお金はお婆さんのお茶からもらったお金」と考えた鈴は、大型車を購入・改造し、移動茶店「茶柱倶楽部」を開店します。
お茶をくれたお婆さんの手がかりを探すため、日本全国を回る鈴の旅が始まります。
お茶の種類や道具、淹れ方といった、お茶に関する薀蓄や知識が豊富に描かれています。
私は利休
『ジャンプ改』で、2013年まで連載されていた漫画。
平凡な日常に不満を抱きながら過ごすOL・雪吹なつめは、ある日イケメン茶人・山上宗刻と出会います。
ひょんなことから宗刻の体験茶道教室に参加することになり、同僚の田中芳郎を強引に連れて行くことに。
下心から参加したなつめですが、次第に「茶の湯」の魅力に気づき始めます。
そんな中、宗刻は地味な芳郎に「何か」を感じ、後日2人を自宅の茶室に招待することになります。
茶道素人の2人が、少しずつ「茶の湯」の世界に深く入り込んでいくというストーリーです。
コーヒー
バリスタ
ローマのバールで働く日本人バリスタ・蒼井香樹。
イタリア中を渡り歩き、カッフェ(コーヒー)の腕と知識を磨いた香樹は、客のどんな注文にも笑顔で応えることが出来ると、現地で高い評価を得ていました。
そんなある日、香樹はイタリアに700以上あるとも言われるコーヒー豆焙煎所の最大手で、バールチェーンでもあるエリジオ・ソーラ社に呼ばれます。
なんとそこで、日本にオープンさせた1号店のバリスタにならないかとヘッドハントされたんです。
本場のカッフェを日本に広めるための伝道師として意気揚々と帰国した香樹でしたが、1号店で待っていたのは見習いとしての扱い。
コーヒーの知識や薀蓄がふんだんに盛り込まれていて面白いだけでなく、登場人物たちの人間模様が詳細に描かれているので、読み応えのあるストーリーを楽しめます。
珈琲時間
『月刊アフタヌーン』で、2009年まで連載されていた漫画。
1話12ページの、コーヒーにまつわる短篇が17話収録されています。
思わず笑ってしまう短編や、人情味あふれる短編もあって飽きません。
画風やカット割りがオシャレで、何度も読み返したくなる良作です。
コーヒーもう一杯
『コミックビーム』で2009年まで連載されていた漫画。
コーヒーにまつわる悲喜こもごもの話を、1話完結の短編で描いた連作です。
オムニバス形式で、恋愛・ファンタジー・ブラックユーモアなど、様々なストーリーにコーヒーが関わってきます。
コーヒーがストーリーに密接に関わってくることもあれば、単なる小道具で終ることも。
自宅で豆を挽きネルドリップ方式で淹れる方法や、コーヒー豆の保存法、アイスコーヒーの淹れ方、自家焙煎の本格派の喫茶店など、作中で細かく解説されています。
アルコール
ワカコ酒
村崎ワカコは26歳のOL。
「酒呑みの舌」を持つ呑兵衛女子です。
思い立ったら初めての店でも躊躇なく一見で暖簾をくぐり、美味しい料理を肴に酒を嗜みます。
酒と肴の相性が思惑通り合致した時、思わず漏れる感嘆の吐息は「ぷしゅー」。
お酒に関する薀蓄や知識はほとんど出て来ませんが、読むと1人で居酒屋を開拓したくなってくる作品です。
異世界居酒屋「のぶ」
中世ヨーロッパ風の異世界にある、帝国の古都 アイテーリア で営業している居酒屋「のぶ」。
大将として店を開業した矢澤信之と、成り行きで彼に同行して店を手伝うことになった千家しのぶの2人が、京都にある寂れた商店街の一角でオープンしたはずの店。
でもなぜか店の表口は、異世界のアイテーリアと繋がっていたんです。
「のぶ」の店内では、今日も様々な事件や出来事が起きるというファンタジー漫画です。
原作はライトノベルですが、料理の絵が魅力的なので是非漫画で読んでみることをお勧めします。
神の雫
フランス料理店でソムリエ見習いとして働く紫野原みやびは、ワインの知識に関する間違いを指摘したことで客の機嫌を損ねてしまいました。
でも、その客の連れとして来ていた青年が、神業のようなデキャンタージュによってみやびの窮地を救ってくれます。
彼こそは世界的なワイン評論家である神咲豊多香の息子、神咲雫だったんです。
ビール会社で働く神咲でしたが、父親の遺した遺言を元に、「神の雫」と呼ばれるワインを探し求めるというストーリー。
グルマン世界料理本大賞の最高位の賞である「殿堂」をパリで受賞したり、韓国のワインブームの火付け役になるなど、海外でも高く評価されているワイン漫画です。
ソムリエール
ワインを知らない人でも、基本知識から学べるおすすめのワイン漫画。
両親を亡くしながらも、ワインの本場フランスの大学の醸造科を卒業した樹カナ。
卒業後は、育った施設で子供達と一緒にワイン造りに励んでいました。
そんなある日、弁護士を通して、施設への資金援助を行っていた篤志家から援助打ち切りが告げられます。
援助継続の条件は、カナが日本のとある店に勤めること。
条件を呑んだカナは、東京のレストラン「エスポワール(L’ESPOIR)」にソムリエール見習いとして勤めることになります。
ワインへの愛情と情熱は豊富なカナでしたが、人(客)を見ていないと厳しい指摘をされてしまいます。
そんなカナが、従業員や常連客と交流を深めつつ、ソムリエールとして成長していくというストーリーです。
さいごに
飲み物をテーマにしたマンガの中でも特におすすめなのが、お茶・コーヒー・アルコールを取り扱った作品。
ストーリーの面白さだけでなく、料理に合う飲み物を選ぶときに参考になる豆知識をたくさん学べます。
それじゃ、またね。
コメントを投稿するにはログインしてください。