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【書評】人を操る禁断の文章術|読んだ人が自然に行動したくなる文章とは?

人を操る禁断の文章術

こんにちは、いちもくです。

自分が書いた文章で、他人を思い通りに動かしたり感動させることができれば、人生が大きく変わると思いませんか?

そんな人におすすめなのが、メンタリストDaiGoさんの著書「人を操る禁断の文章術」。

企画書やビジネスメールを書く機会が多い人はもちろん、手紙やSNSなど文章が使われる全ての分野で有効なテクニックが満載の本です。

どんなにキレイな文章を書いても、最後まで読んでもらえるとは限りません。

また、たとえ最後まで読んでもらえたとしても、相手がその通りに行動してくれるとは限りません。

「人を操る禁断の文章術」を読めば、人の心を思うままに動かす文章とはどのようなものなのか理解できます。

今回は、そんな「人を操る禁断の文章術」が伝る、文章の本質について紹介していきます。

 

「人を操る禁断の文章術」が伝える、文章の本質とは?

文章が持つ強い力

美女

「人を操る禁断の文章術」を読めば、文章の持つ強い力を理解し、それを活用する方法が分かります。

突然ですが、あなたに質問です。

「あなたの思う、世界最高の美女とは?」

さて、あなたはどんな人を思い浮かべましたか?

男性であれば、

  • 初恋の相手
  • 現在気になっている女性
  • 付き合っている女性

を思い浮かべた人もいるかもしれません。

もちろん、好きな芸能人をイメージした人も多いでしょう。

「あなたの思う、世界最高の美女とは?」

この文章を読んだ人は、イメージする人こそ違っても、誰もが「自分の思う絶対的な美女」を思い浮かべるはずです。

実はこれこそ、文章の持っている力なんです。

 

文章は人の想像力を掻き立てる

イメージ

「あなたの思う、世界最高の美女とは?」

という文章に反応して、人は世界最高の「誰かの顔」を頭の中に描き始めます。

この時、あなたの頭の中で想像している「誰かの顔」こそが、あなたにとっての世界最高の美女となります。

もしも芸能人の写真を見ながら話をした場合は、こうはいきません。

たとえば、石原さとみさんの写真を見ながら話をしているとしたら、

「確かにかわいいよね」

という人もいれば

「かわいいけれど、世界最高の美女とは言えないんじゃない?」

なんて言う人もいるかもしれません。

目の前に写真があるだけで、その人が思い描いていた理想の顔との違いを感じてしまうもの。

でも、文章を読んで頭の中でイメージした「世界最高の美女」は、その人にとって絶対的な存在なので、誰からも非難されることはありません。

つまり、誰もが納得する「世界最高の美女」を作り出すには、文章を使って想像させるのが一番なんです。

文章を読んで想像を膨らませるまでのプロセス

段階

理想の美女を描写するためには、言葉を書き連ねる必要はありません。

「想像してみてください。あなたの目の前に、目もくらむような美女がいることを」

と書くだけで、読者の頭の中には目もくらむよな美女が勝手に浮かび上がります。

これが、文章の持つ力。

人を動かす文章とは、

  1. 読者が文章を読む
  2. その言葉に反応する
  3. 勝手に想像を膨らませる

というプロセスをたどります。

読んだ相手の心を動かし、想像力を膨らませることのできる文章を書くテクニックの数々が、本書に分かりやすく解説されています。

 

文章の目的は、読んだ人の行動を促すこと

想像力

文章を読んだ人が想像力を膨らませてくれると、あなたにとっていいことが次々に起こります。

そのいいこととは、相手の心の扉が開いて、行動を起こす準備を整えてくれること。

たとえば、あなたが家電量販店で冷蔵庫売り場の担当をしているとしましょう。

冷蔵庫の性能や品質をいくら語っても、お客の心はなかなか動きません。

では、どうすればいいのか。

トップセールスマンは、性能や品質を語る前に、必ずお客の想像力を刺激する言葉をはさんでいるんです。

「どんな料理をつくりたいですか?」

「これから誰に料理をつくってみたいですか?」

といった言葉で、お客に「自分が料理をつくっている場面」を想像させているんです。

それを聞いた人は、

  • 家族に料理をつくっている場面
  • 家族と一緒に料理を作っている場面
  • 友達を呼んでホームパーティを開いている場面
  • 旦那の両親を招いて、子供の誕生パーティを開いている場面
  • クリスマスに大きなホールケーキを冷蔵庫から出している場面

など、さまざまな場面を想像しはじめます。

新しい冷蔵庫と一緒に暮らすシーンを想像させることができたら、準備は完了。

もしかすると全く買う気はなかったかもしれない顧客の気持ちが、自分が料理を作っている場面を想像した後には少なくとも数パーセントは増えているはずです。

ここですかさず

「この冷蔵庫、お刺身をラップせず保存できるんですよ」

といった機能を紹介することで、相手は「えっ、そうなの?」と興味を持ってカタログに手を伸ばすはず。

トップセールスマンが他のセールスマンと違うのは、お客の心の準備を整えるために工夫しているかどうかです。

新しい冷蔵庫を買うことなんて考えてもいなかった人に、

  • 新機能を搭載した冷蔵庫が出ました
  • 決算セールだから今ならお安く買えます

なんてトークを展開しても、興味を持ってもらえる可能性はほとんどありません。

でも、

我が家で使うのであれば、こんな使い方をしたいな

と想像した人に

こんな便利な機能があるんですよ

と伝えれば、購入してもらえる確率は一気に高まります。

 

さいごに

「文章が持つ強い力」について紹介してきましたが、「人を操る禁断の文章術」の魅力はこれだけではありません。

なぜなら「文章が持つ強い力」は、本書の「まえがき」に書かれている内容なんです。

本章では

 

「書かない」3原則
  1. あれこれ書かない
  2. きれいに書かない
  3. 自分で書かない

 

人を動かす7つの引き金
  1. 興味
  2. ホンネとタテマエ
  3. 悩み
  4. ソン・トク
  5. みんな一緒
  6. 認められたい
  7. あなただけの

 

5つのテクニック
  1. 書き出しはポジティブに
  2. なんども繰り返す
  3. 話しかけるように書く
  4. 上げて、下げて、また上げる
  5. 追伸を付ける

といった、文章術の具体的なテクニックが解説されています。

もしもあなたが、思うままに文章が書けるようになったとしたら、誰にどんな行動をさせたいでしょうか?

本書を読めば、あなたの人生が大きく変わるきっかけになること間違いありません。

それじゃ、またね。

 

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