やあ、いちもくだよ。
僕は商社で営業の仕事をしているんだけど、仕事では企画書を書いたり、セールスレターを書く機会が多いんだ。
いろんな書類を書いていて悩むのが、
- 「どんなに綺麗な文章を書いても、最後まで読んでもらえるとは限らない」
- 「たとえ最後まで読んでもらえたとしても、その企画が通ったり商品が売れるとは限らない」
ということ。
文章を書くのって、難しいよね。
だから何か参考になる本はないかと探して見つけたのが、メンタリストDaiGoさんの「人を操る禁断の文章術」。
一気に読み終えることができたんだけど、内容はとっても濃いんだ。
人の心をつかむための、禁断のテクニックが分かりやすく書かれているから、実践すれば誰でも「読んだ人を行動に駆り立てる」文章が書けるようになる本だよ。
クリックできる目次
人を操る禁断の文章術 こんな人におすすめ
- 企画書やメールを書く機会の多いビジネスマン
- セールスレターや営業メールを書く機会の多い営業マン
- サイトやブログで商品・サービスを紹介するアフィリエイター
- 手紙や文章で人の心を動かしたいと思う全ての人
\忙しくても、耳は意外とヒマしてる/

文章の持つ強い力
「人を操る禁断の文章術」は、
文章の持つ強い力を知り、それを活用する方法を分かりやすく解説
している本なんだ。
文章が持つ強い力については、本のまえがき部分で触れられているよ。
唐突だけど、1つ質問。
「あなたの思う、世界最高の美女とは?」
この1行を読んだとき、あなたはどんな顔を思い浮かべたかな?
もしもこの質問の意図を正確に見抜くことができるようであれば、あなたは文章の持つ力について十分に理解しているのかもしれないね。
この質問の意図についてはあとで解説するとして、どんな顔を思い浮かべたか、まずは素直にイメージしてみよう。
男性だったら、
- 初恋の相手
- 現在気になっている女性
- 付き合っている女性
を思い浮かべた人もいるんじゃないかな。
ほかにも、
- 好きな芸能人
- ハリウッド女優
なんて人をイメージした人もいるかもしれないね。
「あなたの思う、世界最高の美女とは?」
このたった1行の文章を読むだけで、イメージする人こそ違っても、誰もが「自分の思う絶対的な美女」を思い浮かべるんだ。
実はこれこそ、文章の持っている力なんだよ。
ある言葉を目にすることで、人は想像しはじめる
あなたは「美女」という言葉に反応して、世界最高の「誰かの顔」を頭の中に描き出したはず。
この瞬間、あなたにとって頭の中で想像している「その人」こそが、間違いなく世界最高の美女となるんだ。
もしも、これが芸能人の写真を見ながら話をしていたとしたら、そうはいかないんだよね。
たとえば、僕が大好きな石原さとみさんの写真を出しながら話をしたとしたら、
「確かにかわいいよね」
という人もいれば
「かわいいけれど、世界最高の美女とは言えないんじゃない?」
なんて言う人もいると思うんだ。
目の前に写真があるだけで、その人が思い描いていた理想の顔との違いを感じてしまい、世界最高の美女にはたどり着かなくなってしまうのが不思議なところ。
でも、文章を読んで頭の中でイメージした「世界最高の美女」は、その人にとって絶対的な存在になり、誰からも非難されることはなくなるんだよね。
誰もが納得する「世界最高の美女」を作り出すには、文章を使って想像させるしかないんだ。
つまり、世界最高の美女をつくれるのは文章だけなのかもしれないね。
読む→言葉に反応する→想像する
理想の美女を描写するためには、言葉を書き連ねる必要は一切ないんだ。
「想像してみてください。あなたの目の前に、目もくらむような美女がいることを」
と書けばそれでいいんだよね。
文章の持つ力によって、読んだ人は勝手に心を動かし、目もくらむような美女を思い浮かべるんだ。
これって、「世界最高の美女」だけでなく、
- 営業活動
- プレゼン
- 好きな人への告白
- 上司へのお願い
- 子供への教育
いろんな場面でそのまま使えるテクニックなんだ。
これが、「あなたの思う、世界最高の美女とは?」という質問に込められていた意図。
人は
- 文章を読む
- 言葉に反応する
- 想像する
というプロセスをたどるんだ。
文章はただ書くのではなく、読んだ相手の心を動かし、想像力を使ってもらうために書くことが必要だよ。
文章のたった1つの目的「今すぐ人を行動させること」
文章によって読み手が想像力を膨らませてくれると、あなたにとっていいことが起きるんだ。
いいこととは、相手の心の扉が開いて、行動を起こす準備を整えてくれること。
たとえば、あなたが家電量販店で冷蔵庫売り場の担当だったとしよう。
冷蔵庫の性能や品質をいくら語っても、お客の心は簡単に動かないんだ。
トップセールスマンは、性能や品質を語る前に、必ずお客の想像力を刺激する言葉をはさんでいるんだよね。
「どんな料理をつくりたいですか?」
「これから誰に料理をつくってみたいですか?」
といった言葉で、お客に「自分が料理をつくっている場面」を想像させるんだ。
それを聞いた人は、
- 家族に料理をつくっている場面
- 家族と一緒に料理を作っている場面
- 友達を呼んでホームパーティを開いている場面
- 旦那の両親を招いて、子供の誕生パーティを開いている場面
- クリスマスに大きなホールケーキを冷蔵庫から出している場面
なんてのを想像しはじめるかもしれないね。
新しい冷蔵庫と一緒に暮らす自分自身を想像させることができれば、準備OK。
最初はゼロだったかもしれない購買欲が、想像の後には少なくとも数パーセントは増えているはずなんだ。
ここですかさず
「この冷蔵庫、お刺身をラップせず保存できるんですよ」
なんて続ければ、「えっ、そうなの?」と興味を持ってカタログに手を伸ばすはず。
トップセールスマンが他のセールスマンと違うのは、お客の心の準備を整えるために工夫しているところ。
新しい冷蔵庫を買うことなんて考えてもいなかった人に、
- 新機能を搭載した冷蔵庫が出ました
- 決算セールだから今ならお安く買えます
なんて案内をしても、まず買ってもらえないだろうね。
でも、
我が家で使うなら、こんな使い方ができるな
と想像した人に
こんな便利な機能があるんですよ
と伝えれば、購入してもらえる確率はぐんと高まるんだ。
さいごに
文章が持つ強い力について紹介してきたけれど、「人を操る禁断の文章術」の魅力はこれだけじゃないんだ。
なぜなら、これは本の「まえがき」に書かれている内容だけ。
本章では
- あれこれ書かない
- きれいに書かない
- 自分で書かない
- 興味
- ホンネとタテマエ
- 悩み
- ソン・トク
- みんな一緒
- 認められたい
- あなただけの
- 書き出しはポジティブに
- なんども繰り返す
- 話しかけるように書く
- 上げて、下げて、また上げる
- 追伸を付ける
といった具体的なテクニックが分かりやすく紹介されているんだ。
あなたはもしも、思うままに文章が書けたとしたら、誰にどんな行動をさせたいかな?
この本を読めば、あなたの人生が大きく変わるきっかけになるかもしれないよ。
じゃ、またね。
\忙しくても、耳は意外とヒマしてる/




