こんにちは、いちもくです。
仕事帰りや休みの日に、たまには一人でゆっくりと、お酒や料理を味わいたいと思ったことはありませんか?
そんな人におすすめなのが、行きつけの店をいくつかつくっておくこと。
僕は営業の仕事をしているのですが、取引先の人と一緒に食事に行く機会が多いんです。
そんなときは、カウンター席でゆっくり料理と会話を楽しめる、行きつけの居酒屋に行くようにしています。
ほかにも、2人で静かに話したいときに利用する行きつけのバーや、初めて会った人同士でも会話しやすい雰囲気の居酒屋など、一緒に食事する相手に合わせた行きつけの店があります。
「行きつけの店」をいくつか知っていると、仕事でもプライベートでもたくさんのメリットがあるんです。
今回は、行きつけの店をつくるメリットと、行きつけの店をつくるコツを紹介します。
行きつけの店をつくるメリット
ある程度の年齢になったら、行きつけの店が1軒や2軒あってもいいのではないでしょうか。
僕は居酒屋だけでなく、蕎麦屋やバーなど数件の行きつけの店を持っていますが、、どの店も雰囲気が良くてとっても居心地がいいんです。
そんな行きつけの店をつくっておけば
- 孤独を楽しむことができる
- 仕事や家族以外の人と出会える
- 料理やお酒をゆっくり味わえる
- 多少のわがままを聞いてもらえる
といったメリットを堪能できます。
孤独を楽しむことができる
僕が行きつけの店をつくる一番の理由は、一人の時間を過ごしたいからです。
日中仕事をしていると、たくさんの人と打ち合わせしなければならないし、電話やメールの対応に追われがち。
仕事が終わってまっすぐに家に帰ってもいいのですが、仕事でトラブルが起きた時などは、一旦気持ちをリセットしてから帰りたいんです。
煩わしい人間関係や仕事のトラブルから気分を切り替えようと思ったら、一人で静かに過ごせる行きつけの店がピッタリなんです。
特に居酒屋の場合、料理を一品とお酒を頼んでおけば、少しくらい長居しても不自然ではありませんからね。
カウンターに座って、美味しい料理をゆっくり味わっていると、仕事の悩みなんてどうでもよくなってきます。
近くの客の会話が自然と耳に入ってくるのも、不思議と心地良いんです。
行きつけの店では、一人で料理を味わうもよし、読書するもよし、カウンターで料理をつくるマスターと会話を楽しむもよし。
一人の時間をゆっくり過ごせる行きつけの店があれば、孤独を楽しむことができます。
仕事や家族以外の人と出会える
長年同じ会社で仕事をしていると、付き合う相手も自然と会社関係の人が多くなりがちです。
意識して会社以外の人と関わらなければ、なかなか世界が広がることはありません。
だからと言って、いきなりスポーツを始めたりセミナーに参加ようと思っても、なかなか敷居が高いもの。
もっと気軽に始められる、新たな人たちとの交流方法としておすすめなのが、行きつけの店をつくることなんです。
行きつけの店をつくれば、店のマスターやスタッフと自然と仲良くなれます。
その店で働いている人たちは、飲食業界のプロ。
ソムリエやバーテンダーのいる店に行けば、お酒の話で盛り上がるかもしれません。
僕は行きつけのカフェがあるのですが、その店は深夜まで営業しているんです。
店には、最高に美味しいエスプレッソコーヒーを淹れてくれるバリスタがいるので、僕はいつも美味しいコーヒーの淹れ方や豆について教えてもらっています。
あるとき、そのバリスタが3年間イタリアで修行していたことが話題になったのですが、僕もちょうど同じ時期にイギリスにいたことが分かって、それがきっかけで意気投合しました。
その話がきっかけで、週末は一緒にゴルフやテニスに遊びに行く程仲良くなりました。
何より嬉しかったのは、そんな飲食業界のプロが普段訪れている「行きつけの店」を教えてもらえたこと。
グルメサイトの口コミをチェックするだけでは絶対に知れないような、美味しくて雰囲気の良い店に連れて行ってもらえたんです。
行きつけの店での出会いがきっかけで、新たな行きつけの店が開拓できるかもしれませんよ。
料理やお酒をゆっくり味わえる
会社の飲み会や取引先との会食では、相手との会話に気を遣ったり、グラスが空いていないか注意しておく必要があります。
だから料理をじっくり味わうことが、なかなかできません。
でも、僕は料理をじっくり味わいたいんです。
ゆっくりと料理やお酒を味わおうと思ったら、大人数でワイワイ飲める居酒屋ではなく、自分のペースで料理を堪能できる行きつけの店をつくるのが断然おすすめです。
自分の好きな料理を味わいたいのであれば居酒屋にこだわらず、蕎麦屋や定食屋でも構いません。
そんな行きつけの店をつくっておけば、美味しい料理やお酒をゆっくり味わうことができます。
多少のわがままを聞いてもらえる
行きつけの店ができて、その店のオーナーと仲良くなれると、多少のわがままを聞いてもらえるようになります。
たとえば、
「今度2人で行きたいんだけど、どうやらチーズが苦手みたいだからコースから外してくれる?」
とか、
「珍しい日本酒が手に入ったから、日本酒に合う料理をつくってよ。マスターも一緒に呑まない?」
なんて相談もしやすいんです。
行きつけの店のオーナーとの関係次第で、多少のわがままも聞いてもらいやすくなります。
行きつけの店をつくるためのコツ
行きつけの店をつくるなんて、時間もかかるしお金もかかるし面倒なもの、なんて思っていませんか?
でも、居心地の良いリラックスできる店を探すのは、案外簡単です。
- 店に求めるものが何なのか考える
- グルメサイトの評価は一切気にしない
- チェーン店よりも個人経営店
- 職場や家から近い場所で探す
- まずはランチでその店の雰囲気を知る
- 実際に訪れて店の雰囲気を体感する
- カウンターのある店を選ぶ
- 価格が安いだけでなく、雰囲気とのバランスを考える
といった、無理せず自分の感性に合った店を選んでいくだけです。
店に求めるものが何なのか考える
人によって、店に求めるものは違うはずです。
僕の場合は、仕事が終わって家に帰るまでの間に、気持ちをリセットすることが一番の目的。
ほかにも、誰かと静かな場所でゆっくり話をしたいときも、行きつけの店を利用することがあります。
そんなときに利用するのは、カウンター席のある静かな雰囲気の店です。
人によっては、常連客同士でワイワイ話をしたり、一緒にスポーツ観戦しながら食事を楽しみたいから、行きつけの店を利用するという人も多いのではないでしょうか。
自分が店でどう過ごしたいかを考えれば、自然と店が絞られてきます。
グルメサイトの評価は一切気にしない
行きつけの店をつくる目的は、自分が心地よく過ごせる場所を見つけるためです。
インターネットのグルメサイトでは、
- インスタ映えする料理を出してくれる店
- 地元の有名店
- サークルや職場の飲み会に利用しやすい、リーズナブルな店
といった店ほど、評価が高い傾向にあります。
そういった店は、なかなか常連になりにくいのではないでしょうか。
実際に、常連が通う店ほど、グルメサイトで紹介されることが少なかったり、サイトでの評価が低い場合が多いんです。
おそらく常連客は、居心地が良い店がたくさんの人に知られてしまうと、自分の居場所が無くなってしまうから、グルメサイトに良い評価を書く人が少ないんだと思われます。
行きつけの店を見つけようと思ったら、グルメサイトの評価はあまり気にする必要はないかもしれません。
チェーン店よりも個人経営店
行きつけの店をつくろうと思ったら、チェーン店はできるだけ避けた方が無難です。
もちろん、チェーン店の中にも雰囲気の良い店はたくさんありますが、個人経営店の方が店主の個性が出やすいし、仲良くなったらある程度わがままも聞いてもらいやすいんです。
個人の店であれば、接客がマニュアル化されていないこともあって、なんとも居心地がいいんです。
ほかにも、チェーン店の場合は、その店の店主と仲良くなれても、転勤で別な店に異動する可能性があります。
長く通える行きつけの店をつくろうと思ったら、チェーン店よりも個人経営店を選ぶのが断然おすすめです。
職場や家から近い場所で探す
行きつけの店を探そうと思ったら、場所選びも大事です。
職場や家から近い場所で探した方が無難です。
あえて、普段の生活圏から離れた場所の店を選んでもいいのですが、どうしても通う頻度が少なくなりがち。
- 自宅に歩いて帰れる距離にある店
- 職場から歩いて通える店
という条件を満たした店が理想的です。
まずはランチでその店の雰囲気を知る
夜に通える行きつけの居酒屋を探したい場合、ランチで一度訪れてみるのもおすすめです。
その店がランチ営業もしているのであれば、比較的安い値段で料理や店の雰囲気を確かめられます。
数回ランチに訪れていれば、店主やスタッフが顔を覚えてくれているかもしれません。
夜に訪れたときに、会話も弾みやすいはずです。
実際に訪れて店の雰囲気を体感する
どれだけ美味しい料理を出してくれて、オシャレな店構えだったとしても、スタッフの愛想がなかったり感じが悪かったりすると居心地は悪いもの。
反対に、店内が少しくらい古くても、店主の感じが良いと居心地が良くてリラックスできるものです。
いろんな店を訪れてきて感じるのは、店の居心地は、
- 店主の人柄
- 客筋
によって決まる気がします。
店主の料理に対する想いや、客への気遣いが、その店の雰囲気や居心地に大きく影響しているんです。
そんな店主を慕って訪れる客筋も、店の雰囲気をつくりあげる大きな要素になっています。
「この店は居心地が良いな」
と思えるということは、その店の店主の感性と自分の感性が似ているからかもしれません。
カウンターのある店
ボックス席や個室しかないチェーン店は、一人で行くにはなかなか抵抗があります。
でも、カウンターのある店であれば、一人でも入りやすいんです。
カウンターに座れば、店主やスタッフと話がしやすいし、隣に座ったお客さんとも仲良くなれる可能性があります。
価格は安いに越したことはないけれど
行きつけの店ともなれば、頻繁に訪れることになるはずです。
当然、飲食した分の代金は支払わなければならないので、価格が安いに越したことはありません。
でも、単に安いだけの店だと、「憂さ晴らしのために呑む」といった、騒がしい飲み方をする客筋もいる可能性があります。
一人で静かな時間を過ごしたい場合は、安さと雰囲気が揃った店を選ぶのがおすすめ。
美味しい料理を堪能しようと思ったら、相応の金額も必要になります。
無理なく支払える料金設定で、味や雰囲気のバランスの取れた店を根気よく探すしかありません。
さいごに
僕が行きつけにしている店は、5件あります。
何年も通い続けている店もありますが、中には自然と足が遠のいてしまって、新しい行きつけの店と入れ替わっていることもあります。
お気に入りの店だったところも、ふとしたきっかけで客層が変わってしまうと、雰囲気も大きく違ってくるもの。
結局、お店も人と人との関係でつくられているんです。
自分にとって「いい店」であり、店にとって「いい客」という関係になれるのが、理想ではないでしょうか。
そんな場所を1つでも持っていれば、毎日の生活が少しだけ豊かになると思いますよ。
それじゃ、またね。
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