こんにちは、いちもくです。
- 朝起きても、なんとなく体がだるくて疲れが取れていない
- 会社に行ってもやる気が出ない
- お昼は適当な食事でお腹を満たして、夜遅くに疲れ切って家に帰ってくる
こんな生活を送っている人はいませんか?
これらは全て「文明病」の症状。
文明病とは、近代社会の変化によって引き起こされる、現代に特有の病気や症状のことです。
例えば、
- 肥満
- 疲労感
- なんとなくの不調
- 不眠
- 散漫な集中力
- モチベーションの低下
など。
こうした文明病に立ち向かうために必要なのは「進化医学」の考え方です。
進化医学とは、ダーウィンが生み出した「進化論」と、最新医学のデータを組み合わせ、人間の病気の正体を考えていく学問のこと。
そんな進化医学のアプローチで、最高のコンディションを実現する方法を紹介しているのが「まんがでわかる 最高の体調」です。
10万本の科学論文をベースにした、圧倒的な知識量と科学的根拠に基づいたメゾットを、まんがでわかりやすく解説。
今回は、そんな「まんがでわかる 最高の体調」の必読ポイントを詳しく解説していきます。
「まんがでわかる 最高の体調」のストーリー
主人公は、食品メーカーで広報課に勤務する安藤すず。
明るく素直な性格の持ち主なのですが、慢性的な疲労感と体調不良を抱えていました。
ある日すずは、自社製品PRのためのウェブメディア立ち上げを任されることになります。
体調が悪くて仕事に集中できない状態で、社外から助っ人でやってきた、敏腕ウェブコンサルタント・結城玲也の力を借りながら仕事を進めていました。
玲也はクールで真面目。
まさにビジネスマンの理想を絵に描いたような人物です。
そんな玲也に同行してもらい、協力会社との打ち合わせを終えた直後、すずは空腹と寝不足で倒れてしまいます。
すずが意識を取り戻した先は、玲也の家。
玲也はすずのために、なんと手料理まで用意してくれたのです。
改めて部屋の中を見渡すと、まるで森の中にいるような心地よい空間。
食事の準備ができたとのことで、食卓へ向かうすず。
なんとそこには、原始人のような格好をした玲也が待っていたのです。
それまで玲也のことを、カンペキな人だと思っていたすず。
でも現実は「カンペキに変な人」でした。
玲也の格好は予想外でしたが、料理は予想以上の内容。
若いのに仕事ができて、料理も上手で、スタイルもいいと、玲也のことを羨ましがるすず。
でも過去の玲也は、頃体脂肪率は35%を超え、常に疲労感に悩まされ、仕事効率は最悪だったんです。
どうやってスリムで健康的な体を手に入れたのか?
その答えは、「原始的(パレオ)な生活」を送ること。
ウェブメディア立ち上げプロジェクトが完遂するまでの、残り数ヶ月。
玲也はすずの体調コンサルタントとして、最高の体調に整えるサポートをしたいと提案します。
果たしてすずは、最高の体調を手に入れることができるのでしょうか?
「まんがでわかる 最高の体調」の必読ポイント
不調の原因は「文明病」
文明病とは、近代社会の変化によって引き起こされる、現代に特有の病気や症状のことです。
代表的な症状は
肥満
疲労感
なんとなくの不調
不眠
散漫な集中力
モチベーションの低下
など。
そもそも人間の脳と体は、狩猟採集生活を実施していた古代の原始的な環境の中で、最高のパフォーマンスを発揮するようにできています。
現在の人類の基礎が形作られたのは、およそ700万年前。
そこから人類は少しずつ進化を続け、1~2万年前にようやく旧石器時代の狩猟採集生活から農耕生活に移動します。
つまり、人類はおよそ600万年にわたって狩猟採集生活を続けてきたわけです。
だから進化の過程で、狩猟採集生活に最適化してきたと考えるのが自然でしょう。
自然の中で獲物を追い
太陽の運行とともに暮らし
少数の仲間と語り合う
人の脳と体は、そんな原始的(パレオ)な環境の中でこそ最高のパフォーマンスを発揮するように進化してきたんです。
こうした進化は、現代の文明においてミスマッチを起こすことがあります。
例えば、肥満。
満足にカロリーを摂取できなかった時代を生きるため、人の遺伝子には「高カロリーな食事を求める」というシステムが刻まれています。
それが現代の豊かな食環境では過剰摂取となり、古代ではあり得なかった「肥満」という現象が現れているんです。
こうした文明病に立ち向かうために必要なのは「進化医学」の考え方です。
進化医学とは、ダーウィンが生み出した「進化論」と、最新医学のデータを組み合わせ、人間の病気の正体を考えていく学問のことです。
文明病が引き起こす「炎症」
文明病が引き起こす重大な病状として見過ごせないのが「炎症」です。
炎症は、人体が何かしらのダメージを受けた際に起きる反応のこと。
有害な刺激を取り除こうと免疫システムが働き出した証拠で、怪我や感染を直すために欠かせない防御システムです。
現代人の炎症は、わかりにくい形でも起こり、しかも慢性化しています。
擦り傷のように数週間で治る炎症であればよいのですが、感染症や糖尿病などで体のダメージが慢性化すると、外敵を倒すために使う武器が血管や細胞を傷つけ、人体を内側から壊し始めてしまうのです。
なんとなくいつも疲れている
良く寝たはずなのに調子が悪い
頭やお腹、関節が定期的に痛む
肌のブツブツやかゆみが治らない
といった変化は、慢性的な炎症が引き起こす症状のごく一部。
現代人の「謎の不調」と「炎症」は、明確に連動しているのです。
こうした慢性的な炎症が起きる原因は、
運動不足
栄養不良
肥満
煙草
ストレス
睡眠不足
大気汚染
など、さまざまな理由が考えられます。
3つのフレームワークで慢性炎症を防ぐ
人類学者のスタファリン・リンデベリ氏の研究によると、
旧石器時代のライフスタイルに近い暮らしをする狩猟採集民には、慢性炎症に由来する病気がほぼ存在しない
という結果が出ています。
現代の文明に身を置きつつ、狩猟採集民のような慢性炎症の起きにくい体を手に入れるには、どうすれば良いのでしょうか?
ここで役に立つのが、ハーバード大学の古代人類学者ダニエル・リーバーマン氏が提唱した、3つのフレームワークです。
古代の環境と比較して、
- 多すぎる
- 少なすぎる
- 新しすぎる
ものを減らしていくのが、文明病に立ち向かうための指針。
多すぎるものとは、
摂取カロリー
精製穀物
アルコール
オメガ6脂肪酸
塩分
乳製品
飽和脂肪酸
満腹感
食事のバリエーション
人口密度
衛生設備
人生の価値観
次に、少なすぎるものとは、
有酸素運動
筋肉を使う運動
睡眠
空腹感
ビタミン
ミネラル
食物繊維
タンパク質
オメガ3脂肪酸
自然とのふれあい
有益なバクテリアとの接触
自然光の摂取量
深い対人コミュニケーション
他人への貢献
です。
新しすぎるものとは、
加工食品
トランス脂肪酸
果糖ブドウ糖液糖
公害
人口の光
デジタルデバイス
インターネット
慢性的なストレス
化学物質
重金属
処方薬
抗生物質
孤独
仕事のプレッシャー
です。
「進化と文明のミスマッチは何か?」を考え、こうした「多すぎる」「少なすぎる」「新しすぎる」ものを減らしていくことが必要なんです。
さいごに
- 朝起きても、なんとなく体がだるくて疲れが取れていない
- 会社に行ってもやる気が出ない
- お昼は適当な食事でお腹を満たして、夜遅くに疲れ切って家に帰ってくる
こんな生活を送っている人はいませんか?
これらは全て「文明病」の症状。
文明病とは、近代社会の変化によって引き起こされる、現代に特有の病気や症状のことです。
例えば、
- 肥満
- 疲労感
- なんとなくの不調
- 不眠
- 散漫な集中力
- モチベーションの低下
など。
こうした文明病に立ち向かうために必要なのは「進化医学」の考え方です。
進化医学とは、ダーウィンが生み出した「進化論」と、最新医学のデータを組み合わせ、人間の病気の正体を考えていく学問のこと。
そんな進化医学のアプローチで、最高のコンディションを実現する方法を紹介しているのが「まんがでわかる 最高の体調」です。
10万本の科学論文をベースにした、圧倒的な知識量と科学的根拠に基づいたメゾットを、まんがでわかりやすく解説したおすすめの本ですよ。
それじゃ、またね。
コメントを投稿するにはログインしてください。