こんにちは、いちもくです。
SF映画や小説で頻繁に取り上げられる、タイムトラベル。
過去や現在を自由に行き来できるとしたら、あなたはどんなことをしたいですか?
でも、本当にタイムマシンが発明されたら、世の中は大変なことになってしまうかもしれません。
タイムトラベルは、本当に可能なのでしょうか?
そんな疑問の答えが書かれているのが、タイムトラベル理論を解説した本。
ひょっとすると、タイムトラベルは単なる空想の話ではないのかもしれませんよ。
タイムトラベル理論を知るのにおすすめの本
タイムマシン
アインシュタインが相対性理論を発表する前の、1895年に書かれています。
タイムマシンを発明した科学者が、80万年後の未来へ旅するというストーリーです。
小説の冒頭で主人公の科学者が唱えるタイムトラベル理論は、あくまでも空想上の理論。
でも、この小説がきっかけで、世界中でタイムトラベルはSF小説や映画の中に登場するようになりました。
リアルなタイムトラベル理論を知るための本というよりも、タイムトラベルの概念を生み出した記念すべき最初の1冊として読むのがおすすめ。
ウェルズの空想がきっかけで、タイムトラベル理論が生み出されたと言ってもいいのかもしれません。
時間旅行者のための基礎知識
著者はプリンストン大学の宇宙物理学者、J・リチャード・ゴット。
非常に理論的な内容の本で、20世紀までのタイムトラベル理論が理路整然と解説されています。
アインシュタイン博士やホーキング博士の理論にも言及されていて、この1冊を読むだけでタイムトラベル理論の概略から詳細まで詳しく知ることができます。
タイムトラベル理論の入門書として、ぜひ読んでもらいたいおすすめの1冊です。
タイムトラベル「時間」の歴史を物語る
「時間とは何なのか」ということを、SF作家や物理学者、哲学者の考えをもとに考察していく本。
ウェルズやハイラインの空想作品で取り上げられる「時間」と、アインシュタインの理論における「時間」の違いとは、いったい何なのか。
タイムトラベルが可能かどうかを考える前に、まずは「時間」について知る必要がありそうです。
時間とは、一体何なのか。
時間なんて、そもそも存在しないのではないか。
読み進めていくと、哲学的な面白さが感じられる本です。
タイムトラベルの哲学
題名に「タイムトラベル」という言葉が含まれていますが、内容は物理学ではなく、哲学のを主体とした本。
「時間とは何なのか」ということを、哲学的に考察しています。
図解雑学 タイムマシンと時空の科学
アインシュタインの相対性理論を中心に、宇宙論やタイムマシンのパラドックスなどについて解説しています。
それぞれのテーマは見開き2ページで開設されていて、イラストや図解がふんだんに使われています。
タイムマシンやタイムトラベルの入門書としておすすめの1冊です。
タイムマシン論 最先端物理学によるタイムトラベル入門
物理の知識がないと、数式が使われた公式が出てきても理解するのは難しいもの。
でもこの本では、そうした難解な公式や証明を一切省いて、分かりやすく丁寧な解説でまとめられています。
「タイムマシンを作る方法」や「タイムトラベルの基礎知識」など、序盤でタイムマシンの理論を分かりやすく説明した上で、タイムパラドックスについて解説した本です。
タイムマシンのつくりかた
物理学者が本気で考えた内容をまとめた1冊です。
内容は難解な部分も多く、一度読んだだけでは理解するのが難しい箇所が結構あります。
単に、タイムトラベルが「できるか」「できないか」ということが書かれているわけではありません。
「何ができるようになれば、こんなタイムトラベルもできるようになる」と説明されているんです。
もしかすると、本当にタイムマシンを作ることができるのかもしれないと、読むだけで夢が膨らむ1冊です。
最先端のタイムトラベル理論を身につけて あなたは「時空飛行士」になる
魅力的なストーリーの中に、難しい理論や数式が分かりやすく散りばめられている1冊。
ストーリーを読み進めることで、自然と知識が頭の中に入ってきます。
アインシュタインの相対性理論やワームホール、M理論、並行宇宙などの理論や科学原理を、分かりやすく学べる1冊です。
アインシュタインとタイムトラベルの世界
豊富なイラストで、アインシュタインの相対性理論を分かりやすく解説した本。
小学校高学年向けに書かれた本ですが、内容はかなり濃くなっています。
大人でも十分楽しめる1冊です。
さいごに
過去や未来を自由に行き来できる「タイムトラベル」という概念は、SF小説がきっかけで生まれました。
ウェルズが小説「タイムマシン」を発表したのは、1895年。
タイムトラベル理論は、100年近い歴史を持った概念なんです。
ということは、浦島太郎の物語は、時間の概念や相対性理論を知らない人たちが、偶然生み出した物語ということになるのでしょうか。
異世界を訪れた主人公が、そこで数日過ごして戻ってきたら長い年月が経っていた、という物語は、中国やフランスの昔話、ケルト神話などにも数多く残っています。
タイムトラベル理論を解説した本を読めば、自然と「時間とは何なのか」について深く考えるようになりますよ。
それじゃ、またね。
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