やあ、いちもくだよ。
僕は営業の仕事をしているんだけど、最近は石川県の能登半島に出張する機会が増えたんだ。
能登半島は、自然豊かでとっても魅力的なエリアだね。
仕事の都合で、輪島市のホテルに泊まることが多いんだけど、いつも宿泊しているホテルの近くで、輪島朝市が開催されているんだ。
200店以上の露店が毎朝店を開いている、おすすめの観光スポットだよ。
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輪島朝市とは
輪島朝市(わじまあさいち)は、石川県輪島市で開かれている朝市のことだよ。
千葉県の勝浦朝市、岐阜県の宮川朝市、佐賀県唐津市呼子町の呼子朝市と並ぶ、日本四大朝市のひとつと言われているんだ。
輪島朝市の歴史は古くて、平安時代に神社の祭礼日に魚介類や野菜を物々交換しあっていたのが起源と言われているよ。
室町時代になると、毎月4と9の付く日に開催されるようになり、明治時代に入ってから毎日開催されるようになったんだ。
輪島朝市は、通称「朝市通り」と呼ばれている400m弱の商店街で行われているよ。
営業時間は、朝8時頃から昼12時頃まで。
正月3が日と毎月第2・第4水曜日を除く水曜日に、200店以上の露店が店を開いているんだ。
土日になると、朝市は観光客でいっぱいになるから、早い時間に訪れた方が、品物も多いし駐車場も混雑しないと思うよ。
訪れた感じた、輪島朝市の魅力
地元で採れた、新鮮な海産物や農産物が売られている
輪島朝市の名物は、何と言っても高級蒸しアワビ。
アワビ以外にも、新鮮な魚介類がたくさん売られているんだ。
魚は生の状態で売られているものもあるんだけど、一夜干しなどの干物にして売られているものが多いんだよね。
生魚よりも干物の方が保存が効くから、観光客がお土産として買って帰る場合は、干物の方がおすすめだよ。
輪島朝市では、海産物だけでなく農産物もたくさん売られているんだ。
僕が訪れた日は、採れたてのくるみが格安で売られていたんだよね。
30個くらい入って、たったの200円。
僕の地元関西で買うと、同じくらいの大きさのくるみの場合、800円くらいするんだ。
新鮮な海産物や農産物が、お得に買えるのが輪島朝市の魅力だね。
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試食させてくれる店がある
輪島朝市には、200点以上の露店が並んでいるんだけど、店によっては試食させてもらえるところもあるんだ。
大きなアワビやタコを捌いている店を覗いていたら、捌きたてのアワビを試食させてくれたんだよね。
ほかにも、一夜干しの魚を試食させてくれる店もあったみたいなんだ。
新鮮な海産物や農産物を、試食しながら選べるのは魅力的だよ。
お店の人とのコミュニケーションが面白い
新鮮な魚介類や農産物を買おうと思ったら、輪島朝市以外にもいろんなところで買えると思うんだ。
でも、輪島朝市には、スーパーやコンビニにはない魅力があるんだよね。
それが、お店の人とのコミュニケーションなんだ。
僕が朝市通りを歩いていた際、輪島産のくるみをみつけて、思わず立ち止まって眺めていたんだ。
国産のくるみが格安で売られていたのが気になって、しばらく眺めていたところ、
「あんた、どっから来たん? まけとくさに、こうてくだぁ」
と、お店の女性がどんどん話しかけてくるんだ。
結局、くるみを販売していたお店の女性と、両隣のお店の女性の計4人で、20分くらい世間話をしていたんだよね。
話をしているうちに、お店の人たちと段々仲良くなって、
「わかった、わかった。500円支払ってくれりゃあ、悪いようにはせんよ」
と言われたから、思わず500円支払ってしまったんだ。
すると、1袋200円のくるみを3袋と、わかめやお茶をおまけに貰っちゃったんだ。
輪島朝市では、商品の値段はあってないようなものなのかもしれないね。
お店の人と仲良くなるのが、輪島朝市を楽しむコツなんだと思うよ。
店も客も得する「駆け引き」の歴史が面白い
朝市をぶらぶらを歩いていると、魚の一夜干しを販売している店が気になったんだ。
「朝市セット全部で1000円」と看板が出ていたんだよね。
ここでも、お店の女性と長話してみたんだ。
すると、その女性から、輪島朝市に店を出すためには、営業権利が必要だということを教えてもらったよ。
その権利については、先祖代々受け継がれてきたものらしく、自由に店を出すことはできない仕組みになっているそうなんだ。
福岡県の中洲に行った際、福岡の屋台でも、代々受け継がれる権利があると聞いたことがあるんだよね。
そんな話をしていると、自然とお店の女性とも仲良くなっちゃって、ふぐ、かれい、のどぐろ、ハタハタ、サバ、イワシの一夜干しを購入したよ。
看板に出ていた「朝市セット」を買ったはずなのに、ずいぶんたくさんのおまけをつけてもらっちゃったんだ。
お店の人と仲良くなれば、おまけをつけてくれたりと、お客は得することが多そうだね。
きっと、輪島朝市ではずっと昔から、みんなが元気になれるような、明日への活力が得られるような、真っ当な商売上の駆け引きが繰り広げられてきたんじゃないかな。
そんな歴史を感じられるのも、輪島朝市の魅力だと思うよ。
軽い食べ歩きや、ガッツリした朝食も楽しめる
輪島朝市が開催されている、朝市通りとその周辺には、朝から食事できる店も多いんだ。
おすすめは、朝7時半から開いている「朝市さかば」。
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夕方15時まで開いているから、朝食だけでなく昼食に立ち寄ることもできるんだよね。
その日輪島港にあがった魚を使った、海鮮丼は是非食べて欲しい逸品だよ。
「朝市さかば」の魅力は、それだけではないんだ。
輪島朝市で購入した魚を持って行けば、その場で料理してくれるんだよね。
朝市さかばは、輪島朝市を訪れたら、絶対に立ち寄って損は無いお店だと思うよ。
それ以外にも、輪島朝市には、食べ歩きできるご当地名物も多いんだ。
微炭酸の「輪島サイダー」は、朝市の至る所で購入することができるよ。
ほかにも、石川県の奥能登地方でつくられている魚醤(ぎょしょう)・「いしる」も味わってもらいたいね。
いしるは、魚介類に食塩を加え、発酵させた調味料なんだ。
秋田県の「しょっつる」、香川県の「いかなご醤油」と並んで、日本三大魚醤と呼ばれているよ。
この「いしる」を使った「いしるラーメン」や、「いしるせんべい」は、輪島朝市でしか食べられないご当地メニューだよ。
訪れて感じた、輪島朝市の気になる点
早めに訪れるか、遅い時間に訪れるか、それが問題だ
輪島朝市は、朝8時頃から正午まで開いているんだ。
人が多く訪れるのは、9時30分頃から10時30分頃まで。
早めに訪れないと、良い品が売り切れている場合もあるんだよね。
敢えて昼ごろ訪れると、交渉次第で値引きしてくれたり、おまけをつけてくれる場合もあるんだ。
新鮮で良い品を早めに買いに行くも良し、遅い時間に行ってお得な買い物をするも良し。
いろんな楽しみ方ができるのが、輪島朝市の魅力なんじゃないかな。
さいごに
輪島朝市は、地元の新鮮な商品が安く買えるのが魅力的なんだけど、それ以上にお店の人たちといろんな話ができるのが魅力的な朝市だね。
地元の言葉、旬の話題、魚の獲れ具合や野菜の出来など、いろんなことを教えてもらえるよ。
毎日たくさんの観光客や地元客と触れ合って、値段交渉しながら商売を続ける女性たち。
1000年以上昔から、同じようなやり取りがこの場で行われていたんだろうね。
能登半島に行く機会があれば、絶対に訪れてもらいたいおすすめスポットだよ。
じゃ、またね。
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