やあ、いちもくだよ。
石川県の能登半島には、日本三大パワースポットの1つと言われている、珠洲岬(すずみさき)があるんだ。
珠洲岬は、聖域の岬とも呼ばれているよ。
南から流れてくる対馬海流と、北から流れてくるリマン海流が衝突する場所であり、大地の気の流れも集まる場所でもあるから、自然界のパワーが集中している場所なんだ。
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聖域の岬(珠洲岬)とは
珠洲岬(すずみさき)は、石川県珠洲市にある岬のことだよ。
国土地理院が作成した地形図には、金剛崎の位置に「珠洲岬」と併記されているんだ。
能登半島の東端に位置する、金剛崎のことを珠洲岬と言うという説もあれば、その周辺にある禄剛崎(ろっこうさき)、金剛崎(こんごうさき)、長手崎(ながてさき)の岬を総称して「珠洲岬」と言うという説もあるんだ。
ガイドブックやパワースポットを紹介した本には、金剛崎を「聖域の岬」と称している場合が多いんだよね。
長野県の『分杭峠』、山梨県の『富士山』と並ぶ「日本三大パワースポット」の一つだと紹介されることが多いんだ。
珠洲岬が聖域とされている理由は、南から流れてくる対馬海流と、北から流れてくるリマン海流が衝突する場所であり、かつヒマラヤ山脈から中国大陸を通じ、カムチャッカ半島から日本へ流れてくる大地の気の流れも集まってくる場所だからなんだ。
古来から、自然界のパワーが集まる場所と考えられてきた、神聖な場所だよ。
現在でも、この珠洲岬を訪れようとしたら、車が無ければ不便な場所なんだ。
昔から簡単に訪れることができない場所だったのも、聖域とされる理由かもしれないね。
珠洲岬の見所
石彫りモニュメント
聖域の岬には、無料の駐車場が用意されているんだ。
駐車場のすぐ脇にあるのが、石彫りモニュメント。
「フレームストーン・夢の扉」という名前が付いていて、石の中央が四角くくり抜かれているんだ。
岬の風景を、石を使って切り取って見ることができる、不思議なモニュメントだね。
望気楼
石彫りモニュメントのすぐ横にあるのが、Small Villa 望気楼。
4つの小さな建物で、中に入れば岬の美しい風景を堪能することができるようになっているんだ。
建物の外観は鏡張りになっていて、中央の入口から入ることになるよ。
一歩足を踏み入れた瞬間、驚いて思わず声が出ちゃう人も多いんじゃないかな。
誰もが驚いてしまう理由は、景色の美しさではないんだ。
床がロープで吊られていて、ブランコ状になっているんだよね。
揺れる床の上で、気の向くまま美しい景色を堪能することができるよ。
空中展望台「スカイバード」
2009年に建てられた、珠洲岬を一望できる展望台だよ。
展望台に登るには、入場料を支払わなければいけないんだ。
自動販売機で購入できるのは
空中展望台入場料 大人500円 小人100円
青の洞窟・空中展望台入場料 大人1500円 小人200円
の2種類。
チケットのバーコードを、ゲートにかざして入場するよ。
建物の階段を昇れば、珠洲岬が一望に見渡せる絶景が広がっているんだ。
建物の手すりから下に見えるのが、空中展望台 スカイバード。
崖から9.5m突き出た場所にある、スリル満点の展望台だよ。
空中展望台には、柱が使われていないんだ。
足元には丈夫な金網があるとはいえ、歩くだけで揺れるから、恐る恐る先端へ向かうことになるんだよね。
展望台に着いても、風が吹くだけで橋全体が揺れてしまうんだ。
でも、空中展望台から見える景色は、最高に綺麗だよ。
ランプの宿
空中展望台から下を覗くと見えるのが、ランプの宿。
なかなか予約が取れない、大人気の宿泊施設なんだ。
全室がオーシャンビューになっているから、波の音を聴きながらゆっくりくつろぐことができるよ。
露天風呂もあるんだけれど、すぐそばにまで波が押し寄せてくるから、珠洲岬のパワーをしっかり受け止めることができるんじゃないかな。
パワーホール
珠洲岬の一番のパワースポットが、パワーホールと呼ばれる場所なんだ。
岬の海岸には、硬い溶岩でできている場所があるんだけど、その窪みに小さな石ころが入り、そ波の力で約500万年かけて大きな穴になったのが、パワーホールだよ。
珠洲岬には、たくさんのパワーホールがあるんだけど、それぞれ大きさはバラバラ。
大きいものだと、直径が約7mあるものもあるんだ。
パワーホールへ行けるのは、ランプの宿に宿泊している人のみなんだけど、空中展望台からパワーホールを見ることができるんだ。
聖域の岬
空中展望台「スカイバード」から奥へは、遊歩道が続いているんだ。
眼下を見渡せば、ゴツゴツとした大きな岩がいくつも見えるよ。
二手に分かれた遊歩道。
コースは左手に進むようになっているんだ。
ここが能登半島の最先端「聖域の岬」。
能登の語源ともなった、法道仙人が天へ登った岬だと言われている場所なんだ。
青の洞窟
青の洞窟へ入場するためには、入口で入場料を支払って、ヘルメットを貸してもらう必要があるんだ。
洞窟の入り口へは、坂を下りて行く事になるよ。
坂を下りた場所にあるのが、人工のトンネル。
トンネル内には椅子や机が用意されているんだけど、
椅子の正面にあるのは、トンネルの壁。
僕が訪れた際は、トンネルの壁に向かって座っている人は1人もいなかったよ。
トンネルを抜けると、ブルーライトで照らされた広い洞窟があるんだ。
岩に掘られた仏像や
岩の上に鎮座した仏像。
そして静かに波が押し寄せる、洞窟の入り口。
波打ち際には、白く丸い石がたくさんあるんだ。
この石は持ち帰っても良いと書かれてあったよ。
この場所は、縁結びや7つの願いがかなう神秘のパワーホールと言われているんだ。
洞窟の岩の上には、願いを込めて置かれたパワーストーンの数々。
とても神秘的なパワースポットだね。
自然環境保護センター
青の洞窟を抜けて、駐車場まで戻った場所にあるのが、自然環境保護センター。
静かに景色を楽しむことができるし
パワーストーンがお土産に売られていたりもするんだ。
大藤大蛇
自然環境保護センターを出ると、駐車場を挟んで向かい側にあるのが、やぶ椿の原生林だよ。
遊歩道に沿って歩くと、見えてくるのが石彫のモニュメント。
矢印のようにも見えるね。
更に原生林を進んでいくと見えてくるのが、大藤大蛇と呼ばれる樹齢300年の藤の木なんだ。
一度触れると、10年寿命が延びると言われているよ。
みかづきヶ浜
やぶ椿の原生林を抜けたところにあるのが、三日月形のプライベートビーチ「みかづきヶ浜」。
とっても静かなビーチで、時を忘れて海を眺めていられる場所なんだ。
さいごに
能登半島の東端に位置する珠洲岬は、古来聖域として守られてきた神聖な場所だったんだ。
交通が発達していなかった時代は、この地は秘境とされていたのかもしれないね。
岬の周辺は、海と大地と空の持つ大きなエネルギーを感じられる、心地よい空間だったよ。
珠洲岬を訪れたら、是非全身で自然の息吹を感じてもらいたい、素敵な場所だね。
じゃ、またね。
アクセス
住所 石川県珠洲市三崎町寺家10-11
駐車場 無料
営業時間 9時~16時