こんにちは、いちもくです。
日常の何気ないシーンをテーマにした、ヨシタケシンスケさんの絵本。
誰もが一度は経験したことがありそうな日常を、予想外のストーリーに持っていく独特の世界観が魅力的です。
イラストも可愛くてコミカルなので、子供だけでなく大人もワクワクしながら読み進められる作品が多数。
今回は、そんなヨシタケシンスケさんのおすすめ絵本を紹介します。
ヨシタケシンスケ先生の魅力
ヨシタケシンスケさんは、元々イラストレーターとして活躍していました。
大人向けの本・新聞・週刊誌などに、分かりやすいイラストをつける仕事をしていたんです。
そんなヨシタケシンスケさんの絵本は、日常の、本当に何気ない一瞬を捉えているのが特徴。
無意識にやってしまっている癖、普段しっかりしている人の気の抜けた瞬間など、誰しもが持っている人の弱さや愛おしさ、憎めなさがゆるいタッチで描かれています。
深いようで浅い、浅いようで深い。
でも読み終わったときにあたたかい気持ちになれる。
そんな子どもも大人も一緒に楽しめるのが、ヨシタケシンスケさんの絵本なんです。
おすすめのヨシタケシンスケ先生の作品
りんごかもしれない
ひとつのりんごを巡って、次から次へと繰り広げられる、不思議でユニークな世界観の絵本。
見方を変えれば、りんごひとつで無限に遊べます。
発想力で楽しく豊かに過ごす方法がぎっしりつまった絵本です。
このあとどうしちゃおう
しんだおじいちゃんのノートをひらいたことがきっかけで、「死」が気になってしまう。
おじいちゃんは、しぬのがこわかったのかな?
しぬのがたのしみだったのかな?
しんだらどうなる?
しんだらどうしたい?
死について、深く考えさせられる本でありながら、思わずクスッと笑える絵本です。
もうぬげない
ふくがひっかかってぬげなくなって、もうどれくらいたったのかしら。
このままずっとぬげなかったらどうしよう。
でも、なんとかなりそうな気もする。
ふくがぬげなくたって、人生なんとかなる。
子供と一緒に読めば、大笑いできること間違いありません。
りゆうがあります
子どもたちがついやってしまうクセ、それには、「りゆう」があるんです。
たとえば、ぼくがハナをほじるりゆう。
それは、ぼくのハナのおくにはスイッチがついていて、このスイッチをたくさんおすと、あたまから「ウキウキビーム」がでるからなんです。
ツメをかんじゃうのは、ツメをくわえて、大人にはきこえない音をだしているから。
この音は、ゴミすてばのカラスをおいはらうことができるんです。
びんぼうゆすりをしちゃうのは、モグラたちに、今日あったできごとを「モグラ語」で教えてあげているから。
ちゃんとしたりゆうがあれば、ハナをほじってもいいよね?
ふまんがあります
なぜなら、大人はいろいろとズルいから。
どうして大人は夜おそくまでおきているのに、こどもだけはやくねなくちゃいけないの?
どうしておふろにはいる時間を大人がかってにきめちゃうの?
どうしておとうとが悪いのに、わたしばっかりおこられるの?
こどもにだって、ズルい大人にいろいろふまんがあるんです。
ぼくのニセモノをつくるには
やりたくないことをやらせるために、ニセモノロボをつくることにしたけんた。
でもロボは、ホンモノのけんたをめざすあまり、けんたのことをあれこれ知りたがるようになります。
ぼくってなに?
じぶんらしさってなに?
じぶんを知るって、めんどくさいけど、おもしろい。
あるかしら書店
その書店は、知る人ぞ知る「なんでもある」書店だったんです。
店主に「ありますか?」と質問すると、必ず「ありますよ」と本を差し出してくれます。
「なんでもある」書店で出会えるのは、不思議な本や、あるかもしれない本にまつわるグッズや仕事。
読み終わる頃には、改めて本の魅力に気づけるかもしれません。
なつみはなんにでもなれる
なつみは、「すごくいいことおもいついたよ!」と、おかあさんのところにやってきます。
そして、「なんのまねをしているか、あてるゲームだよ!」と、問題をだしはじめるなつみ。
毛布にくるまったり、手をぐるぐる回したり、身近なものをからだをつかってまねしていきますが、おかあさんはなかなか当てられません。
ほのぼのとしたストーリーですが、なつみの着眼点は天才的です。
つまんないつまんない
「せかいいち つまんない ゆうえんちってどんなところなんだろう」
「おとなは つまんないとき どうしてるんだろう」
頭の中に次々と浮かぶ「つまんない」こと。
「つまんない」ことをいっぱい考えるのは、実は面白いんです。
さいごに
日常の何気ないシーンをテーマにした、ヨシタケシンスケさんの絵本。
誰もが一度は経験したことがありそうな日常を、予想外のストーリーに持っていく独特の世界観が魅力的です。
イラストも可愛くてコミカルなので、子供だけでなく大人もワクワクしながら読み進められる作品が多数。
子供だけでなく、大人が呼んでも大笑いできておすすめですよ。
それじゃ、またね。