【書評】図でわかる!妹に教えたい世界のしくみ|読むと知った気になれる、世の中のしくみを分かりやすく図表にまとめた本

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やあ、いちもくだよ。

先日、親戚の法事に妻と娘2人の4人で参加する機会があったんだ。

厳かな雰囲気で、初めて会う人たちも多かったから、娘は少し戸惑っていたみたいなんだよね。

法事が終わって、ホッとした表情の娘は、

「ところで親戚って、どこまでが親戚なの?」

と質問してきたんだ。

気になったから、自宅に帰って、娘と一緒に親戚について調べてみたよ。

ちなみに民法においては、6親等以内の血族と配偶者、そして3親等いにの姻族が親族と規定されているんだ。

自宅の本棚に並んだ本の中から、親族について書かれていそうな本を探していたら、数年前に買った『図でわかる!妹に教えたい世界のしくみ』という本を見つけたんだよね。

親族についてだけでなく、読めば様々な世の中の仕組みを「知った気になれる」面白い本だよ。

 

『図でわかる!妹に教えたい世界のしくみ』

 

出版社 笠倉出版社
ISBN-10 477305557X
ISBN-13 978-4773055573
発売日 2014年12月25日

 

読んでみて感じた、『図でわかる!妹に教えたい世界のしくみ』の魅力

インパクトのある表紙

『図でわかる!妹に教えたい世界のしくみ』の表紙は、子供の頃どこかで見たようなデザイン。

小学生が使う、学習帳に似せてつくられたデザインだね。

デザインだけでなく、描かれているイラストもかなりのインパクト。

書店に平積みされていたら、思わず手に取ってしまいそうなタイトルとイラストかもしれないね。

僕が一番面白く感じたのが、表紙下のサブタイトル。

大きな字で書かれた

図解 知った気になれる!

政治宗教の派閥や力関係から経済のしくみまでいいかげんに図表化!

この「知った気になれる!」というのは、この本の特徴を言い表している気がするんだ。

 

設定も強烈

本書の登場人物は、2人。

世界の真実を知っていると確信している、社会のことを「バビロン」と呼ぶ引きこもりの兄と、できれば兄とかかわりを持ちたくないと思っている妹の2人なんだ。

特に整理する必要もない、世の中の仕組みを、いいかげんな漢字に組織図や樹形図やチャート表にまとめて解説しているのが、この『図でわかる!妹に教えたいせかいのしくみ』なんだ。

各ページの冒頭でやりとりされる、兄と妹の掛け合いは、解説の導入として使われているよ。

 

読みやすい構成

本書のほぼ全てのページは、見開き構成の図表になっているんだ。

図表になっているから、年齢を問わず分かりやすく世界の仕組みを理解したつもりになれるよ。

 

役に立つしくみと、雑学として楽しめる知識がある

『図でわかる!妹に教えたい世界のしくみ』には、全部で67のしくみが見開きで紹介されているんだ。

 

もくじ

  1. まえがき
  2. 日本政府のしくみ
  3. アメリカ政府のしくみ
  4. 中国政府のしくみ
  5. 江戸幕府のしくみ
  6. 江戸時代の支配のしくみ
  7. GHQのしくみ
  8. 警察組織と警察官っぽい公務員の種類
  9. アメリカの警察組織
  10. 三菱グループのいろいろ
  11. 裏社会のしくみ
  12. 日本の政党の系譜
  13. 自民党派閥の系譜
  14. 世界の宗教の諸派と相関
  15. 日本の仏教各宗派に至る流れ
  16. 新興宗教の系譜
  17. 日本のプロレス団体の系譜
  18. 語族の系譜
  19. 日本の鉄道ファンとミリタリーオタクの派閥
  20. 押尾学に至るロックの系譜
  21. 親戚のしくみ
  22. ギリシア神話の神々の家系
  23. 旧約聖書登場人物の家系
  24. まんがタイムの家系
  25. エグザイルトライブの構成と変遷
  26. 国内自動車メーカーの資本提携のしくみ
  27. 交通系ICカードの関係
  28. インテリジェンスコミュニティのしくみ
  29. アメリカギャング組織の敵対関係
  30. コロンビア麻薬戦争のしくみ
  31. インターネットのしくみ
  32. エネルギー資源利用の流れ
  33. 選挙のしくみ
  34. 裁判のしくみ
  35. 天国と煉獄と地獄のしくみ
  36. カトリックの聖人のつくりかた
  37. 仇討ちのしくみ
  38. ストーカーのなりかた
  39. お金の流れ
  40. 自己破産のしくみ
  41. 食物連鎖のしくみ
  42. フランスの政体の変遷
  43. 競走馬の一生
  44. クラゲの一生
  45. 新入社員の一生
  46. ボクサーの一生
  47. 官僚の一生
  48. 落語家の一生
  49. おすもうさんの一生
  50. 亡者の一生
  51. 刑務所の一日
  52. この本の一生
  53. 天地創造のスケジュール
  54. 世界の終わりのスケジュール
  55. 大仁田のカリスマのしくみ
  56. 時代劇の判別のしかた
  57. 軍隊のしくみ
  58. オーケーストラのしくみ
  59. 食肉の種類
  60. クジラのつかいかた
  61. コーヒーの種類
  62. パスタの種類
  63. 叙勲の種類
  64. 文化財の種類
  65. 宇宙人との接近遭遇の種類
  66. タモリのレギュラー番組年表
  67. 七曲署刑事在籍年表
  68. 元号西暦対照表
  69. あとがき
  70. 参考文献

「日本政府のしくみ」や「江戸幕府のしくみ」は、組織づくりの参考になってとっても面白かったんだ。

中学や高校で学ぶ内容を、もう少し深く掘り下げた内容になっているね。

僕は料理が好きだから、「食肉の種類」や「コーヒーの種類」、「パスタの種類」なんてのも、知らない知識が豊富で参考になったよ。

政治や宗教、ギャンブルなど、世の中のしくみが分かりやすく図表にまとめられていて、とっても分かりやすいんだよね。

ネタとして読むのにぴったりなのは、「押尾学に至るロックの系譜」、「エグザイルトライブの構成と変遷」、「まんがタイムの家系」、「タモリのレギュラー番組年表」、「七曲署刑事在籍年表」などなど。

読みやすくまとめられていて、雑学として読むのにふさわしい内容になっているよ。

 

読んでみて感じた、『図でわかる!妹に教えたい世界のしくみ』の気になる点

あくまでも「知った気になれる!」内容

本書は非常に読みやすくまとめられていて、子供から大人まで楽しく読むことができる構成になっているんだ。

でも、まとめられた内容は、若干気になる箇所もあるんだよね。

たとえば、「押尾学に至るロックの系譜」。

カントリー・ブルースから始まり、押尾学に至るまでのロックの系譜が紹介されているんだけど、あくまでも筆者の考えを元にしてつくられた図表なんだ。

「お金の流れ」というページでも、日本政府と日本銀行から始まり、キャバ嬢からホストへ、最後に孤児院に寄付という流れも示されているよ。

「食物連鎖のしくみ」では、ワニ皮がバッグへ、それがキャバ嬢へ渡りホストへ、最後に孤児院に寄付されるという流れになっているんだ。

真面目な内容もあれば、ネタとして楽しむためのページもあるから、あくまでも世の中の仕組みを「知った気になれる」読み物として楽しむのがいいだろうね。

 

ブログとの共通点

『図でわかる!妹に教えたい世界のしくみ』は、世の中の仕組みを見開き2ページにまとめた、とっても読みやすい本なんだ。

目次を順番に眺めてみると、関連した内容が順に続いているのが分かるんだよね。

まとめられる内容は、読み進めるに連れどんどん多岐に渡っていくんだ。

何となく、本書の構成とまとめブログの構成が似ている気がするんだよね。

本の中で、妹キャラはこう言う場面があるんだ。

「そもそも世界のような複雑なものが図表のような単純なもので正確に示せるわけがないので、だいたいいいいかげんで説明不足どころがまちがっているところもありますけど、察してください。もしこの本を小さなお子さんが呼んで、学校のテストでこの本の通りに答えたら、きっとバツにされると思います」

本書で得た知識は、すぐに他人に披露するんじゃなく、一旦他の情報元と比較した上で、正確な情報かどうか確認するのがいいかもしれないね。

 

さいごに

『図でわかる!妹に教えたい世界のしくみ』の表紙に、「知った気になれる!」と書かれているように、内容を全て鵜呑みにしてしまうのは危険な気がするんだ。

あくまでもネタとして楽しむためのページもあるからね。

ネタをネタとして見抜ける人であれば、本書を存分に楽しみながら読むことができると思うよ。

まさに知った気になれる本としては、最高に面白い本だね。

じゃ、またね。

 

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