やあ、いちもくだよ。
僕は普段営業の仕事をしているんだけど、毎日のランチはほぼ外食なんだ。
取引先の担当者と一緒にランチをする機会も多いんだけど、そんなときのお店選びには毎回気を遣ってしまうんだよね。
何度か行った店であれば雰囲気や料理も分かるんだけど、初めて訪れる土地だと、行った事のない店に入るのは結構勇気が必要なんだ。
一緒に行く人の苦手な食べ物や嗜好を、ある程度理解しておく必要もあるからね。
それに、せっかくだったらその土地の美味しいものを食べたいしね。
そんなお店選びに、僕は食べログなどの口コミサイトを活用しているんだ。
とは言っても、僕が店選びをする際に参考にしているのは、口コミサイトの星の数じゃないよ。
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集合知だけで判断しない
食べログをはじめ、飲食店の口コミサイトはたくさんあるよね。
そんな口コミサイトのランキングやレビューや評価は、参考になるものもたくさんあると思うんだ。
こうした、たくさんの人による大量の情報を集めた集計や体系化したものは、「集合知」と呼ばれているよ。
食べログであれば、各店ごとに口コミ一覧があって、星やレビューが数多く書かれているよね。
でも、星をつけたりレビューを書いたりする人たちは、年齢も性別も年収も好みも一人一人違うはずなんだ。
だから食べログでお店を探す際、星の数だけで判断してはいけない気がするんだよね。
なぜなら星の数は、様々な人たちの評価を集めた平均点なわけだからね。
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後輩と訪れた店
今週は、会社の後輩と一緒に出張に出ているんだけど、昼時になったから僕の好きな店に一緒に行ったんだ。
後輩はその店が初めてで、順番待ちしている間にスマホで店の情報を調べていたみたいなんだよね。
しばらく調べてから
「先輩、この店、食べログでは『接客態度が悪い』とか『料理が出るのが遅い』とか書かれていて、評価も3しかないんですけど・・・」
と話しかけてきたんだ。
思わずムッとしてしまったよ。
僕の嗜好をけなされた気がしたからね。
実際に、その店ではランチタイムには順番待ちになることが多く、店員さんも接客や料理を準備するのに大忙しなんだ。
その日は、僕と後輩が席に通されるまで数分待ったんだ。
席に通されて料理が運ばれてくるまでは、さほど時間はかからなかったけどね。
運ばれてきた料理を見て、後輩は目を丸くしていたんだ。
その店の料理は、地元で採れる新鮮な魚介類や野菜をふんだんに使っていて、価格もリーズナブル。
後輩は料理を食べながら
「この値段でこんなに美味しくてボリュームがあるなんて、なんていい店なんだ!」
なんて、コロッと態度が変わっていたよ。
そんな店だからなのか、地元の根強いファンが多くて、一見さんの少ない店なんだ。
もしかすると、食べログに書かれていた「接客態度」や「待ち時間」の口コミは、その店をめったに利用しない人が書いたものだったのかもしれないね。
集合知に振り回される人
集合知だけを当てにして、自分の目で見て判断することができなければ、集合知に振り回されるだけで、本当に良いものを見つけることはできない気がするんだ。
集合知は、自分で何かを判断する際の、ひとつの参考でしかないと思っているよ。
集合知を盲信しすぎて、集合知に振り回されてしまうのは、本当にもったいない気がするんだ。
集合知で出る評価や点数は、自分の感性や嗜好と、必ずしも同じではないと思うよ。
人によっては、「とにかく安くてボリュームがあれば、味は二の次」という価値観を持っているかもしないし、「値段よりも料理の美しさや味を大切にしたい」という人もいると思うんだ。
そんな様々な価値観が集まって出てきたのが、集合知の点数だと思うよ。
集合知を参考にする際の注意点
点数やレビューを参考にする際、気を付けるべき点はいくつかあると思っているよ。
一番気を付けるべきなのは、「ステマ」じゃないかな。
お店に関わっているスタッフが、高評価の点数やレビューを書き込んだり、ライバル店に悪いレビューを書いたりすることが、以前は行われていたみたいなんだ。
最近の食べログでは、こうしたステマ行為については、運営側が厳しくチェックしているみたいだよ。
他にも、影響力のあるレビュアーの書いたレビューについては、点数に反映する割合を調整するなど、運営側で日々の努力や仕組みの改善活動が行われているんだ。
こうした取り組みを知っておくと、食べログで点数が高い店は、影響力のあるレビュアー達が良いと判断した店だという事になると思うよ。
地元でしか知られていない店や、新しくできた店の場合は、必然的に点数が低くなりがちなんじゃないかな。
集合知の使いこなし方
僕は、星の数や高評価のレビューだけでお店を選ばないようにしているんだ。
食べログで気になるお店があったら、そのお店のレビューの中に、自分と似た感性を持った人がいないか探すようにしているよ。
自分と同じような年齢や嗜好、感性を持っている人がいたら、その人が他にどんな店でレビューを残しているか、ざっと調べるようにしているんだ。
このやり方を続けていると、自然と自分と感性の似た人が何人か見つかるんだよね。
その人たちが高い評価をしているお店を選べば、お店選びに失敗する確率が格段に少なくなったよ。
他にも、星の数にも注意するようにしているんだ。
星の数は、いわば平均点だよね。
平均点がどのくらいの人数から出ているかに注目してみるのも、自分の感性に合ったお店選びに役立つ気がするんだ。
多くの人数から算出された平均点だとしたら、それだけ人気のお店なんだと思うよ。
結局は経験するしかない
口コミサイトの評価やレビューを参考にするのもいいけれど、あまり他人の評価ばかりを気にするのもどうかと思うよ。
感性は人それぞれだし、体調や気分、時間帯によっても、お店や料理に対する印象は全然違ってくるからね。
他人がどう評価したかはあくまでも参考程度に、最終的には、自分がどう感じてどう料理を味わえたかが大切なんじゃないかな。
僕は
- 評価やレビューの数が多いお店を探して
- その中で、自分と似た感性を持ったレビュアーを探す
ことで、集合知を活用するようにしているよ。
でも、これらはあくまでも参考にするだけ。
その日の気分や体調に合わせて、気になる店があったらふらりと立ち寄ることもたくさんあるんだ。
大切な接待やデートであれば別かもしれないけれど、お店選びで取り返しのつかない大きな失敗をすることなんて、まずないと思っているからね。
じゃ、またね。
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