やあ、いちもくだよ。
僕は料理が好きで、週末は小学生の娘と一緒にいろんな料理をつくることが多いんだ。
娘と一緒に料理するようになってから数年経つんだけど、最近は栄養バランスを考えた献立を考えたり、体調に合わせた食材選びについて一緒に考える機会を増やすようにしているよ。
たとえば、普段の料理に薬味を添えるだけでも、味のアクセントになるしカラダに良い効果が期待できるんだよね。
最近料理によく使っているのが、ワサビ。
寿司や刺身だけでなく、焼き肉や納豆にも合う食材なんだ。
ワサビには抗菌作用があるだけでなく、老化の原因となる「活性酸素」の発生を抑える効果もあると言われているよ。
だから我が家では、チューブ入りのわさびだけでなく、必要な量をその場でおろせる「生わさび」を買うことが多いんだ。
おろしたてのワサビは、チューブ入りのものとは香りが全く違うんだよね。
今回は、僕がワサビおろし器を選ぶ際に注意しているポイントと、おすすめのワサビおろし器を紹介するね。
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基本のワサビのおろしかた

生ワサビは、スーパーや百貨店の野菜コーナーで意外と簡単に手に入るんだ。
買ってきた生ワサビは、軽くブラシなどで表面の汚れを落としておこう。
ワサビに茎が付いた状態の場合は、茎をむしっておくよ。
手で簡単に取り除くことができるんだ。
表面のごつごつした部分を包丁でそぎ落としたら、いよいよおろし器でワサビをすりおろしていくよ。
おろすときは、ワサビを「の」の字を描くように動かすんだ。
おろすときにもう1つ大事なのが、必ず「笑いながら」おろすということ。
これは昔から言われていることで、「ワサビは力を入れずに、優しく細かくおろしなさい」という意味なんだ。
確かに、しかめっ面をしておろすよりも、笑いながらおろした方が、力が入らず細かくおろせるだろうね。
ワサビは、きめ細かくおろすほど辛味が増すよ。
これは、わさびの細胞が壊れることで、辛味成分が生まれるからなんだ。
だからおろしてから時間が経ったワサビは、包丁の背で叩いたりすれば、辛みを出すことができるんだ。
生ワサビは、毎回使い切る量だけおろすのがおすすめ。
おろしたてのワサビは、味や香りが全然違うからね。
残った生ワサビは、水にぬらして新聞紙でくるんで冷蔵庫に入れておけば、2~3週間はもつんだ。
おろしたワサビは、その都度使い切るようにしておけば、毎回美味しいワサビを楽しむことができるよ。
ワサビおろし器の選び方
素材で選ぶ
ワサビ用のおろし器は、様々な素材でつくられたものが販売されているんだ。
金属やセラミック素材でつくられたものを選べば、食洗器で洗うことができるよ。
安価に購入しようと思ったら、プラスチック素材のものを選ぶのもいいだろうね。
市販されているワサビおろし器は、主に次のような素材のものがあるんだ。
- 鮫皮
- プラスチック
- セラミック
- ステンレス
- 銅
- アルミ
鮫皮
鮫皮のおろし器は、昔から日本で使われてきたんだ。
江戸時代の宮大工が、鮫皮をやすりとして使用していたのにヒントを得て、木の板に鮫皮を貼り付けてワサビをすりおろすようになったと言われているよ。
鮫皮は、人間の歯と同じエナメル質でできているんだよね。
ゆっくりすりおろせば、たっぷり空気を含んで、クリーミーでまろやかな仕上がりになるよ。
香りがしっかりと立って、ツンとくる辛みも楽しむことができるんだ。
プラスチック素材
プラスチック素材のおろし器は、安価に手に入るのが魅力なんだ。
軽くて丈夫だから、気軽に使えるのも嬉しいね。
でも、長い間使っているとニオイや色が付いて落ちなくなったり、刃が痛みやすいというデメリットも持っているよ。
セラミック素材
セラミック素材のおろし器は、耐久性に優れているんだ。
焼き物だから目に鋭さは無いけれど、おろし器に穴が開いていないから、すりおろした繊維が引っかかることも少なく、お手入れしやすいよ。
ステンレス素材
サビやニオイに強いのが、ステンレス素材のおろし器の特徴だよ。
金属でできているから、目が鋭く耐久性があるんだ。
銅素材
銅は抗菌作用を持っていて、耐久性のある素材なんだ。
銅でできたおろし器は、繊維を潰すことなくすりおろせるから、ふんわりしたおろしが作れるのが魅力。
1つずつ手作りで仕上げた高級品も多いから、1つあればさまざまな薬味を美味しくおろすことができると思うよ。
アルミ素材
軽くて取り扱いしやすいのが、アルミ素材でできたおろし器。
アルミはサビが出やすい素材なんだけど、表面を皮膜処理した「アルマイト製」のおろし器であれば、サビにくく長く使えるよ。
さまざまな素材でできたおろし器があるけれど、注意したいのはワサビは金気を嫌うということ。
おろしたら、できるだけ早めに陶器などに移すのがおすすめだよ。
サイズや形状で選ぶ
さまざまなサイズのおろし器があるけれど、ワサビをおろすためだけに使いたければ、小さなサイズでも充分だろうね。
もしもショウガやニンニクなどの食材もおろしたい場合は、小さなおろし器では不便だと思うよ。
おろし器のサイズは、ワサビ以外にどんな食材をおろしたいかを考えて選ぶのがいいだろうね。
おすすめのワサビおろし器
鮫皮おろし 長次郎 大

サイズ | 138×82×82mm |
素材 | 鮫皮 |
本鮫皮でできたおろし器。
生ワサビの香りと辛さを引き出せる、おすすめのおろし器だよ。
ワサビをきめ細かくすりおろすことができるんだ。
金属製のおろし器に比べると、おろすのに時間がかかるのが気になるけれど、鮫皮でおろしたワサビの方が風味は断然上だと思うよ。
ツボエ わさびおろし サメ吉 大 BOL441

サイズ | 130×145×255mm |
材質 | ステンレス |
ステンレス製のおろし器。
鮫皮に比べると、軽い力で素早くおろせるのが魅力なんだ。
鮫皮ほどきめ細かくすることはできないけれど、十分ワサビの風味を楽しむことができるよ。
使った後のお手入れが楽なのも嬉しいね。
下村工業 味わい食房 セラミック製 薬味おろし器 ASO-618

サイズ | 104×97×23mm |
素材 | 磁器 |
おろし器の底には、シリコンゴム製の滑り止めが付いていて、片手で楽におろすことができるよ。
陶器でできた突起部分が、ワサビをフワフワの状態にすりおろしてくれるんだよね。
金属ではないから、特有の「金気」が付かず、ワサビ本来の風味を楽しむことができるんだ。
本わさび専用おろし板 鋼鮫
サイズ | 170×83×1mm |
素材 | ステンレス |
鮫皮でおろしたような細やかな仕上がりを実現してくれる、鋼鮫(はがねざめ)。
おろし面の模様が「わさび」の文字になっているユニークなデザインが魅力的なんだ。
きめ細やかでふんわりしたワサビにおろすことができるよ。
鮫皮のおろし器に比べて、使った後洗ってすぐに片づけられる手入れのしやすさが魅力のおろし器だね。
貝印 薬味おろしセット DH-5704

サイズ | 100×100×45mm |
材質 | ステンレススチール、ABS樹脂 |
わさびおろしとしょうがおろしがセットになったおろし器。
わさびおろしは、鮫皮のような目立てになっているから、なめらかできめ細かいワサビにおろすことができるよ。
しょうがおろしは、繊維がつぶれず細かいおろしにできるんだ。
シンプルで手になじむ、使いやすいおろし器だよ。
大矢製作所 純銅製おろし金 両面 4番

サイズ | 225×130mm |
素材 | 純銅、スズメッキ |
表が大根用、裏面が薬味用のおろし器。
ワサビをすりおろす際は、裏面を使うのがおすすめだよ。
刃が鋭いから、素早くワサビをおろすことができるんだ。
さいごに
ワサビは抗菌作用があるだけでなく、老化の原因となる「活性酸素」の発生を抑える効果があると言われているよ。
ほかにも、血流促進効果やデトックス効果も期待できるとされているんだ。
ワサビは寿司や刺身を美味しく食べるためだけでなく、体にもいい食材なんだね。
チューブ入りのワサビもいいけれど、ぜひ一度生ワサビを食べてみるのをおすすめするよ。
その場ですりおろしたワサビは、風味が全く違うから、ワサビに対するイメージが大きく変わってしまうかもしれないよ。
じゃ、またね。



